中居正広、電話帳のような台本を全て覚えて...話題書『ジャニーズは努力が9割』の著者が語る

ジャニーズの人気の秘密に迫る新書『ジャニーズは努力が9割』が話題となっている。彼らは華々しい活躍の裏で、どんな努力を重ねているのか? 著者である霜田明寛に話を聴いた。霜田は『WEBマガジン・チェリー』の編集長でもある。

【9月2日(月)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190902101005(2019年9月9日29時59分まで )


■岡本健一に言われてハッとしたひとこと

霜田は、自身もジャニーズJr.のオーディションを受けた経験があるという元祖"ジャニヲタ男子"だ。

サッシャ:なぜ、ジャニーズは努力が9割だと思うようになったのですか?
霜田:オーディションは落ちてしまったんですが、その翌年、元男闘呼組の岡本健一さん主演の舞台に、端役ですが出させていただいて。そのとき、周りはみんな演劇をがんばっている人たちだったんですが、僕だけはジャニーズに入りたいという思いで、その思いを岡本さんに伝えようと。一回落ちているので怖くて緊張しながら聞いたんですけど、岡本さんは僕がジャニーズに入りたいですと言うと、まっすぐこちらを見て「努力できる?」ってひとこと言ったんです。
増井:第一声がその言葉ですか!
霜田:はい、まったく笑わずに。その瞬間、僕はハッとして。そのあと岡本さんが「知らないところで彼らは努力しているから、その覚悟はあるのか」と。僕がそれまで何をやってきたかではなくて、これから未来、どうするつもりなのかということを問われて。今考えると、それってジャニー喜多川さんのジャニーズJr.選抜のときの基準と近いんです。それでハッとして、「彼らは顔がかっこいいだけの人たちじゃないんじゃないか?」と考えるようになったんです。


■岡田准一は学びにストイック!

本書は、ジャニーズのタレント16人を例に、彼らがどんな努力を重ねてきたのかインタビュー記事をベースに掘り下げられている。自身が集めた雑誌などから参照したという。

たとえば、J-WAVEの番組『GROWING REED』ナビゲーターでもおなじみの岡田准一の努力について、霜田さんはこう語った。

霜田:岡田さんは10代のころにV6としてデビューして、そのあと、なんと1日映画3本、本1冊を読むというノルマを自分に課して。しかも観終わったあとに、映画なら感想を書いたりカット割りを描いたりという、文化的な努力をずっとしていたそうです。
サッシャ:観るだけじゃないんですね。
霜田:『GROWING REED』などを聴いていて、作家や映画監督などに「わかってるな」みたいな感じのことを言われているのも、そういう努力があってこそなんだなと感じます。

岡田は番組で、幸せなことは何かを訊かれた際、学びだと答えたこともあったという。ストイックな人柄と、旺盛な知識欲が伺い知れるエピソードだ。


■中居正広の"司会力"の背景には...

数々の番組で司会を務める中居正広も、もともとおしゃべりなわけではなく、故・ジャニー喜多川さんに、「君、暗いよ」などと言われることもあったようだ。場を盛り上げるトークの背景には、並々ならぬ努力がある。

霜田:たとえば、紅白歌合戦で笑福亭鶴瓶さんと司会した際、中居さんは鶴瓶さんの分まで台本を頭に入れて、鶴瓶さんのお尻を後ろから叩いて合図を出す、みたいな。しゃべりながらADも兼ねている、みたいなことをされていたり。
サッシャ:あの台本を全部!? 僕も一度出たことがあるのでもらったんですが、分厚くて「電話帳」って言われてるんですよ。それを全部!
霜田:普段のトークのときも、「こういう質問をしたらゲストからこういう答えが返ってくるかもしれないから、そしたら僕はこう答えよう」みたいな想定を今でもされているというから、ビックリします。
増井:そう見せないところもすごいですよね。
サッシャ:アドリブでやっているように見えますもんね。
霜田:すごいですよね。「実はこういうことをしているんだよ」というエピソードが、実家の雑誌を読んでいると少し出てきたりするので、みなさんにお届けできればなと思って編んだ本です。


■ジャニー喜多川が選ぶ基準は「やる気と人間性」

"努力できる"才能を持つタレントたちをこれまで見出し続けてきたジャニー喜多川さん。ジャニーズJr.を選ぶときの基準について、「やる気と人間性」とインタビューで話していたという。

霜田:たとえば、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんは最初、オーディションに落ちたんです。オーディションでは胸のところに番号札をつけるんですけど、藤ヶ谷さんはこれを返しに行かなきゃと思ったらしいんです。実はジャニーさんって、オーディション会場でジャニー喜多川だと名乗らず、普通にそこにいるだけで、受けた側からすれば誰かわからない。それで、藤ヶ谷さんは掃除のおじさんだと思って、「落ちたので番号札をお返しします」と言って返したおじさんがジャニーさんで、「君、いい子だね。残っちゃいなよ」ということでそのまま残ったそうです。
サッシャ:霜田さんは(番号札を)返しに行かなかったんですか?
霜田:行かなかったんですよね(笑)。「あっ!」と思ったんですけど、近づく勇気がなく......。

増井は、「ジャニーズに受からなかったからこそ、今の研究があるわけですよね」とコメント。霜田は「そう言っていただけるとすごく嬉しいです」と、思いを語った。

霜田:ジャニーズには落ちたけれども、ジャニーズというすばらしい人たちのいる世界で生きていかなければいけないことに変わりはない。ジャニーズの方々が登った高いところまで、違う山でも登らないといけないなと思って。「僕にできることはなんだろう」と考えて、文章を読んだり書いたりすることかなって。

ジャニーズを深く知るだけでなく、自身の人生を輝かせるためのヒントを得られる一冊として、ぜひオススメしたい。
 

 


『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!

http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190902101005(2019年9月9日29時59分まで )
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

 

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二宮和也「嵐がすごく補っていてくれたというか…」俳優業でもバラエティでも活躍できている理由を自己分析

TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、秋元康さんと二宮和也さん。ここでは、バラエティや俳優などマルチな活躍を見せる二宮さんのスゴさについて、また、嵐の5人が連名で設立を発表した「株式会社嵐」についても語り合いました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!


(左から)秋元康さん、二宮和也さん



◆秋元も絶賛する“二宮のバラエティセンス”

秋元:ニノのバラエティセンスはすごいよね。

二宮:本当ですか!?

秋元:多分、日本で5本の指に入るくらいうまいと思う。

二宮:うれしい……!

秋元:だけどさ、やっぱり俳優は俳優をやらなきゃいけないのよ。だから、俳優とバラエティを兼ねるのってなかなか難しいんだよね。

二宮:そうなんですよ。実際に今(いろいろな仕事を)やっていて思うんですけど、結果的に“保険”って言ったら変だけど、嵐がすごく補っていてくれたというか。

秋元:そうだよね。しかも、嵐で新会社を作るんでしょ? まだ詳しく決まっていないだろうから今回は聞かないけど、そういう船があるといいよね。

二宮:そうなんですよね。みんなそれぞれ思うところは多分あって、個人の関わり方も違うはずなので、そこを“え、どうなったの?”って聞くよりかは、“会社”という箱を共通のものとして持って、そこで何となく(メンバーの)誰かが何かをしていることを感じられたほうがいいんじゃないか、っていうのもあったので。



秋元:これから5人が一緒になってどういう形になるかわからないけど、これはニノにとっても、みんなにとってもいいことだよね。1つの受け皿ができたわけでしょ?

二宮:そうですね! かつ(発表したことで)応援してくださる方と共有できるところまで漕ぎつけられたというのは……。

秋元:ファンの方も一般の方でも、やっぱり一番は“5人は(絆で)結ばれていたんだな”っていうことがすごくうれしいんじゃない?

二宮:それをちゃんと(世間と)共有できて、僕らも“大野智は生きている”ということを定期的に発信していかなきゃいけないので。大野さんは発信できないから(笑)。

◆二宮「時間がないです(笑)」

秋元:我々の仕事って浮き沈みがあるからさ、それこそ、ニノはフリーランスになって“いただいたチャンスは引き受けたい”みたいなところがあるじゃない? それで、今もバラエティとか俳優業とか、いっぱい(オファーが)あるだろうけど、そうするとどんどん時間がなくなってくるんじゃない?

二宮:なくなってくる(苦笑)。でも、ありがたいことに(嵐の頃は)それプラス歌もあって、踊りを覚える時間もあって、ライブツアーもあって、グループでやっているバラエティ番組もある……っていうのがフルフルでのスケジュールだったので。

秋元:そこの隙間に俳優業があったんだもんね。

二宮:そうですね。でも、個人になっても(嵐の頃から)ずっとそんな生活をしていたから、(仕事のジャンルに合わせて)切り替えるスイッチに意外となってくれていたというか。それでいうと、変な意味じゃないんだけど(バラエティが)ちゃんと息抜きになっていた、っていうのがあったみたいです。

秋元:しっかり俳優としてやっているニノもいれば、バラエティのニノも“楽しそうにやっているな”っていうメリハリを今も感じるよ。

二宮:(バラエティ番組の制作サイドも)「楽しんでくれたら!」みたいなスタンスで呼んでいただけたりするので、すごく助かっていますね。でも確かに、おっしゃる通り時間がないです(笑)。

秋元:そうでしょ(笑)。

▶▶二宮和也「連続ドラマ」の向き合い方に変化!? 続きは「AuDee(オーディー)」で!

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00

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