それ行け、ただのあきのり!人気沖縄芸人が語る民謡酒場の魅力

孤高の沖縄ローカル芸人ただのあきのりが11月1日(水)に放送される特別番組「それ行け!民謡酒場 〜花の沖縄市編〜」に先駆けてインタビューに応じてくれました。民謡酒場に対する熱い想いをラジオ感覚でお読みください。

ただのあきのり(以下 ただのり)20代前半の頃、那覇市にあるネーネーズのお店(※ライブハウス島唄)に民謡ファンの友人と一緒に行ったのが最初かなぁ。沖縄民謡酒場って敷居が高いって話をよく聞きますけど、そんなことはないです。
お店に一歩入って一杯飲んでまず質問。「ここ長いンですか?」
コレです。コレでだいたいOKですよ。お店の歴史も知ることができますし。あっ、でも唄者のお姉様方に年齢まで訊いてしまうのはマナー違反なので気をつけてください。

 

ただのり:印象としてはラスベガスに近いかなぁ。うん、酒好きのラスベガス。そこへ行けば沖縄エンタメのすべてが詰まっていると言ってもいいんじゃないでしょうか。

ーー20代で民謡ファンの友人がいるって渋い。

ただのり:ボクが観光大使をやっている沖縄県の南風原町は地域の行事とかで三線、太鼓の演奏は必須なんです。でもね、沖縄音楽の知識がないと民謡酒場が楽しめないと思ったら大間違い。三線の音色を一度生で耳にしたらハートに刺さる〜、沁みる〜ってなもんです。

ただのり:「カチャーシー」っていう有名な踊りがあるんですが、あれは「掻き回す」って意味です。余計なことを考えずに全身で民謡を感じて、心を掻き回されちゃえばそれでいいんです。

ーーただのあきのり流の民謡酒場の楽しみ方やおすすめの楽曲を教えてください。

ただのり:豊年音頭や唐船ドーイ、仲順流りみたいなアップテンポの曲は立ち上がってダンスミュージック感覚で楽しむもよし。安里屋ユンタ、とぅばらーまみたいな曲はゆっくり味わいながらチルタイム。古典なら上り口説かな。沖縄民謡は唄、三線、太鼓、笛、それぞれが主張し合いながらも混ざり合ってひとつの作品になるところがいいですね。

ーーいわゆる民謡酒場メシみたいなのもあるんですか。

ただのり:もちろん。民謡に耳を傾けながら食べる沖縄料理は格別に美味しく感じます。秋のこの時期ならチキナーチャンプルー。そして飲むのはやっぱり泡盛。できればその土地の酒造所で作られたものを選んで欲しいですね。民謡酒場ってその地域にしかないようなレアな泡盛が置いてあったりするので。

ーー番組ではレポーターとして沖縄市内の民謡酒場から中継するそうですが、意気込みを教えください。

ただのり地元の人はもちろん、旅行でも沖縄にいたら民謡は絶対に生で聴いたほうがいいと思います。パワーが違いますから。当日は1秒でもたくさん沖縄民謡の楽しさを信ちゃんとみーかーと一緒に伝えられればいいなと思っています。一生懸命レポートして沖縄民謡酒場の楽しさを聴かせますよ。それ行け!

それ行け!民謡酒場〜花の沖縄市編〜
放送局:ラジオ沖縄
放送日時:2023年11月1日 水曜日 20時00分~22時00分

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