納豆の聖地・水戸の納豆メーカーに聞く!意外と知らないわら納豆のひみつ
毎週月曜日から金曜日に放送している『HAPPYパンチ!』。午前10時からは、各曜日のアシスタントが気になる情報をピックアップしてお届けする「パンチトピックス」。金曜日は菊地真衣アナウンサーが“わらつと納豆”についてお届けしました。
菊地アナ「たかとりさんは、わらつと納豆(わらにくるまれた納豆)を食べたことがありますか?」
たかとりさん「ありますけど、日常的に食べるのはパックに入っているタイプのものですね。」
菊地アナ「そうですよね。今日は、来週が“納豆の日”ということでそれを前にと納豆の話題をお届けしていこうと思います!」
茨城県の納豆製造会社の笹沼社長に電話インタビューをしました。
わら納豆を上手に食べるには?
菊地アナ「今はパック納豆が主流になっていますが、それまではわら納豆が主流だったことと思います。どのように作られているのでしょうか?」
笹沼社長「基本的な作業は一緒です。かつては、わらについている納豆菌を使用して発酵を促していたんですが、衛生上の問題で今はわらを蒸気殺菌して使用しています。」
菊地アナ「水戸に来てから初めてわら納豆を食べたのですが、わらから納豆を取り出すときにてこずってしまって。」
たかとりさん「わかるわかる(笑)」
笹沼社長「お客様からもそのようなお電話をいただくことがあって。“わらつと”というわらの入れ物の内と外をくるっと返して豆を入れて、2か所ほどを固定しています。その固定している場所をハサミなんかで切ってもらって広げるといいですね。そのあとはスプーンかなにかですくって取り出していただくのが一番簡単だと思います。」
菊地アナ「わたし、お箸で取り出そうとして、わらの隙間に納豆が入り込んでいってしまって(笑)。」
笹沼社長「もちろんお箸でもOKです。慣れてくると、スプーンも箸も使わずに取り出せるようになります。納豆が入っているわらの部分を数回折り返していただくと、ポロっと出てきますよ。」
納豆をおいしく食べるには
菊地アナ「納豆を食べるときによく議論になるのが『何回混ぜるか』だと思うんですが、どのくらいの回数がいいんでしょうか?」
笹沼社長「それに関してはよくお問い合わせいただいていて。かき混ぜるほどアミノ酸が分解されておいしくなるといわれているんですね。ただね、私が思うに、人間が混ぜる回数ってある程度限度があるじゃないですか。驚くほどのうまみ成分がでるまでかき混ぜらるかっていうとちょっと難しいと思うので、混ぜ方っていうのは結局お好みでしかないですね(笑)。」
たかとりさん「ははは、なるほどね。」
笹沼社長「調味料でいうとね、わたしはシンプルにからしに小葱とかね。あとワサビなんかもいいですね。」
たかとりさん「ああ、僕ワサビ大好きです!納豆に入れるとおいしいですよね。ちなみに笹沼社長は納豆を何回くらいかき混ぜるんですか?」
笹沼社長「あまり意識したことはないですが…わら納豆のほうがパック納豆より粘りが強いんですよ。かき混ぜる前に醤油を入れる方が多いと思いますが、わら納豆の場合そうすると混ざらなくなるくらい粘りが強いんです。」
菊地アナ「ええ!知りませんでした!」
笹沼社長「わら納豆は最初に数回かき混ぜて、そのあと醤油やなんかを入れるといいですよ。あとは好みになるまで混ぜると。あとは食べるときのタイミング。納豆は生き物ですから、例えば温度とか、そういうのによっても味が変化します。」
菊地アナ「混ぜるタイミングや薬味を工夫しながら納豆を食べようと思います!」
多くの人に愛され、健康効果も期待されている納豆。納豆と会話しながらベストなタイミングを見つけておいしく食べてみてくださいね。
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