防衛副大臣兼内閣府副大臣・中山泰秀氏に聞く「自衛隊 新型コロナワクチン 大規模接種センター」

防衛副大臣兼内閣府副大臣 中山泰秀氏(中央)、安本寿久 産経新聞編集委員(左)、松本雅子

ラジオ大阪(OBC)が毎週金曜21時から放送する『週末ワイド“ラジオ産経”』は、アンカーマン 産経新聞編集委員 安本寿久、ナビゲーター 松本雅子が、様々な分野のスペシャリストを迎え、一週間のニュースや話題を取り上げます。

5月28日の番組後半には、特別ゲストとして防衛副大臣兼内閣府副大臣 中山泰秀氏を迎え、大阪市にも開設した、自衛隊の新型コロナワクチン大規模接種センターについて聞きました。

 

安本:大規模接種センターの手ごたえは? 大阪は予約が約30分で埋まったといいますが…?

中山:国民の皆様のご協力のもと、今のところ順調です。様々な報道はあるが、サイバー攻撃も含めいろいろな事態を想定し対策してきました。大阪が東京よりも早く予約が埋まったのは、大阪の方々の切迫感があるのではないかと思う。陽性が判明しても自宅待機を余儀なくされている人が相当数おられるという状況もあり、緊張感があるのでは。

安本:接種数をこなすため、いろいろと工夫をされていると聞きましたが?

中山:徹底的にシミュレーションしました。どうしたら円滑に人が流れるかを繰り返し実験したところ、意外にも接種後、接種済証の交付の段階で時間がかかることが分かりました。ここでは証明の交付と共に2回目の接種の予約を取る作業がある。それぞれの作業を分け、改善したところスムーズになりました。同時に、できるだけ予診・問診票を来場前に記入してきていただくこと、接種券を忘れないことを徹底してお声掛けしました。

安本:会場で接種にあたる自衛隊の医官や看護官の方々は、日ごろはどのような任務を?

中山:医官・看護官の中には、ダイヤモンドプリンセス号から一貫して新型コロナ対応に当たっている方がいるため、経験値が高い。また、災害対応で被災者の方々に寄り添う経験をしてきた方も多い。そういった経験を生かした対応で、接種に来ていただいた方に笑顔でお帰りいただければ。

安本:最近は災害が多いので、自衛隊が出動し困難に直面する民間と関わることが多かったと思う。日常的には、なんでもかんでも自衛隊にお願いしてよいのかなと考えているが、そうしたことを通して、自衛官にホスピタリティが育ってきたのならばよかったのかなと。

中山:自衛隊は便利屋じゃないぞというご意見があることも承知しています。ありがたいと思いつつ、自衛隊は一度命令を出されれば、使命感を持ってかかる。今回のワクチン接種についても総理大臣の指示のもと一丸になってやっていて、みんなでウイルスに立ち向かおうという想いで任務にあたっているということを申し上げたい。

安本:中山副大臣からは言いにくいことかもしれないが、自衛隊の医官の出動に対して、国からの手当ては1日3千円、一方、大阪市が協力要請している民間の医師に対しては日当10万5千円という。この待遇の違いの中で一生懸命に任務に当たっておられるというのは、使命感の強さだと思う。頭が下がります。

松本:スムーズな接種のために、私たちが協力できることはありますか。自治体での接種との二重予約を避ける、必要な書類を忘れないこと以外に、たとえば服装など。

中山政府広報で、西川きよしさん・西川ヘレンさんご夫妻が登場して呼びかけてくださっていますが、半袖などすぐに接種できるような服装で来ていただけるのはとてもありがたい。一方で、空調がよく効いている場合もあるので、調整できるようにしていただければ。待ち時間はそれほどないとは思うが、多少ある時のため、また接種後の経過観察の時間のために本などをお持ちになるのもよいかもしれない。副反応など、万が一に備え、近隣の医療機関と提携しているので安心して来ていただきたい。

安本:大規模接種会場の設置期間は3カ月と聞いているが、センターはいつ頃まで維持されるのでしょう。

中山:現段階では3か月間と指示されていて、命令に従って予定している。感染の状況や専門家のご意見で3カ月後に見極めての検討はあるかもしれないが、まずはこの3か月間のミッションを遂行していくと申し上げたい。

安本:今日は大変な多忙の中、夜遅くにありがとうございました。

週末ワイド "ラジオ産経"
放送局:OBCラジオ大阪
放送日時:毎週金曜 21時00分~23時00分
出演者:松本雅子、安本寿久
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

【西武】源田壮亮選手インタビュー 1番打者でも初球から打とうと思わせた栗山巧選手の言葉とは?

4月19日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの西武―楽天4回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。努力が結果に結びつかない日々の心境について訊いた。

――先週の金曜日、ソフトバンク戦(4月12日、1回戦)は1番打者を今シーズン初めて2試合連続で務めました。1打席目の初球を積極的に打ちにいった姿は、源田選手の決意の表れに見えました。
源田「試合前にいろんな選手と話をしているなか、栗山(巧)さんの一言で『初球から打ってみようかな』と思えて打ちにいきました」

――栗山選手の一言とはどういった言葉だったのでしょうか?
源田「栗山さんも1番や2番をずっと打ってきて、『1番打者は難しいけど何もない状態からスタートできることを強みと思って、凡退してもあまり気にしなくてもいいんじゃないか。考えすぎてもいいことはないよね』という話をして、初球から思い切って打ってみようと思ったんですけど結果は最悪の凡退でした」

――源田選手の方から栗山選手に声をかけたのでしょうか?
源田「(西川)愛也と話している時に栗山さんから話しかけてくれました」

――先週の金曜日(4月12日)ライオンズナイターのインタビューで、源田選手は「何も考えずにどんどん振っていく1番打者がいても面白い」とおっしゃっていましたね。
源田「僕はどんどん振っていくタイプじゃないので難しいですね」

――それはほかの人に任せておいてということでしょうか?
源田「はい。本当に考えていない人がいたらいいなと思います(笑)」

――今日の西武先発は今井達也投手です。今シーズンの投球を見ていて感じることはありますか?
源田「すごく気持ちを前面に出して投げているなと思いますし、『俺がやるんだ』という気持ちが伝わってくるので本当に頼もしいなと思っています」

――守りがいがありますね。
源田「そうですね。周りを見て声をかけながら投げているので、年々すごくいい変化が見えてきて嬉しいです」

――努力が結果に結びつかない日々ですが、源田選手はどのような心境で戦っていますか?
源田「シーズン中のどこかで結果が出ない時はどのチームも絶対にありますし、それが今きているのかなと思います。それでも借金4(4月18日時点)なので、まだまだこれからだと思います」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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