笠間焼&手仕事の良さを海外へ!「パンチトピックス」

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パンチトピックス

毎週月曜日から金曜日に放送している『HAPPYパンチ!』。午前10時からは、各曜日のアシスタントが気になる情報をピックアップしてお届けする「パンチトピックス」。金曜日は菊地真衣アナウンサーが笠間焼について取り上げました。

イギリス陶磁産地との連携などを柱にした笠間焼の海外販路拡大プロジェクトが、中小企業庁の「JAPANブランド育成支援事業」に採択されました。この日の「パンチトピックス」に電話出演された笠間焼協同組合理事長の大津さんご自身も笠間焼の作品を制作する作家さんでもあります。

「JAPANブランド育成支援事業」とは

全国展開や海外展開、インバウンド需要の獲得のために、新商品・サービス開発や販路開拓・ブランディング等の取組を中小企業者等が行う場合や、複数の中小企業者を対象とした全国展開や海外展開、インバウンド需要の獲得のための支援を中小企業者や地域の支援機関等が行う場合に、その経費の一部を補助することにより地域中小企業の全国・海外への販路開拓、ブランド確立を図るとともに、地域経済の活性化及び地域中小企業の振興に寄与することを目的とする事業

中小企業庁HPより

今回、721件の応募の中から192件が採択され、その一つが、笠間市の「多様性と創造性を持つ笠間焼が英国産地とつくるブランド確立事業」です。

菊地アナ「改めてどんなプロジェクトなのかご紹介をお願いします。」

大津さん「経済産業省の補助事業で、笠間焼の良さを国内だけでなく、海外にもPRしていこうということで企画し、採択していただきました。」

菊地アナ「ターゲットがイギリスということですが、その理由というのは?」

大津さん「今回協力してもらうのはイギリスの陶磁器産地として有名なウェッジウッド社というところなんです。イギリスの陶器産業の里とみなされているストーク=オン=トレント市と連携して、人的交流をしながら販路開拓をしていければと思っています。そこで色や形などのニーズを研究しながら事業を進めていきたいと考えています。」

菊地アナ「今後海外で、どのように笠間焼をPRしていきたいですか?」

大津さん「イギリスでは最近、『手仕事の価値』が見直されているそうです。それもあって、日本の手仕事の工芸品の評価が非常に高まっています。笠間焼もそれぞれの作家が丹精込めて手作りで仕上げていますので、その部分もPRしていけたらと思っています。」

今年は新型コロナウイルスの影響で中止となってしまった陶炎祭(ひまつり)。来年は40年目の年ということで、例年以上に力を入れて開催に向けて動いていくとのことです。
釉薬や形など作家や作品ごとに全く違う顔を見せる笠間焼。みなさんもぜひ一度お手に取っていただければと思います。

HAPPYパンチ!
放送局:LuckyFM茨城放送
放送日時:毎週金曜 9時00分~12時55分
出演者:たかとりじゅん、菊地真衣
番組ホームページ

ハッシュタグは「#ハピパン」

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