元百貨店勤務の千田裕之、マイケル・ジャクソンから直筆サインをもらった“忘れられない奇跡”

ニッポン放送のイマジンスタジオから演歌・歌謡曲・J-POPのライブショーをお届けする『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪』(毎週日曜 朝5時30分〜/司会:中山秀征・アシスタント石川みゆき)、8月23日放送分の収録が行われました。

石川みゆきアナウンサー、美里里美、三船和子、千田裕之、中山秀征

今回のゲストは、三船和子さん、千田裕之さん、美里里美さんです。

千田裕之

真っ赤なジャケットで登場した千田裕之さんは、オープニングで、越路吹雪さんの名曲『愛の讃歌』を熱唱しました。

千田さんは北海道夕張市出身のシンガーソングライター。20代で歌手を志すもメジャーデビューできず、26歳で西武百貨店に就職。40歳で脱サラし、音楽プロデューサーを経て、52歳、『帰りたい』で歌手デビューしました。

今年5月7日、活動拠点の仙台で「千田裕之ドラマチック・コンサート2026 with仙台フィルメンバーズ」(日立システムズホール仙台)を開催。オリジナル曲、カンツォーネ、シャンソンなど18曲を熱唱。代表曲『帰りたい』を歌うと、会場内にすすり泣く声が聞こえ、心を深く揺さぶる感動のコンサートになりました。

今回は、2010年のデビュー曲を16年ぶりにセルフカバーした『帰りたい2026』を歌っていただきました。アレンジは哀愁を帯びた切ないストリングスのハーモニーになっています。

千田裕之

千田さんは脱サラして歌手になりましたが、西武百貨店に勤務していた1987年、「Bad World Tour」で来日したマイケル・ジャクソンがお忍びで来店。貸し切りとなった店内を、千田さんが案内したそうです。

「マイケルが店内で興味を示したのは、楽器コーナーの和楽器でした。店員が琴で『さくらさくら』を演奏すると、マイケルは『Wonderful!』と大喜び。日本の好きなアーティストを聞くと『日野皓正』と答えてくれたのを覚えています。貴賓室で二人きりになった時にもらったサインは、私にとって一生のお宝ですね」

美里里美

今週も若手アーティストを応援するコーナーに登場した美里里美さんは、石川さゆりさんのヒット曲『波止場しぐれ』を歌っていただきました。

「先日、この曲を作曲された岡千秋さんとお会いする機会がありました。カラオケボックスで、2時間、『波止場しぐれ』のご指導をいただき、『ここは、こうやって歌うんだ、里美!』と特別指導を受けました」

新曲『女…序の舞』は、美里里美さんにとって4枚目のシングルです。

「京都出身の女流画家・上村松園をモデルにした楽曲です。初挑戦の『舞』は、テイチクの大先輩・西崎緑さんに振り付けをしていただきました」

美里里美

美里里美さんが「推し活」しているのは「マンダロリアン&グローグー」。ある日、SNSに流れてきた動画で「何だ、この小さい物体は?」と目を奪われたのがきっかけでした。

「運命的な出会いでした。グッズを集めています。Tシャツ、タオル、人形など、グッズを見つけたら、即購入しています。アクリルスタンドは傷をつけたくないので、同じものを2個ずつ買いました。1つは保存用です(笑)」

三船和子

今週もビッグステージに登場した三船和子さん。夏らしい着物で登場しました。

「白い着物は太って見えるのでいままで着ませんでしたが、少し痩せたので白い着物を着てみました(笑)」

オリジナル曲から、代表曲の『他人船』を披露した三船さん。

「昭和40年6月に『ベトナムの赤い月』でデビューし、その後、『たった一人で』『あゝ健やかに妻の座を』、そして同年12月『他人船』を発売しました。半年で4枚目のシングルレコードが出せたのは、ミノルフォンレコード第一号歌手で、当時は私1人しかいなかったからなんです(笑)」

新曲『舫い舟』はデビュー60周年記念盤の第2弾。好きでも添えない二人の気持ちを「舟」に例えて歌っています。

「岡千秋先生に作っていただいた、『これぞ三船和子の歌だ』と思ってレコーディングに臨みました」

三船和子

三船和子さんの健康の秘訣は、「果実酢」だそうです。

「梅、ストロベリー、あんず、いちじくなど、季節の果物を、リンゴ酢と氷砂糖で漬けると、簡単に美味しい果実酢ができます。暑い夏にソーダで割って飲むと、体がシャキッとして、夏バテ解消になります。おすすめは梅とブルーベリーです。簡単に作れますので、ぜひ、作ってみてはいかがでしょうか」

詰め替え作業はフェルメール?ムンク? 佐藤オオキが語る容器進化の裏側

デザイナーの佐藤オオキとクリス智子が、化粧品の詰め替え容器の歴史やデザインについて語り合った。

この内容をお届けしたのは、10月24日(土)放送のJ-WAVE『HEBEL HAUS CREADIO』(ナビゲーター:佐藤オオキ、クリス智子)。「デザインを音で楽しむ」をテーマにお送りする番組だ。

番組は、Spotifyなどのポッドキャストでも聴くことができる。

・ポッドキャストページ

詰め替えの誕生から歴史、進化まで

『HEBEL HAUS CREADIO』では、洗剤やシャンプーなど液体の詰め替えを、フェルメールの絵画「牛乳を注ぐ女」になぞらえて「フェルメールする」と呼んでいる。

クリス:6月25日は、なんと「詰め替えの日」というのがあるんですって。この流れで「フェルメールの日」と私たちは言い切ってしまいたいぐらいですけど(笑)。

佐藤:そこまでのレベルになっていますね(笑)。

「詰め替えの日」は、化粧品メーカーの「ちふれ」が1974年6月25日に日本で初めてスキンケア化粧品の詰め替え用を発売したことにちなんで制定された。この日の番組では、詰め替えの誕生や歴史、進化などについて学ぶため、ちふれホールディングス株式会社 広報部広報課のみなさんに話を伺いながら進行していった。

クリス:1973年、オイルショックがありました。日本のあらゆる資源が不足して物価も高騰して、ちふれはお客さんに求めやすい金額で化粧品を提供し続けたいという思いで、商品の価格据え置き宣言をしたんだそうです。

価格を維持するため容器の印刷をなくすなどしていたちふれは、さらなる省資源化を目指し、注目したのが容器だった。中身を変えずに容器を変えて、商品を継続的に世の中に出していこうという思いやアイデアから詰め替え化粧品の開発に至ったという。ここで、ちふれホールディングス株式会社 広報部広報課の岩下 大さんに開発時のことを説明してもらった。

岩下:詰め替え商品が世の中にローンチしたのは1974年でした。業界に先駆けて化粧水、乳液、クリームという、いわゆるスキンケア商品の25品を詰め替え商品として誕生させています。キャップのない先端をハサミでチョキンと切って開閉するチューブ型タイプで、省資源化と価格を維持しつつ、詰め替えがやりやすいよねっていうところをポイントに置きながら、詰め替え化粧品を世の中に生み出してきたわけです。

佐藤:最初はチューブだったんですね。絞り出している感じは、フェルメールというよりもムンクですね。どっちかというと。

クリス:この番組の用語で言うとね(笑)。

(編註:「ムンク」とは、佐藤オオキが名付けた「流石にもう中身が無いであろうチューブ入りの歯磨き粉等を、ダメ押しで絞り出す行為」のこと)

佐藤:ムンクからのフェルメールだったんですね。

詰め替え容器はもっとニーズがある

発売からの容器の進化についても、岩下さんに聞いた。

岩下:1974年に初めてスキンケアの詰め替え商品を世の中に提供させていただいて以来、時間が飛んで1997年になるんですけれども、詰め替えるという文化は世の中的に定着してきて、詰め替えることそのものに対する世の中の抵抗感はだいぶなくなりました。そこで次の我々のステップは、より省資源。SDGsも踏まえたうえで、資源にコミットしていきたいよねっていう思いがありました。

ちふれは、さらなる省資源を目指し、進化を遂げる。

岩下:容器がチューブタイプからパウチタイプになりました。これが大きな進化でして、結果として使用する樹脂の量を大幅に削減できたっていうところが、ひとつの歴史的な進化となっております。パウチタイプの詰め替え用は、もともとの本品に対して約1.7倍の出荷量があり、詰め替えという文化が特に弊社の商品を愛用していただいている方から評価を受けたと同時に、同じ商品をちゃんと繰り返して使うっていうところがすごくポイントになっております。

岩下さんは、利用者のリクエストやニーズを受け、利便性と省資源化を両立させる工夫を重ねてきたと話す。

岩下:きっと、もっとニーズがあると思うんですよ。「もっと使いやすくしろ」とか、「もっとフェルメールしやすくしろ」というニーズがこれから出てくると思うので、我々としてはそこにちゃんとコミットしていくっていうのが次の進化なんじゃないかなって考えてます。

クリス:最高ですね! 「もっとフェルメールしやすくしろというニーズに応えて」って、岩下さんも使ってくださって(笑)。

佐藤:(笑)。情熱が素晴らしいですね。

スタジオで実際に「フェルメール」してみると…

続いて、広報部広報課の長野恵実さんが、2026年3月末時点で約44商品ある詰め替え用のラインナップを紹介した。

長野:スキンケアについては、クレンジングから美容液、保湿クリーム、マッサージパック、オールインワンまで、ちふれブランドで展開しているほぼすべての商品において詰め替え用をご用意しております。ヘアケアでは、シャンプーにも詰め替え用がございます。メイクについては、パウダーファンデーションやプレストパウダーなどでもご用意がありますし、口紅にも詰め替え用がございまして、ちふれの口紅は詰め替え用の本体とケースを別々で最初から販売をしております。

スタジオには、ちふれの詰め替え化粧品の実物が用意され、ふたりはデザインを確かめた。

クリス:パッケージもシンプルでいいですよね。持ちやすい。手のひらにちょうどのるくらいで。

佐藤:安心感があるデザインですね。

クリス:口紅のパッケージはそのままに、中を詰め替える。それはあんまり考えたことなかったな。

詰め替え作業を面倒に感じる人に向けて、広報部広報課の福角 彩さんからメッセージが届いた。

福角:詰め替え作業って少し面倒だなとか、詰め替えるときにこぼしちゃいそうだなといった苦手意識を持たれるお気持ちは、すごく私どももわかっておりまして。ですが、ちふれの詰め替え商品は、お客様からの声を伺いながら、少しでも詰め替えがしやすいように技術的な改良をずっと重ねてきています。そのため、苦手な方こそぜひ一度、こんな簡単にできるんだというのを体験していただきたいなと思っています。詰め替え用は本体を買うよりも少しお値段的にもお得になっておりますので、環境にいいことをしているなとか、ちょっとお得になったなとか、ポジティブな気分を感じながら、ぜひ楽しくフェルメールしていただけたらうれしいなと思っています。

スタジオでは、佐藤がちふれの化粧水の詰め替えを試すことに。佐藤は、容器の口が大きく、パウチも簡単に開けられることに感心しながら化粧水を注いだ。

続いてクリスも詰め替えを試してみると、佐藤は「フェルメール、めちゃくちゃ上手じゃないですか!?」と驚く。クリスは「まあ、やっている回数が違いますからね(笑)」と返した。

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「詰め替え用のほうがすごくなって…」容器デザインの難しさ

実際に詰め替えを体験した佐藤は、以前手がけたヨーロッパのとあるラグジュアリーブランドの化粧品容器のデザインを振り返る。それは美容クリームの詰め替えを考える企画だったという。

佐藤:美容クリームで、ジャーっていうんですか、大きい蓋を開けて取るやつ。あれも入れ替えられるようにしようってことで、プラスチックの容器に入っているクリームを、ガラスの容器の中にパコっとはめる、みたいな話だったんです。でも、チーム内でそのプラスチックの……要は「プッチンプリン」みたいな状態ですよね、それが「安っぽいんじゃないか」「もうちょっと高級感出そう」となって、だんだん樹脂の厚みが増していって、ガラスになったんですよ。そうすると、ガラスのやつに対してガラスを入れると重すぎるってなって、もともと本体だったほうが薄いプラスチックになっていって。

クリス:どうして(笑)?

佐藤:「どっちがどっちなんだ?」「詰め替え用のほうがすごいぞ」みたいになっていって。それに加えて、絞り出すチューブもリフィルにしようという話が出て、キャップを外して新しいほうのキャップにつけるみたいになったんです。でも、「本体、キャップ?」みたいな。どれが本体だかわからなくなるっていう、謎現象。

クリス:(笑)。みなさん苦労していらっしゃるんですね。じゃあ、入れ替えるほうがガラスになって……。

佐藤:そう。だんだん主従関係が入れ替わって。紅生姜を食べたいがために焼きそばを作る、みたいな。

さらに、佐藤は国内のプチプラ化粧品でも詰め替え式リップの容器をデザインしたという。

佐藤:せっかく詰め替えにするんだったら、ポジティブな、楽しい気持ちになれないかなということで、リップの本体のほうを3種類用意して、好きな本体に詰め替えを入れられますよっていうご提案をして。ひとつはすごいスリムで持ち運びやすくて、もうひとつはスタンダードなものと、あとはあえてちょっと大きくて重みがあって手にしっくりくるようなもの。使い心地も少し変わるんじゃないかなということで3つ用意したら、すごく好評でして。

クリス:形を変えるっていうのは、さすがですね。

佐藤:すごく実験的なプロジェクトではあったんですけどね。リフィルっていうと、なんとなくネガティブなものをゼロに持っていくみたいな感じはしますけど、あえてポジティブに持っていくっていうやり方もあるのかなっていうふうに思いましたね。

クリス:ちょっと選ぶ楽しみ。

佐藤:ですね。

『HEBEL HAUS CREADIO』は、世界的デザイナーである佐藤オオキとクリス智子の軽快なトークで、デザインの奥深い魅力をお届けする。放送は毎週土曜17時から。ポッドキャストでも配信中。

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