内山理名「ヨガを始めて生きやすくなりました」

写真左からShaula、内山理名 ©InterFM897

表参道Aoの情報をお届けしながら、毎週ゲストをお迎えしてお送りするInterFM897のプログラム『表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life』(毎週土曜日放送 DJ: Shaula)。今回は、女優の内山理名さんに話を伺いました。

ヨガの一番の魅力は「生きやすくなること」

Shaula:この前テレビに出ているのを見かけて、なんて美しい人なんだと。本当に肌もツヤツヤで、これはヨガ効果なんですかね?

内山理名(以下、内山):うれしいです!あんまり肌荒れとかはないのでヨガかもしれないです。

Shaula:最近は女優だけじゃなくヨガインストラクターとしても活躍なさっているそうで、ヨガとの出会いはどこだったんですか?

内山:ヨガとの出会いはふんわりしていて、22、3くらいの時に、ヨガDVDとヨガマットを誕生日プレゼントでもらいまして、家でちょこちょこやっていたんです。その頃はヨガスタジオとかもあまりなくて、運動というよりは瞑想というようなイメージが強かったですよね。女優の仕事に中で発声やメンタルを整えるのに役立っていたので細々と続けてました。そこからヨガが楽しいなと思うようになって、10年後くらいに「RYT 200」(Registered Yoga Teacher)っていう資格を取ったんです。

 Shaula:「RYT 200」って何ですか?

内山:「全米アライアンス」(米:非営利のヨガ普及団体)の資格で、200時間のヨガの授業があって、その中で哲学と解剖学、アーユルベーダ(インド伝統の医学)、アーサナ(ヨガのポーズ)ってたくさん授業があって。それが楽しくてヨガをやりたいなって思いました。

Shaula:資格を取る前は軽い気持ちだったんですか?

内山:最初は一個すでにヨガの資格は持っていたんですけど、その時はインストラクターにならなかったので、もう一回学び直してみようかなって感じだったんです。それで学んでいるうちに腑に落ちることが多くなってきて。そしてそれをもっと伝えたいなっと思うようになってきて、インスタラクターになろうって決めました。インストラクターになるためにとったわけじゃないんです。

 Shaula:楽しんでレッスンに行っているうちに、教えようって思ったんですね。

内山:きっかけは、レッスンでマネージャーさんに迎えにきてもらって、いつもその時の帰りの車の中でレッスンの内容をすごく喋ってたんですよね。そのくらい伝いたいことがたくさんあって。それでクラスをやることに決めました。

Shaula:今では「RYT 500」までいってるんですよね。500時間授業を受けてるってことですもんね。

内山:実際には300時間なんですけど、これとワークショップに行ってたりもするので。それでも結構な時間はやってます

Shaula:ざっくりいうと、ヨガの魅力ってどの辺なんですか?

内山:ちゃんと話そうとすると60分くらい行ってしまうかもしれません(笑)ざっくりいうと、生きやすくなったというか、心が豊かになったというか。ヨガってポーズをするのが目的ではなくて、自分自身が感じるってことを大切にしていくので、不調だったりとか、ハッピーだったりとか、自分が今どう思っているんだろうということをポーズをとりながら感じていく。ポーズがとりたいというのが目的ではないので体型も綺麗になるけれどハッピーに気付けたり。スッキリするってそういうことかなって思います。

Shaula:ということは、ポーズはできたらいいけどそこまでたどり着く道が大事ということですね。

内山:誰かに相談するとかではないやり方で心をリフレッシュできるのかなと思って。もちろん体を動かすので健康にも良いし。

Shaula:じゃあ内山さんのクラスに行けば良いんですね?(笑)

内山:でも相性はあると思うので、いろんな先生のところへ行くのは良いかもしれないです。きっかけ作りになれたら良いと思うので。

ゴチャゴチャになってるマインドを安定させるための瞑想

Shaula:瞑想とお風呂の時間は絶対に作ってるって聞いたんですけど。

内山:そうですね。忙しくても犬の散歩とか食事はルーティンなんですけど、あえて保っているのは瞑想とお風呂ですね。欠かせないです。

Shaula:実は私も瞑想を始めてて、でも私の場合は瞑想をしなきゃなって思うときはヤバいときなんですよ(笑)

内山:例えば?

Shaula:破裂しそうな自分がいるとき、自分のマインドがコントロールできなくなっているときにやろうと思って。やるとスッキリするじゃないですか。でも瞑想を続けないことによってまた同じ状態になってっていう繰り返しなんですよね。やったことない人は瞑想って目をつぶって座っているだけだと思うけど、難しいのよこれが(笑) 一人だけでやるといろんなことを考えちゃって。

内山:わかります、それは。あえて目を瞑らない瞑想もやったりするんですけど、目を瞑るといろんなことが浮かんできますよね。寝るときにいろんなことを思い浮かべるように。なるべくそうじゃない思考にするためにガイドしようと試行錯誤しているんですけど、私は結構香りを使います。香りはダイレクトに脳に行くじゃないですか。なので使ってリラックスとか、集中してちょっと非日常になるという心得を持つとスイッチが入りやすくなったり。

Shaula:瞑想だったりヨガって精神的に自分を安定させるツールだと思うんですよ。なので安定させることによって出てくる普段の力が違うなっていうのは感じます。SNS見て、仕事もやってっていうごちゃごちゃになってるマインドを一瞬止めるだけで、気分が良くないなって時も「それで良いんだ」って思えるというか。

内山:まさにその通りです。私がヨガで伝えたいことってただそれだけなんですよね。ポーズをとって呼吸法とかを整えていけばよりそっちのマインドにいけるっていうだけで。今は著名人とかでもみんなSNSやっていて忙しいですよね。情報がすごく入ってくるから、自分は今何が好きなんだろうとか、例えばSNSとかで料理の写真を見すぎて、お腹が空いてないのにお腹が空いてるって思ったりだとか、それを脳がジャッジすることがなかなか無くなってきていると思います。

Shaula:わかります、すごく。

内山:だから一回5分の瞑想で自分に気づくってことが大事ですよね。

表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life
放送局:interfm
放送日時:毎週土曜 14時00分~14時30分
出演者:Shaula
番組ホームページ

メール:oshare@interfm.jp
ハッシュタグ:#オシャレ897

※該当回の聴取期間は終了しました。

【衝撃】ジェネリック医薬品の4割で製造過程に不備……その要因と改善策は?

政策アナリストの石川和男が12月14日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。11月21日、業界団体の調査でジェネリック医薬品の約4割で製造販売承認書と異なる製造があったとの結果が明らかになったことについて専門家と議論した。

医薬品

日本製薬団体連合会(日薬連)は11月21日までに、ジェネリック医薬品を扱う全172社が実施した製造実態に関する自主点検の結果を公表。8734品目中、4割を超える3796品目で製造販売承認書と異なる製造があったことが判明した。日薬連は厚生労働省の会議で速報値として報告し「品質や安全性に影響はない」としたが、会議構成員からは「衝撃的な数字だ」として再発防止を強く求める声が上がった。

処方薬全体の約8割(金額ベース)を占めるジェネリック医薬品を巡っては品質不正が相次いで発覚し、2021年以降、小林化工(福井県)や日医工(富山県)など21社が業務停止などの行政処分を受けており、医薬品の供給不足の一因ともなっている。

これらの背景について番組にゲスト出演した神奈川県立保健福祉大学シニアフォローで一般社団法人医薬政策企画 P-Cubed代表理事の坂巻弘之氏は「理由は色々あるが、一例として国がジェネリック医薬品の使用促進を訴えてきた背景がある。(ジェネリック医薬品を)今まで年間10万錠作っていた会社が、1000万錠作らなきゃいけないとスケールアップする時に、(製造販売承認書に従った)今までと作り方を変えてしまう会社があった」と指摘。

一方で「日本の基準は厳しすぎる部分がある」とも述べ、「例えば薬を製造するタンクに原料を入れていく際、一度にまとめて入れるのか、少しずつ分けて入れるのかが製造販売承認書には書かれている。今回の調査結果でも、そういった部分で誤りがあった事例が見られたが、薬の専門家から見れば薬の有効性には影響しないよねということがある」と言及。「(原材料を)どのくらい分けて入れるのかなどは、アメリカやヨーロッパでは基準に入れていない」として、日本の製薬基準が厳しすぎる点を明かした。また、「日本の規制が厳しすぎて、外資系企業のなかには実質的に日本から撤退する会社も結構出てきている」とも語った。

その上で、直近でも医療現場が必要とする薬の約2割が供給されていない問題の解決策として「いろんな要因が絡んでいるが、例えば海外の状況を見ると人体に対する影響がどのくらいあるのか。元々届け出た手順書(製造販売承認書)と実際には異なった工程で作っていたとしても、人体に対する影響を評価した上で安定供給の方を優先するというような意思決定の仕方もある」と指摘。

さらに「現実に供給不足を起こしている多くの薬は値段が安いもの。そのあたりのデータもきちんと見て、安いものに関しては採算が取れるように、あるいは増産するインセンティブになるような価格政策を国がとっていくべき」とも述べた。

石川は「国には価格と供給安定、両方のバランスが取れた政策をやってもらいたい。規制の合理化や、ルールの見直しなどを進めてもらいたい」と注文をつけた。

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