アイルランドの「水色の温泉」とは? ふかわりょうが語る、教えたくないほど素敵な街

J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。4月20日(土)のオンエアでは、ふかわりょうさんが大好きなアイスランドや、とんぶりについて話しました。


■アイスランドは「地球」が感じられる

ROCKETMAN名義でのDJ活動、多数のエッセイを発表するなど、マルチタレントとしても知られるふかわさん。アイスランドに興味を持ったきっかけは、何だったんでしょうか?

ふかわ:エコについて考えたとき、我慢を強いるんじゃなくて、もっとナチュラルに地球を愛することができないかと思ったんです。地球が生きていることを実感できればいいんだと思って、そういうアンテナを広げて、引っかかったのが北欧のアイスランドでした。
葉加瀬:なるほど。
ふかわ:向こうに行くと、間欠泉があったり、地球のプレートがむき出しになってたりと、地球を感じられるスポットがいくつもあるんです。そういうものを体感したときに「我々は地球で暮らしてるんだ。地球の子どもたちなんだ」ということが私の頭の中で展開したんです。

ふかわさんが初めてアイスランドを訪れたのは、およそ10年前。始めの頃は、間欠泉などの自然の写真を撮っていましたが、3度目に訪れたときに目的が変わったそうです。

ふかわ:緑の草原の絨毯の上で羊が寝そべっていたり、草を食べていたりしている様子が幻想的だったんです。そこからは毎年、羊に会いに行くようになったから、羊の写真ばかりになったんです(笑)。

アイスランドの首都・レイキャビクには人口のおよそ8割が住んでおり、郊外に行くと人に会わず、会うのは羊ばかりだそうです。

ふかわ:荒涼とした大地をひとりで車で走っていると、寂しいというか、心の隙間にふわふわした羊がどんどん入ってきて、すごく愛おしい気持ちになったんです。
葉加瀬:わかります。牛じゃダメなんだよね(笑)。
 

ふかわりょう

 

 


■アドバイスは「オーロラを期待しない」

オーロラを楽しみにしてアイスランドに行く人もいますが、あくまでもおまけ程度に考えたほうがいいとアドバイスしました。

ふかわ:過度な期待を抱くと、見られなかったときの残念感が非常に強くなる。そこに気を取られちゃうと、他の魅力が薄まってしまいます。僕がひとつおすすめしたいのは、温泉です。地熱を利用した温泉で、ブルーラグーンがあるんです。水色が非常に綺麗で、水着を着用して男女、国籍を問わずみんながほっこりと浸かっています。そこはおすすめです。

イチオシは、アイスランド北部の都市・アークレイリ。ラジオで教えたくないくらいすばらしいそう。

 

 

 

 

ミーヴァトン・ネイチャーバス

 


ふかわ:入江がきれいで、朝は大きな雲がゆっくりと浮遊しているような街です。カラフルなおもちゃのような家や教会が建っていて、そこから車でさらに走ると大きな滝に遭遇します。ミーヴァトン・ネイチャーバスという、あまり知られていない水色の温泉があります。ここはブルーラグーンとはまた違った、地球の感謝にも繋がるような場所があります。

滝は、日本の滝とは異なり、ダイナミックな荒々しいものが多いことがが特徴です。

ふかわ:巨大な滝とひとりで対峙すると畏怖の感情も芽生えます。その気分はなかなか味わえません。しかも、柵が無いから日本とは違った距離感です。滝が枯れたところもあって、林を抜けていくと絶壁が現れます。水が一滴も落ちてません。そこにいるとこのまま自然に飲み込まれてしまうんじゃないかという気持ちで、これ以上踏み込むことはできない、帰って来られない領域だと思って、怖くて逃げ出しました(笑)。

アイスランドを訪れたときは、自分で作った“アイスランドコンピ”を聴いているというふかわさん。写真ではなく音楽のほうが思い出に残るそうです。

ふかわ:カメラを持って行くと、撮ることに気を取られて瞬間を取り込めない気がするんです。カメラを持って行かなかったときがあって、音楽をお供に旅をすると、そのときに見たものの空気が音に刷り込まれます。のちにそのコンピを聴くとたちまち思い出します。


■体によくておいしい、とんぶりの応援ソング

ふかわさんは、3月に『とんぶりの唄』をリリースしました。

葉加瀬:とんぶりに注目した音楽って、どういうこと?
ふかわ:私も昨年末まで知らなかったんです。食べても味もしないし、「なんだろう」と思って頭で解釈できなかったんですけど、明太パスタに入れたものをいただいたら衝撃が走ったんです。明太のプチプチ以上にプチプチ感を出してくれる。とんぶり自身も輝いていますが、まわりの共演者もみんな輝いちゃうんです。トロロに入ったりとか、納豆に混ぜたりすることで、全体がものすごく輝くんです。栄養価も高く、ビタミンも食物繊維もあって、魚卵じゃないのですごく体にいい。それなのに、秋田県大館市のほうでしか作られていなくて、後継者も多くない状態です。こんなに素敵なものが衰退してしまうのはもったいないと思って、誰にも頼まれてないけど応援ソングを作りました。
葉加瀬:(笑)。もともと、秋田とつながりはあるんですか?
ふかわ:全くありません(笑)。

最後に「ふかわさんにとって『旅』とは?」という質問をすると、「ミュージッククリップです。旅には常に音楽が寄り添っていて、音楽とともに景色を味わっています。自分だけのミュージッククリップを毎回、堪能しています」と答えました。

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【番組情報】
番組名:『ANA WORLD AIR CURRENT』
放送日時:土曜 19時-19時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/

 

 

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【西武】源田壮亮選手インタビュー 1番打者でも初球から打とうと思わせた栗山巧選手の言葉とは?

4月19日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの西武―楽天4回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。努力が結果に結びつかない日々の心境について訊いた。

――先週の金曜日、ソフトバンク戦(4月12日、1回戦)は1番打者を今シーズン初めて2試合連続で務めました。1打席目の初球を積極的に打ちにいった姿は、源田選手の決意の表れに見えました。
源田「試合前にいろんな選手と話をしているなか、栗山(巧)さんの一言で『初球から打ってみようかな』と思えて打ちにいきました」

――栗山選手の一言とはどういった言葉だったのでしょうか?
源田「栗山さんも1番や2番をずっと打ってきて、『1番打者は難しいけど何もない状態からスタートできることを強みと思って、凡退してもあまり気にしなくてもいいんじゃないか。考えすぎてもいいことはないよね』という話をして、初球から思い切って打ってみようと思ったんですけど結果は最悪の凡退でした」

――源田選手の方から栗山選手に声をかけたのでしょうか?
源田「(西川)愛也と話している時に栗山さんから話しかけてくれました」

――先週の金曜日(4月12日)ライオンズナイターのインタビューで、源田選手は「何も考えずにどんどん振っていく1番打者がいても面白い」とおっしゃっていましたね。
源田「僕はどんどん振っていくタイプじゃないので難しいですね」

――それはほかの人に任せておいてということでしょうか?
源田「はい。本当に考えていない人がいたらいいなと思います(笑)」

――今日の西武先発は今井達也投手です。今シーズンの投球を見ていて感じることはありますか?
源田「すごく気持ちを前面に出して投げているなと思いますし、『俺がやるんだ』という気持ちが伝わってくるので本当に頼もしいなと思っています」

――守りがいがありますね。
源田「そうですね。周りを見て声をかけながら投げているので、年々すごくいい変化が見えてきて嬉しいです」

――努力が結果に結びつかない日々ですが、源田選手はどのような心境で戦っていますか?
源田「シーズン中のどこかで結果が出ない時はどのチームも絶対にありますし、それが今きているのかなと思います。それでも借金4(4月18日時点)なので、まだまだこれからだと思います」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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