政治資金規正法で義務付けられている外部監査の仕組みに大竹まこと「ザルどころか網も張っていない状態」

4月9日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件に関し、法律で義務付けられている外部監査が現状では全く機能しない仕組みになっている問題について指摘する東京新聞の記事を取り上げた。

番組では、登録政治資金監査人に対して総務省が行う研修資料の冒頭に「政治資金収支報告書や団体の会計帳簿の数字が妥当か(どうか)評価しなくてよい」というような説明があるという東京新聞の記事を紹介した。記事によれば、研修マニュアルでは問題となった裏金のように団体の収入を監査することはできず、支出は点検するが領収書と照合して数字が合っているかどうかの外形的・定型的な確認だけで良いことになっているのが実態であり、実際に監査人を務めた会計士も「研修マニュアルに従えば怪しい支出を発見しても国会議員に詳細な追求はできないというのが本音であり、企業監査とは大きな違いがある」という発言を紹介している。
フリーライターの武田砂鉄氏は「(制度が)ザルというか、ザルにしているというか、ザルの状態を保っているということだと思う。岸田首相は政治資金規制法をどう変えるかについて話しているが、まず大前提として今回がどうだったのかを明らかにしない限り話を進めてはいけないと思う。」と発言した。
番組パートナーの小島慶子も「罰せられるべき人が罰せられ、何が起きたかを明らかにするのはもちろんのこと。そして問題がまた起きないような仕組みを変えるところまでたどり着いて欲しい。」と述べた。
また番組パーソナリティーの大竹まことは「団体の収入がそもそも監査の対象外というのが意味が分からない。」「ザルというか網も張っていない状態。」と発言した。

 

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いつもの食材で作る 「腎臓」を元気にするデトックスレシピ

鍼灸師の大野沙織さんが、上柳昌彦アナウンサーがパーソナリティを務める、ラジオ番組「上柳昌彦 あさぼらけ」内コーナー『食は生きる力 今朝も元気にいただきます』(ニッポン放送 毎週月・金曜 朝5時25分頃)にゲスト出演。

『超!解毒スープ – おつかれ気味の腎臓がよみがえる』(ワニブックス)、『腎臓毒出しスープ – これだけで不調が消える!』(ワニブックス)の著者で、YouTube『腎機能アップ!ちゃんねる』(登録者数12.4万人)では実体験に基づいて腎臓のためにできることを定期的に発信している大野さんに、腎臓にいいスープの作り方や、それが体にいい理由、そして腎臓の機能を失った実体験を聞いた。

20代で右の腎臓の機能を失った経験

上柳:大野さんの著書を読ませていただき、やはり「腎臓」という文字が目につくんですが、腎臓が大変だった時があるみたいですね。

大野さん:そうなんです。20歳頃からちょっと寝込む機会が多くなり、何回か病院に行って検査を受けても原因がわからなくて。でもやっぱりおかしいな、と思ってエコーを撮っていただいたら、すぐに泌尿器科に連れて行かれてカテーテルを入れたんですが、腎盂腎炎(じんうじんえん)になっていたんです。

腎臓の方に、尿が逆流していたんです。で、腎臓に尿が染み込んでパンパンに膨れ上がる、という状態が1週間に1回あって……。

上柳:腎盂腎炎は、腎臓に雑菌などがどんどん入ってしまうそうですね。

大野さん:はい。とてもじゃないですが、立てないし起き上がれない、吐いちゃう、そんな状態でした。手術をしましたが、右の腎臓の機能はほとんど無くなっていたんです。

実は2年ぐらい分からずに過ごしていたので、その間に(腎臓の)機能が落ちちゃったんです。さらに、人気の先生に手術をお願いしたから半年待ちで、『私はまた半年、この痛みを耐えないといけないのか』と考えたら、ゾっとしました。

そんなとき、病院の待ち合い席にあった雑誌で「鍼灸特集」を見て行ってみたら、そこで状態を全部言い当てられたんです。しかも、すごくリラックスできたし、安心感がすごくあって。それで、『こういう仕事があるのか』と初めて知り、鍼灸師を目指すことになりました。

食生活がめちゃくちゃだった患者に勧めたスープ

上柳:大野さんが「スープ」に注目したのは、何かきっかけがあったのですか?

大野さん:私が鍼灸師になってからのことなんですが、セルフケアとか治療院に来る患者さんを対応しても、次に来られた時も症状が戻っていたり、新しい症状が出たりとか、『きりがない……』って思ったんです。

患者さんに食事内容や運動内容を聞いてみたところ、皆さんそこがめちゃくちゃだったので、「ちょっとこれを作って食べてみて」と紹介したのがスープでした。

上柳:『超!解毒スープ – おつかれ気味の腎臓がよみがえる』、『腎臓毒出しスープ – これだけで不調が消える!』のどちらの本にも紹介されている、“基本の腎臓スープ”を教えていただけますか?

「基本の腎臓スープ」の作り方

【材料】2人分

・ブロッコリー ……1/2株
・玉ねぎ ……1/2個
・にんじん ……1/2本
・大根 ……4センチ
・かぼちゃ ……150グラム
・ミニトマト ……6個
・きのこ類 ……80グラム
・なす ……1本
・蒸し大豆 ……1/2パック(50グラム)

・オリーブオイル
・天日塩 ……小さじ1
・水 ……400ミリリットル

【作り方】

(1)野菜は食べやすい大きさに切る。
(胃腸が弱い人は細かく切ると消化吸収が良くなります)

(2)フライパンにオリーブオイルをひと回し入れ、材料をすべて炒める。

(3)水400ミリリットルと塩小さじ1を加える。

(4)ふたをして弱めの中火で約20分煮たら完成。

上柳:味付けはお塩だけで大丈夫なんですか?

大野さん:はい、味付けは「天日塩」だけです。食塩ではなく、ミネラルがいろいろ入っている天日塩を選んでみてください。

天日塩だけで出汁代わりになるぐらいおいしいし、食材の味が引き立つので他の調味料はいりません。かぼちゃからは甘みが出ますし、トマトやブロッコリーからは旨味が出るので、塩だけで十分なんですよ。

 

腎臓に負担がかかる「リン」「添加物」を避ける

大野さん:「腎臓スープ」では基本的にすべて、腎臓にいい、腎臓の機能を高める食材を使っています。

上柳:大野さんは大変な腎臓の病気をされたわけですもんね。腎臓の機能を簡単に言うと、いろいろと体に取り込まれたものをこすんですよね?

大野さん:そうです。

上柳:その腎臓に負担をかけないものがあるわけですね?

大野さん:例えば、私が紹介しているスープでは、塩、しょう油、みそとか、本当にシンプルな調味料を使っていますが、こうした調味料1つにとっても、なるべく腎臓に負担をかけない、添加物が含まれていない自然なもの、天然のものを選ぶようにしています。

上柳:添加物とか、いろんなものが含まれれば含まれるほど、こすという腎臓の機能に負担がかかってしまうのですね。

大野さん:負担をかけるものとして、最近よく言われているのが「リン」です。腎臓の血管を傷つける物質なので、なるべくシンプルで、天日塩のような自然な調味料を選んでいただきたいです。

不眠改善や疲労回復がすごい!「腎臓が元気になるプロテインスープ」

【材料】2人分
・オリーブオイル ……ひと回し
・にんにく ……1片 みじん切り
・鶏もも肉 ……100グラム ひと口大に切る
・鶏むね肉 ……100グラム ひと口大に切る
・玉ねぎ ……1/2個 1.5センチ角に切る
・天日塩 ……小さじ1
・こしょう ……少々
・酒 ……大さじ1
・ブロッコリー ……1/2個 小房に分け、芯は小さめに切る
・水 ……400ミリリットル

【作り方】
(1)フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかける。

(2)鶏肉を炒め、玉ねぎを加えてさらに炒める。

(3)塩、こしょう、酒をふり、ブロッコリーを加え、水を注ぐ。ふたをして7分ほど煮込む。

上柳:チキンとブロッコリーの塩スープですね。おいしそうだし、体にも良さそうです。このレシピのポイントは鶏肉ですかね?

大野さん:病院では「タンパク質制限」もよく言われるんですが、近年の研究では「タンパク質制限するのは悪い」とわかってきたので、ほどほどにお肉も食べるといいかなと考えています。

上柳:タンパク質も水に溶けちゃうんですよね?

大野さん:はい。ですが、スープなら汁を飲めばいいので。

上柳:なるほど。スープなら、溶け出たタンパク質も体に入っていくわけですね。こうした体にいいスープは、やはり毎日作って飲むべきなんですか?

大野さん:まずは週に1回からでいいと思います。他の日はいつもの食事で大丈夫です。週に1回はデトックスの日を作って、その1日だけはちょっと体に優しい、腎臓に負担がかからない日を作ってほしいなと思います。

上柳:今回ご紹介したような体のことを考えたスープを飲むことで、デトックスになるわけですね。

――加工品は時代とともに増え、食生活に欠かせない存在だが、そのぶん腎臓や体には負担となっているかもしれない。野菜や肉、そして天然の調味料で優しく味付けしただけの料理は、体の老廃物を出す手助けになるので、まずは週に1回だけでもチャレンジしてみては。

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