HEATWAVE山口洋、結成40周年に「一瞬だったと思える人生は幸せ」

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12月14日のInterFM897『Love On Music』(DJ: 佐藤タイジ(シアターブルック)、サブDJ: ジョー横溝)は、結成40周年!HEATWAVEから山口洋が登場。番組内では、年の瀬にぴったりの大名曲2曲をセッション。

40年を一瞬だと思える人生はすごい幸せかもしれない

ジョー横溝(以下、ジョー):今年が結成40周年ということで。

山口洋(以下、山口):タイちゃんは何年?

佐藤タイジ(以下、佐藤):35年くらいですよ。ちょうどデビューも5年ずれてるし、結成も5年ずれてるしって感じですよね。

山口:5年ぐらい一緒だよ。

佐藤:5年の差は違いますよ。

山口:タイジも35年大変だったでしょ。振り返りたくないでしょ。

佐藤:おぼえてないです。辛かったとか面白かったとかすらも覚えてないですね。もう一瞬だよ。

山口:そうそう。ニューアルバムがもう直ぐ出るんですけど、「Blink」って瞬きって意味で。40年一瞬だった。今55だから瞬きしたら95になっちゃう(笑)。でも40年を一瞬って思える人生は、すごい幸せだよっていろんな人に言われて。

ジョー:確かにそうだね。

山口:でも俺もタイジもさっきギター弾いて思ったけど、これしかできないしさ。

ジョー:でも1979年ですよ、結成。'70年台のバンドなんですよ。すごいですよね。

山口:これしかやったことないんだもん。高校の授業中にこんな人生嫌だって思ってた時に天啓が降りてきて、「バンドやれ」って。教科書の端っこちぎってお前がドラムとか、お前はベースとかってクラスの中だけでできたバンドなの。

ジョー:その頃にギターは弾いていたんだ。バンド名はどこからきたの?

山口:それはもうThe WhoとかThe Jamとか。Martha and the Vandellasって言いたいところだけど。なんでもよかったの、バンド名なんて。

ジョー:へえ。これは聞かれてると思いますけど、40年やるとは思ったんですか?

山口:そもそもタイジも俺も天才だから、27で死ぬはずだったんですよ(笑)。こう言うバカな人種だから、28になった時はあれ?ってなって。

ジョー:ハハハ(笑)。さっきちょっと話題になった「Blink」の話も聞かせてくださいよ。

山口:一曲目の「Freedom」って曲ですけど、今時「Freedom」なんて曲出せるのは山口洋か、佐藤タイジしかいないと思って作った。夜中に嫌なことあってさ、夜中の2時に突然このリフが頭に浮かんできたわけ。でも酔っ払ってて、ギター弾いてiPhoneに録音するのもめんどくさかったから口でグガーグガーって歌って録音して寝たの。それで朝起きて聞いたら、かっこいいじゃんってなって。この時に頭に浮かんだのが、これを弾いてるタイジだったの。テーマはフリーダムにしようと思って。佐藤くんのおかげだよ。

ジョー:Inspired by 佐藤タイジってことですか。

山口:そうだよ。タイジが一番好きなのはさ、頭もじゃもじゃでさ、それに夢と希望が詰まってるって言ったのは俺なんだけど、でも、ヘッドフォンしたら羊みたいにちっちゃくなるんだよね(笑)。

ジョー:ヘッドフォンごときに押し潰される夢と希望(笑)。でも一曲目が「Freedom」で、2曲目がタイトル曲の「Blink」、それ以外にも気になるのが、8曲目の「コンプライアンス」。このタイトル。今回のアルバムを作るに当たっては、怒りみたいなのが根底にあったんですか?

山口:タイジも俺もそうだけど、タイジが素晴らしいのは怒りとかネガティブなことじゃなくて、「SOLAR BUDOKAN」とかも行かせてもらって思うんだけどポジティブなことにみんなが集まって来るってところがね。ネガティブな方向には行きたくないと思いますよ。

ジョー:ちなみにHEATWAVEは、2018年にベースの渡辺(圭一)さんが脱退して今は3人体制ですよね。レコーディングはどんな感じだったんですか?

山口:3人で、せーので。ダビングも少ないし、自分の家にスタジオがあるんだけど歌とかも持ち込まない。同時に録っちゃう。そこだと悩まない。悩むなら何かが間違ってる。

ジョー:じゃあベースは?

山口:鍵盤の左手か、2曲ぐらい俺が弾いたかな。

ジョー:このベースみたいに聞こえてるのが魚さん(Keyboard・細海魚)の左手だっていうことで。

山口:オルガンだね。

ジョー:池畑潤二 (Ds)のプレイがPrimal Screamみたいな感じに聴こえてきた。

山口:マラカスが、池畑(潤二)がダビングしてて。遠くを見ながら取り憑かれたようにマラカスを振ってる池畑さんの姿が忘れられない(笑)。そういう必要最小限のことを積み重ねてグルーヴができていくので、レコーディングとか、その日のうちに終わっちゃいますからね。

Love On Music
放送局:interfm
放送日時:毎週土曜 21時00分~22時00分
出演者:DJ: 佐藤タイジ(シアターブルック) サブDJ: ジョー横溝
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

「社会保険料を社会保険“税”に」国民の重税感と議論を高めて負担抑制を……石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が4月28日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。給料から差し引かれる税金や社会保険料の割合を示す「国民負担率」について、諸外国との比較をもとに議論した。

財務省

今年2月、財務省が公表した見込みによると、2023年度の個人や企業などの所得に占める税金と社会保険料の負担割合を示す「国民負担率」は46.1%となり、この50年で約1.8倍に膨らんでいる。これは、働いて得た利益の半分近くが手元に残らないことを意味している。さらに、差し引かれた税金や社会保険料で賄いきれない分を補ってきた赤字国債の発行分を加えた「潜在的な国民負担率」は54.6%に達する。

今回、番組では諸外国の「国民負担率」と比較。アメリカが33.9%(2021年)と低い一方、スウェーデンは55.0%(同年)、フランスは68.0%(同年)などとなった。

これらのデータについてゲスト出演した岩手保健医療大学理事で経済評論家の濵田敏彰氏は「フランスと日本がすごく似ている点が、潜在的国民負担率。赤字国債分を入れたらどうなるかという数字がフランスは77.4%(2021年)。日本も国民負担率は48.1%(同年)だが潜在的国民負担率は57.3%(同年)まで上がってしまう。結構、赤字国債で足りない分を埋めてしまっている。国民にいい顔する政策を打っている。それに対して、スウェーデンは国民負担率も潜在的国民負担率も55.0%(同年)。つまり借金をしていないということ。さらに国民負担率のうち、社会保険料が占める割合はわずか5%で残る50%は税金」だと解説した。

これに対して石川は「社会保険料は社会保険税という名前に変えて、税にすべき。社会保険料は国会審議を経ずに勝手に上がっていくもの。税にすることで毎年改正議論が行われ、与党や国会で毎回話題にせざるを得ない状況になれば、国民の重税感が高まる」と指摘。結果として抑制が働くと持論を述べた。

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