野島裕史、70歳にして初参戦となる大先輩・井上和彦と「富士ヒル完走」に向けて作戦会議を敢行!

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。4月21日(日)の放送は、声優の井上和彦(いのうえ・かずひこ)さん、スポーツ自転車専門のWebメディア「FUNRiDE」の山本健一(やまもと・けんいち)さんを迎え、お届けしました。


(左から)パーソナリティの野島裕史、井上和彦さん、山本健一さん



◆富士ヒルまで約1ヵ月…緊急作戦会議開催!

野島:いよいよ今年もシーズンが到来しました! 富士スバルラインを駆け登る全長24kmのヒルクライム「FUNRiDE presents 富士の国やまなし 第20回Mt.富士ヒルクライム(以下、富士ヒル)」。6月2日(日)に開催されるということで、スタートまで残り約1ヵ月。準備に抜かりがないよう、番組で最後の作戦会議をおこないたいと思います。

今回、会議に参加するメンバーは「富士ヒル」の企画・協力をおこなっているスポーツ自転車専門のWEBメディア「FUNRiDE」のスタッフ兼サイクルジャーナリスト・山本健一(ヤマケン)さん。今年2月以来の出演です。よろしくお願いします!

山本:よろしくお願いします。

野島:そして、昨年11月以来の出演で、今回、「富士ヒル」に初参戦となる自転車チーム「VOICYCLE」のメンバーで声優の井上和彦さんです。よろしくお願いします!

井上:どうも、井上和彦です。よろしくお願いします。気合いだけは入っています。

野島:いいですね! 和彦さんは最近、自転車に乗れていますか?

井上:1月6日にヒロくん(野島裕史)と一緒に乗って以来、いろいろありまして実は乗っていないんです。ごめんなさい(笑)。

野島:執筆活動などがありましたもんね。ただ、季節も暖かくなりましたし、これからですね。

井上:追い込みます。

野島:その辺りの追い込み方なども、今日はヤマケンさんにもいろいろ伺っていきたいと思います。

今回、「富士ヒル」にはこの番組から私・野島と和彦さん。そして、我々と同じく「VOICYCLE」のメンバーで声優の伊藤健太郎(イトケン)くんと勝杏里くん。さらに、アニメ「おじゃる丸」などの監督をされているアニメ監督の大地丙太郎さん。僕が参加している「石垣島トライアスロン」のメンバーであり、いつもお世話になっている石田純治さんと当番組の小西プロデューサー。7人の自転車侍が参加します。

井上:足を引っ張らないように頑張ります(笑)。

野島:勝杏里くんも久しぶりの参加なんですよ。もうすっかり彼は筋肉トレーナーになっているので(笑)。

井上:僕も今、週1で杏里くんのジムに通っています。

野島:そうなんですね! 僕も週1で行っています。和彦さんはどの辺りを鍛えるのにハマっていますか?

井上:足専門ですね。普段、自転車に乗れていない分、そこで結構いじめられています(笑)。

野島:足のトレーニングが一番つらいと言われていますからね。でも、そんなトレーニングをされているということは、これはちょっと期待が高まりますが、和彦さんは「富士ヒル」初参加ということで、改めて大会の基本情報や魅力についてヤマケンさんに伺っていきたいと思います。

◆井上和彦、富士ヒルの歴史に名を残す!?

山本:「富士ヒル」は、山梨県・富士吉田市に会場(富士北麓公園)があり、そこがだいたい標高1,000m。そこから富士山五合目のフィニッシュ地点まで距離が約24km、標高差が1,270mとなっています。

井上:ということは、一気に1,200mを登るということですか?

山本:早い人は1時間以内で走りますね。

井上:何年か前に大島で走ったときの獲得標高が1,000m弱だったんですけど、それでも3回くらい足をつりました。それよりもキツいんだ……。

野島:今は筋トレで足も鍛えられているかもしれませんよ。それに、なんといっても(「富士ヒル」は)平均完走率が高いんですよね。

山本:そうなんです。例年、平均完走率は98%くらいです。

井上:残りの2%にならないように頑張ります!

野島:きっと大丈夫だと思います。なにしろ今回、和彦さんは70歳にして初参戦ですが、毎年70代の方が全然普通に走っていますからね。

井上:若いときからレースで走っていて、70代になっても参加するなら理解できるんですけど、70代にして初参戦っていう人はいないでしょ(笑)。

山本:調べてみないとわかりませんが、もしかしたらそうかもしれないですね。

野島:もしかしたら初!?

井上:やった! 歴史に残るかもしれない(笑)。

野島:そうなると、ぜひ完走していただきたいと思いますが、ちなみに最高齢の完走者はどれくらいなんでしょうか?

山本:データで残っている範囲では、2018年と2022年に84歳の方が完走されていますね。

井上:すごいですね!

山本:しかも、2018年に参加された方は(タイムが)1時間57分35秒。2022年に完走された方は3時間35分25秒でした。

野島:なるほど~。1時間57分というと、調子が悪いときのイトケンよりも全然速いですよ。めちゃくちゃ速い。

山本:なお、去年の最高齢の方が81歳で、(タイムは)約2時間でした。

井上:すごいな~。

山本:その方は82歳になった今年もエントリーされています。

井上:僕もあと10年は出られるということですね。

野島:僕もあと30年は出られるということですね……。僕は10年近く前、「富士ヒル」に初めて参加したとき、タイムは2時間近くだったんですよ。そして、ランキングを見てみると僕よりも速い70代以上の方が8人もいて、それにすごく感動したんですよね。

その後、取材とかで「尊敬している人は誰ですか?」って聞かれたときに、本来なら「井上和彦さん」と言わないといけないんですが……。

井上:そんなことを言われたことはないけどね(笑)。

野島:(笑)。僕はいつも「『富士ヒル』で僕よりも速かった8名の70代の方を尊敬しています」と言っています。というのも、そこで僕はものすごくモチベーションが上がったんですよ。

当時は30代で自転車に乗り始めたばかりだったんですけど、ぶっちゃけ60歳くらいで乗る気がなくなっちゃうんじゃないかなって思っていたんです。体力的な問題とかで。でも、70代で僕よりも全然速い人がいることを知って「(自転車は)こんなに長く楽しめる、素敵なスポーツなんだ!」と思いました。

井上:僕はその話を聞いて、65歳過ぎから自転車を始めたんですから。

野島:そうですよね。65歳から始められている和彦さんを前に、僕もイトケンも70歳前には自転車に乗るのを辞めると勝手に思っていたんですけど、絶対に辞めるわけにはいかないねって話をよくしています(笑)。今回も和彦さんの登りを楽しみにしております。

◆富士ヒル当日までにやっておくべきこと

野島:「富士ヒル」の開催まであと1ヵ月程度になりましたが、僕は以前、大会直前にウイルスでやられてしまったり、ケガをしてしまったり、いろいろあったので、今回は可能な限り万全の状態で本番に臨みたいと思っております。

井上:万全の構えをしていてもアクシデントはどうしても起こってしまうものですが、やっぱり免疫力を上げたりとか、できることはしていかないとダメですよね。

野島:そうですね。あとはムリをしないことも大事だと思うのですが、大会1ヵ月前のこの時期にやっておくべきことをヤマケンさんにぜひ伺いたいと思います。

山本:基本的に1ヵ月前だからといってやることは大きく変わらないと思います。トレーニングを習慣づけてもらい、よく食べて、しっかり睡眠をとるという生活習慣が一番大事かなと思います。

井上:(お酒を)飲むのも好きなんですが、そこはちょっと控えたほうがいいですかね。

野島:何週間か前からは控えたほうがいいかもしれないですね。

山本:この時期に体調を崩したり、ケガをしてしまうとコンディションを戻すのがすごく大変ですし、せっかくのトレーニングがムダになってしまうこともあるので、不摂生はしないようにしたほうがいいと思います。

野島:トレーニングも「ちょっと疲れているな」と思ったら、一度お休みするほうがいいですよね。無理をしてトレーニングをするとケガのもとになりかねないので。そして、大会当日までにやっておくこと、準備しておくべきことは?

山本:体はコツコツと練習を積んでいけばいいのですが、直前になると気合いが入り、練習量が増えてしまいがちです。過度に練習を増やすと回復が追いつかなくなったりするので、まずは冷静になって大会まで臨みましょうというところですね。

そして、機材の準備も大事です。直前になってするのではなく、1週間以上前にちゃんと整え、当日に慌てないように準備を進めていただければと思います。

野島:そうなんですよね。もしも直前に足りないものがあったり、メンテナンスが必要になっても自転車ショップが忙しくて、すぐに修理できないこともありますからね。

山本:1週間と言わず、2週間くらい前に自転車をメンテナンスに出して、消耗品や壊れているところなどをチェックしたほうがいいかもしれないですね。

野島:ショップに持っていって、「『富士ヒル』に参加するんです!」っていえば通じると思います。ブレーキパッドの減りとかよく見てくれますよね。

山本:そうですね。特にブレーキパッドは下山もあるので大事です。雨が降ってしまうとパッドは減りやすいですし。ブレーキ周りの部品はしっかり見ておいたほうがいいですね。

野島:ブレーキワイヤーも伸びていたら危ないですからね。和彦さんは他に何か心配ごとはありますか?

井上:単純な疑問なんですけど、(富士山の)上と下では温度差があるじゃないですか。登りながらどんどん寒くなっていくわけですよね。走っている間は暑いからいいと思うのですが、帰りはめちゃくちゃ寒いですよね。「荷物は事前に預けますか?」って聞かれたんですけど、上にはどんな荷物を持っていけばいいですか?

山本:おっしゃる通り、山の上はめちゃくちゃ寒いです。なので、いわゆる防寒着が必要です。何を持っていけばいいかといえば、冬の装備がそれに該当するかなと思います。指先、足先も本当に冷たくなってしまいますからね。

井上:そこまで寒いんだ。手袋なども冬のものを持っていったほうがいいということですね。登りのタイムだけじゃなく、下りの準備も大事と。

野島:大事ですね。しかも、意外と下りの時間が長いんですよね。

山本:時速40kmで下るとだいたい36~40分くらいかかりますね。あとは、集団で下る形になるので、自分のスピードでは走らないでくださいとご案内しています。

野島:安全は安全なんですけど、とにかく寒さ対策には気をつけていただいたほうがいいですね。ということで、残念ながらお別れの時間が来てしまいました。

大会当日の準備や確認事項、気を付けるべきマナーなどお話いただきたいことはまだまだあるということで、2人には来週も引き続きお付き合いいただきたいと思います。

井上:承知しました。よろしくお願いします。

山本:よろしくお願いします。

野島:来週もよろしくお願いします!

4月28日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、引き続き、声優の井上和彦さんとWebメディア「FUNRiDE」の山本健一さんを迎えて、「Mt.富士ヒルクライム」特集をお届けします。お楽しみに。

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国24局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj
サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送局:
放送日時:2024年4月21日 日曜日 5時00分~5時30分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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百獣の王・武井壮、『井上尚弥の倒し方』を明かす「イージーですよ!」

5月8日(水)、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之と土屋伸之がパーソナリティを務めるラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送・毎週月曜~木曜13時~15時30分)が放送。ゲストに百獣の王・武井壮が出演し、5月6日に世界スーパーバンタム級の4団体統一戦で、ルイス・ネリ(メキシコ)に勝利したプロボクサー・井上尚弥の「倒し方」を語った。

百獣の王・武井壮

この日は、様々なアスリートと“対決”をして倒したいと意気込む武井が、プロゴルフコーチ菅原大地への敵意をむき出しにするところからスタートしたが、これを聞いた塙が、2日前に防衛戦で勝利を収めたプロボクサー・井上尚弥の名前を出して、武井を煽った。

塙:井上尚弥なんか、倒せないですよね?

武井:井上尚弥、イージーですよ。

土屋:そんなわけない(笑)

安藤なつ(番組水曜パートナー):イージー?

塙:ネリだって、あんなに……

武井:ボクサー、イージーですよ、そんなもん。

塙:イージーですか?

武井壮の話に耳を傾ける一同

武井:拳(こぶし)しかないんで、武器。で、しかもグローブしちゃってるじゃないですか。試合前からグローブはめちゃってるんで、「最初はグー、じゃんけんポン」で俺、パー出したら、もう勝ちじゃないですか。で、「あっち向いてホイ!」って言って、横を向いた時にドーン!ですよ。

(一同 爆笑)

塙:「ドーン!」やるんだ(笑)

土屋:殴るの? 結局(笑)

武井:アゴ先狙っていきますよ。ガツーン!って。

塙:よけられるでしょ?(笑)

武井:「あっち向いてホイ!」ガーン! ですよ。

土屋:ジャンケンした後、殴るの? 結局。

武井:はい、すいません。

土屋:あんまりプロスポーツ選手で例えないです、そこは(笑) 「誰に勝てます?」の質問で、「百獣の王」だから、「ライオンは?」とか聞かれただろうけど……

武井:でも、いけます。だいたいのアスリート、いけます。

ナイツ・塙宣之、土屋伸之  メイプル超合金・安藤なつ  百獣の王・武井壮

このほかにも、バドミントン選手が構えてるときの中腰は「後ろから倒せる」、大人数アイドルは「だいたいサビで腕を上げるから、そこで1秒1人ずつ倒す」など、様々なジャンルの人々の「倒し方」を披露していった。

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