ウィズコロナの「新常態」、企業の対応を探る

新型コロナの猛威が一旦収まっても、ウイルスとの共存(ウィズコロナ)の日々が続くことが予想され、企業活動を続ける上で職場の感染症対策は必要不可欠となります。「職場の感染症対策」を含む「新しい生活様式」への企業による対応について考察する特別番組『企業の新型コロナ対応~ウィズコロナの職場の健康管理』では、職場でとるべき感染症の予防対策の基本など、ウィズコロナの職場の健康管理について、順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座特任教授の福田洋氏に解説していただきます。

<テーマ>
6月1日(月) 第1回「職場の感染症対策〜厚生労働省のチェックリストをもとに」
6月2日(火) 第2回「企業のコロナ対応の現状と課題〜『さんぽ会』調査をもとに」
6月3日(水) 第3回「テレワークの課題〜欧米の調査から」
6月4日(木) 第4回「従業員へのコロナの情報発信を考える〜検査・治療・予防について」
6月5日(金) 第5回「ウィズコロナ時代の職場の健康管理」

職場の感染症対策〜厚生労働省のチェックリストをもとに

職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するための基本的な対策の実施状況について確認いただくことを目的としている厚生労働省のチェックリスト。このチェックリストにはたくさんの項目がありますが、全部を頑張ろうとするのではなく「感染源を近づけないためにやること」や、「この行動は感染経路を断ち切るためにやる行動だな」という風に見ていくと見やすいと語る福田教授。

また、クラスターを防ぐため、三密を防ぐこと、換気をまめにすることを徹底されている方も多いと思いますが、職場での感染症対策のポイントとしてさらに重要なのは、少しでも体調が悪い、熱があるときは会社を休むことが大事なのだそう。日本の環境では少しの不調でも無理をして仕事をすることが美徳のように感じられるイメージがありますが、体調不良の時はきちんと会社を休み、周りの方はその方を理解し、仕事のサポートをすることが大切になっていきます。

この他にも、知っておきたい情報が盛りだくさんの『企業の新型コロナ対応~ウィズコロナの職場の健康管理』。
ウィズコロナの日々が続く中、感染症と共存していく中で会社を感染拡大の場にしないよう、一人一人の心掛けが必要ですね。

企業の新型コロナ対応~ウィズコロナの職場の健康管理
放送局:ラジオNIKKEI第1
放送日時:2020年6月1日 月曜日 8時25分~8時35分
出演者:福田 洋(順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座 特任教授)
番組ホームページ

6月1日(月)~5日(金)8時25分~8時35分放送
全5回にわたりお送りする特別番組です。

※該当回の聴取期間は終了しました。