「よく当選しましたね?」大竹も驚き!杉並区初の女性区長・岸本聡子さんが一番キツかった選挙活動とは?

2022年6月に東京都杉並区長選で初当選した岸本聡子さんが10月31日の大竹まことゴールデンラジオに登場。意外な経歴や出馬のウラ側を伺った。

大竹まこと「岸本さんはもともと長いあいだ海外にいらしたそうですが、それはなぜですか?」

岸本聡子「私の当時のパートナーがオランダ人で、日本語ができない人と一緒に日本で暮らしていくのが、仕事面や社会保障とかの問題もあって、ちょっと難しかったんですね。それでやむなくといいますか、オランダに移住することになりました。小さなアパートで生活して子供ができて、家族や友達はいなくって、そして仕事もないという感じの厳しいスタートだったんですけれども、それでもやっぱりアムステルダムの町の楽しさなどに救われました。その後、トランスナショナル研究所というところで仕事が見つかって、自分の力がもうちょっと発揮できるようになったと思います。」

大竹「そういう経歴をお持ちの方が、なぜ杉並区の区長に立候補なさったんですか?」

岸本「ヨーロッパで仕事していたときも、地方自治から民主主義を、生活者の視点から政治を変えたいという気持ちがずっとあって、そういった研究や運動をやっていました。やっぱり日本人として、日本の民主主義のために戦いたい、働きたいと思い続けて、いずれは日本に帰りたいと考えていたので、それがたまたまと言いますが、宿命的に杉並区だったという感じでしょうかね。」

大竹「日本に帰ってきてから選挙に出るまでの期間はどのぐらいだったんですか?」

岸本「実は、選挙に出ようと決めた時はまだ日本に移住してなかったんです。」

大竹「ええっ?」

岸本「休みで日本に帰ってきて3週間ぐらいいるつもりでいたら、そういうお話になったんです。選挙はいつまでにポスターを刷らなきゃいけないとかスケジュールが決まっているので、まだ引っ越しもしてない状態で選挙に出ると決めて、とりあえず住民票を移さなきゃいけないので、もう大慌てで1回帰って必要なものだけ持ってきました。」

大竹「そんなんで受かる?よく当選しましたね。」(笑)

岸本「私の力だけではなく、何年もかけて杉並の区長を変えようとしていた市民グループの土台があって、そこでいろんな政策などを話し合ったうえで、候補者を探していたんです。その土台がなかったら到底選挙はできなかったと思います。

大竹「岸本さんも勇気あるけど、杉並区の市民グループの方たちはもっと勇気がありますね。どうして日本に住んでいなかった岸本さんを選んだんでしょう。」

岸本「私はヨーロッパにいながら日本の社会で何ができるかを模索して、2018年ぐらいからウェブ媒体で連載したり本を書かせてもらったりということを3年ぐらいやってたんですね。ヨーロッパの事例を中心に、草の根の民主主義や熟議を通した対話が、地方から力を発揮できるんじゃないかということを書いていたので、まったくランダムに頼まれたということではないんです。」

大竹「少し下地があったと。それでも2018年でしょ?2022年に初当選だからそんなに時間経ってないよね。どんな選挙活動をしたんです。街頭演説でも誰も聞いてないこともあったんじゃないですか。」

岸本「もちろん最初は誰もいないところで話すのが全く慣れなくて、とてもきつかったです。邪魔者みたいな感じで、特に若い方や、朝の忙しい時なんて、何も見たくない、何も聞きたくないっていう感じのオーラが無茶苦茶出てて、そういう中でマイクを持って話すことの「嫌がられ感」みたいなものがすごくよく分かったので辛かったですね。」

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大竹まこと、梨泰院ハロウィーン事故について語る

10月31日放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、パーソナリティでタレントの大竹まことと経済アナリストの森永卓郎氏が、29日に韓国ソウル市内の繁華街、梨泰院の路地で発生した圧死事故について語った。

森永氏「韓国政府はちゃんと警備はしていたと主張しているんですが、テレビで映像を見ると警察官いないんですよ。だから私はちょっと警察の警備のミスっていうのがあったんじゃないかなと。渋谷のスクランブル交差点でも警察官いっぱい出て、テープみたいなのを持って誘導しているじゃないですか。やっぱああいうことをするのは命を守るためには重要なんだなって思いました。日本もそうですが何故みんな狭いとこに集まろうとするんですかね。広いところでやればこんなことにならないのに」

大竹「お祭りでもなんでも見ていると群衆が密集している映像って、中にいる人も楽しんでいるしみたいなイメージがありますよね。ここまでの人数の集まり方でそういう狭いところに、っていうのはちょっと警備する方もなかなか想像が届かなかったっていうのもあるんじゃないかな」

森永「韓国は日本よりも厳しい行動制限をかけていたので、その鬱憤もあったのかもしれないですね。不満が鬱積していて」

大竹「ハロウィーンは今日ということで。特に渋谷なんかはこれをちゃんと経験則の中に入れて、群衆を整理するということを考えた方が良いですよね」

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