コレサワ、ニューミニアルバムは「全曲失恋の歌です」

写真左からコレサワ、NICE73 ©InterFM897

アーティストとファンを、グッズや作品で繋ぐ次世代型サイトcasaricotoとリンクしたInterFM897『casaricoto radio』。1月26日のゲストは、ミニアルバム「失恋スクラップ」を1月15日にリリースした、コレサワ。聞き手はNICE73です。

ミニアルバム「失恋スクラップ」は全曲失恋の曲

NICE73:コレサワさんといえば熊のレコちゃんの印象が強いから、本物こんな感じなんだって。かわいいし、ミュージックビデオやジャケットに描かれてる彼女に似てるなって思いました。

コレサワ:本当ですか!ジャケットはウチボリ(シンペ)さんって方に描いてもらってるんですけど、私の雰囲気も参考にしながら書いてもらってます。

NICE73:YouTubeとか見てると「足が……」ってコメントが(笑)。

コレサワ:そうなんですよ。漫画みたいな足の細い女の子ってそうそういるもんじゃないから、いい感じの太さでっていうのを相談して書いてもらってて。

NICE73:それはコレサワさんが言ってたんですね。「生々しい感じでお願いします」みたいな。

コレサワ:そうですし、ウチボリさんもそういうのが好きみたいで。

NICE73:2020年の1月も終わろうとしてますけど、コレサワさんの今年の目標はいかがですか?

コレサワ:私は年始を誕生日で区切りたいタイプで、5月18日までは年度が終わってない気持ちなので、まだそんな気持ちじゃないんですよね。

NICE73:その区切り方いいですね。

コレサワ:歳が変わるのが一番区切りやすくないですか?だから年末年始は「まだ待って」みたいな(笑)。でも2020年は、めげずにいろんなことやりたいなと思ってて。

NICE73:めげたりしたことあったんですか?

コレサワ:英会話に通ってるけど後半忙しすぎていけないし、久しぶりに行ったら忘れてそうで怖くて行けてないんです。だからちょっとめげてる(笑)。

NICE73:なるほど。英会話は、なんで勉強しようと思ったんですか?

コレサワ:一昨年オーストラリアに行ったときに、アールグレイを頼みたかったんですけどアールグレイが通じなくて。頑張ってやっと頼めたんですけど、アイスティーが飲みたかったのにホットが出てきて。それがショックで。ちゃんと1人で喋れるようになったらもっと海外旅行が楽しめるんじゃないかなと思って、去年から通い始めました。

NICE73:悩みが可愛いですね。詩とかって、日常や恋に敗れたりはあったとしても、そこで何にポイントを当てるかとか、どういうところを感じて切り取るかじゃないですか。コレサワさんのリリックに男の子も女の子も共感してると思うんですけど、そういう悩みも身近なんですね(笑)。

コレサワ:ハハハ。私的にはショックな出来事だったんですけど(笑)。

NICE73:1月15日にリリースされたミニアルバム「失恋スクラップ」、収録曲全てが失恋の曲ということなんですけど、これは今回のアルバムは失恋ソングだけにしようと思って集めたんですか?

コレサワ:最初は全く決めてなくて、出てきたものを見てから決めようと思ってたんですけど、出てきたのが全部失恋ソングだったんですよ(笑)。スタッフに全部失恋の曲ってどう思います?って聞いたら、面白いじゃんって言ってくれて。私自身も今までそういうのやったことなかったので、同じテーマでアルバムを作ることに挑戦してみた感じです。

NICE73:いいですね。スタッフも身近でコレサワさんをサポートしてくださる方がいるからこそ、素敵な作品が出来上がるのかなと思います。

コレサワ:いいじゃん!って言ってくれるのは嬉しかったですね。

NICE73:失恋の曲ばっかりっていうのは、ご自身に何かそういうことがあったんですか?

コレサワ:恋愛は毎年してるタイプなんですけど、2019年は好きな人と一緒にいることと別れることを考えてた時期だったし、気持ち的にもセンチメンタルだったので、それが重なった感じです。

NICE73:ということはご自身の体験談が多いんですか?

コレサワ:体験から膨らませたりネタにすることが多いですね。

NICE73:でも10代20代の女の子、そういうの大好きよ。

コレサワ:本当ですか、嬉しいです。でも個人的にはもっと上の世代の人たちにも届けたい。

NICE73:もちろんもちろん!ほろ苦いっていうか、私みたいな世代はそういうことあったよねってほろ苦くなるんですけど、若い子たちってダイレクトじゃないですか。

恋を知らない人にも、そのモヤっとした感覚を感じてもらえたら

NICE73:先週(1/19)のゲストの方から質問をリレー形式で聞いていくコーナーなんですけど、片平里菜さんからメッセージが来ています。

片平里菜「人生の最終目的はなんですか?」

コレサワ:そんだけかい!(笑)。まずはおっきい犬を飼うこと。最終目的は、10年日記をつけてるんですけど、それを孫にあげたくて。それを渡せたら死んでもいいかなって思ってて。

NICE73:素敵。

コレサワ:20代って濃いじゃないですか。悩むし。そのときに、自分のお母さんおばあちゃんの20代ってどうだったのかなって思って。よく考えたら、自分の親の20代の恋だの愛だのって聞きたくないじゃないですか。でもおばあちゃんだったら聞けるかなと。

NICE73:アルバムの中に「恋人失格」っていう曲あるじゃないですか。そのYouTube動画のコメント欄に、「歌って不思議だよな」「振られた気分になった。彼女と付き合ったことないけど」みたいな(笑)。すごいなと思って。

コレサワ:(笑)。今回のアルバムもそうなんですけど、10代の女の子から「恋をしたことがなくて」っていうお手紙をよくもらうんですよ。そういう子たちが今回のアルバムの曲を聞いたときに、恋愛をしたときの喪失感とか別れたときのモヤッとした感じを感じ取ってくれたら嬉しいです。

casaricoto radio
放送局:interfm
放送日時:毎週日曜 21時00分~21時30分
出演者:NICE73
番組ホームページ
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メール:cr@interfm.jp

※該当回の聴取期間は終了しました。

仕事を離れて見えるものがある。「キャリアブレイク」がもたらすメリット

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、9月19日(木)にハフポスト日本版編集長・泉谷由梨子が出演。ハフポストでも特集された、働くことから一時的に距離を置き、その時間を有意義に使う「キャリアブレイク」という概念について解説した。

泉谷由梨子「もともと欧米では学生時代に1年お休みしたり、大学卒業して働くまで1年旅に出たり、という考え方はあったんです。日本はそもそも転職もあまり一般的ではなかったので、一時的に働かない期間がある人は履歴書に空白期間があると見なされる。『後ろ暗い何かがある』と企業側は見ていた」

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「日本だと『無職』とされるわけですね」

泉谷「無職には違いないんです。でもそれをもっと前向きにとらえ直そうよ、という文化の広がり。それをキャリアブレイクと名付けて普及活動もしているキャリアブレイク研究所というのもあり、そちらの方もいろんな文化の普及に努めている、という感じです」

キャリアブレイクの実現には企業側の理解も重要になってくる。泉谷によれば企業側の意識にも変化があるという。

泉谷「パーパス経営、人的資本経営など、ビジネス界隈では流行っている言葉です。要するに企業がやりたいことがありますよね。『大儲けしたい』とか。これを従業員に無理やりさせるのでは生産性が上がらない。特に若い世代は『自分がやりたいことに邁進(まいしん)したい』という意識が強い。従業員が生き生き働ける環境をどうつくるか、ということに企業はいま腐心しています」

長野智子「人口減少でそもそも人材確保が大変だから……」

泉谷「増えてきているときと減ってきているときでは採用や人材に対する意識が変わってきている。キャリアブレイクは仕事に対してなんとなくモヤモヤ抱えているものを、一時的に距離を置いて自分で考えてみることで、本当に仕事で何を実現したいのか、自分を見つめる期間にもなります。単純に『大変だから休む』ということもいいと思うんですけど、人生を再建するための時間として使う方が増えているということです」

鈴木「(キャリアブレイクは未経験だが)話を聴いていると、したくなりますね。周囲で『違う仕事をしてみた』という方もいらっしゃいました」

長野「私はフジテレビを辞めてフリーだったから、5年間ぐらいキャリアブレイクでアメリカに行った。自分のやりたい方向には行けたかな」

泉谷「新聞社出身の私も4ヶ月ぐらいキャリアブレイクがありました。シンガポールに住むことになったのでこのまま専業主婦になろうかと思ったこともあるんです。でもそうしたら『私、働くの好きかもしれない』と気が付いて。離れてみたら『私がいままでやっていた仕事、好きかも』と。するとよりがんばる力が湧いてくる、というか。そういう経験を私もしました」

長野「私は働くことは好きでしたけど『報道をやりたい』という思いが強かった。完全なお笑いアナウンサーでしたから(笑)、『日本の方に忘れていただく』という目的も少しあったんですよ。日本のテレビからいなくなってみる、みたいな」

泉谷「周りから長野さんはうまくやっている、と見られていたと思います。大人気のアナウンサー、と。本人の中にうっすら『違うんだよな』という思いがモヤモヤと溜まっているなら1回リセットすることの効能があるのでは、と」

長野「どうしても日常に流されるんですよね。なぜかというと、目の前の仕事を失ったら何もなくなるんじゃないか、という怖さとかで踏み切れない、という」

泉谷「1回休んでみるというのは勇気が要ることですし、キャリアブレイク研究所の方も『皆さんにオススメできるまでにはまだ至っていない』とおっしゃっています」

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