サカナクション山口一郎が音楽業界に「喝!」。加藤浩次に、ミュージシャンとしての思いを激白。

焼き鳥食べてもミュージシャン ©STVラジオ

2020年最後の放送と言うことで、2人の話もやはり、今年を振り返る内容に。すると、サカナクション・山口一郎が、新型コロナウイルスによって大きなダメージを受けた音楽業界のミュージシャンとして、溜まっていた思いを激白。

山口「いま、コロナ前って全国でとんでもないくらいのフェスがあって、ライブハウスがやっと埋まるくらいのミュージシャンも1万人規模の前で歌えたんです。結局、フェスが開けて動員もあれば、ミュージシャンって普通に生活できたんですよ。でも、これって、いつかフェスが飽きられた時は打つ手がないんです。だから、音質とか含めて、フェスの良さをもっと伝えていかないと絶対に失敗するって、僕は前から言ってたんです。そしたらコロナでライブが出来なくなって、ライブでご飯食べてた人が一気にダメになっちゃって、音楽業界はいま『ライブを復活させる』ってことしか考えてなくて,新しいアイデアが出て来ないんです」

加藤「ライブが生活の基盤だったから、それ以外のことやるのが怖いというか、発想が出てこないよね」

山口「だから、これ(コロナ)はいい教訓だなと思っていて。上手く行ってる時にこそ、それが失われた時はもっと新しいこと、面白いことをやろうって動いておかないと、何かあったら途絶えちゃうんだなって」「ビジネスだけで考えてスピーカー減らして、お客さんだけいっぱい入れて、悪い音でライブやるみたいなことやるんじゃなくて、もっと良い環境で(フェスの)文化を伝えて行こうっていう大義をもっていないと、結局は自分たちに跳ね返ってくるんだなって。愚痴になっちゃいましたけど」

加藤「テレビ業界も、同じようなところあるよ」

ミュージシャンとして、ほとんど活動が出来なかった2020年を振り返るとき、どうしても言いたかった山口の胸のうちが、同じ小樽生まれの加藤の存在と、美味しい焼き鳥とお酒の力で、一気に吐き出されたのでした。

少し真面目な話で締めくくられた2020年の『加藤さんと山口くん』。来年は、どんな展開が待ち受けているか。果たして、同じ小樽出身の人気アイドル・乃木坂46の北野日奈子さんの出演は実現するのか…?!

STVラジオ『加藤さんと山口くん』(毎週日曜 12:00~12:30)
 

加藤さんと山口くん
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週日曜 12時00分~12時30分
出演者:加藤浩次(極楽とんぼ)、山口一郎(サカナクション)
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「極楽とんぼ」の加藤浩次 と ロックバンド「サカナクション」の山口一郎。ともに北海道・小樽市出身の2人が、「よく聴いてたなぁ」というSTVラジオで日曜・ひるのレギュラー番組に登場。全く違うジャンルで活躍する2人が、力を抜いて「ゆる~く」トークを繰り広げます。地元のラジオだからこそ明かせる芸能界や音楽業界の最新ネタや裏話、そしてローカル感も満載のニッチな情報も満載。リラックスした雰囲気の中、加藤さんと山口くんが日々の思いを本音トークでぶつけます。

※該当回の聴取期間は終了しました。