「制服のリユース」広がる。家計しわ寄せは、学生服

入学シーズン。今週、入学式を迎える学校も多いと思いますが、いま、制服のリサイクルが、全国で広がっているようです。4月8日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

まずは、栃木県足利市の消費者団体「足利市くらしの会」が運営している、制服のリサイクルバンクについて、どんなお店なのか。会長の中島 功枝さんに聞きました。

★もったいない精神25年、足利のリサイクルバンク

足利市くらしの会・会長 中島 功枝さん
「ブレザー、詰襟、ズボン、スカートはだいたい千円。ベストなどは500円で販売。先ほど見えた方はお子さん連れてきて、女の子、中学の制服がパンパンで、大きいのが欲しいと。「あって良かったね」と、お帰りになった。私達も25年以上やっているので、市民の中にも、いらなくなった制服は、私どもに預ければ良いんじゃないと思う方が多くなったみたいで、資源の有効活用、ものを大切にする精神を理解する方が、だんだん広まって、根付いたと思います。」

▼制服のリサイクル


こちらは、ボランティアで運営されているお店。制服は、まだ使えても、卒業したり、体が大きくなれば捨てられてしまう。それを勿体ないと感じた中島さんたちが、25年前、県内で初めて、制服専門のリサイクルバンクを立ち上げました。

無償で引き取った制服をクリニーングして販売していて、主に扱うのは「足利市立中学校」の制服。定価だと上下合わせて4万円近いことを考えると、一着千円はお手頃です。更に、ネクタイやリボンが50円、体操着が50〜100円、部活動で使う剣道や柔道の胴着は、1,000円〜1,500円ほどで売られています。

また、店仕舞いした、学生服の個人商店から、新品在庫をまとめて入荷することもあるそうで、3,000点の制服が店内に並ぶこともあるそうです。

★「さくらや」の制服リサイクル

一方で、制服のリサイクルを、ビジネスとして、展開している会社がありました。学生服のリユースショップ「さくらや」で、創業者の馬場加奈子さんに、伺いました。

株式会社サンクラッド・代表取締役 馬場加奈子さん
「各店舗の地域の制服を、買い取って販売するお店。幼稚園、小学校、中学校、高校。ランクの中にはA、B、C、Dとランクがあって、状態によって買取、販売価格が決まってくる。私が創業してから約3年間かかって作り上げました。幼稚園児さんのカラー帽子は100円、高校生のブレザーは新品の価格もかなりするんですが、うちでは約6千~7千円で販売。新品定価の3割以下になってます。」

▼代表の馬場さんにお話を聞きました


馬場さんは3人の子供を育てるシングルマザーで、実際に、長女の制服を買うのに苦労した経験が、創業のきっかけ。2011年に、地元・高松市で、1号店をオープンさせました。

馬場さんによれば、この10年、非正規の方が増え、ますます教育費の負担感が増えていて、制服代に悩む方も多く、お客さんが増えているそう。私立の合格発表の日などには、開店待ちの行列ができることもあるそうです。

そして今、お店は全国60店舗に拡大!ただ、これは馬場さんが経営しているわけではないんです。馬場さんが始めたお店の方針は、こどもを連れてきてOK、週4日、午前10時~午後3時でOK、そんなお店のスタイルをブログで発信したら、全国から「わたしもやってみたい」と声が寄せられ、ノウハウを伝えて連携しているそうです。

子供と一緒に仕事をしてると、お客さんが子供の相手してくれたり、地域とのつながりもできたそうです。

★制服を売りながら、支援も止めない

今はコロナでさまざまな困難がありますが、地域との結びつきが深まる中、さくらやでは、制服を安く売るだけでなく、ほかの形でも、困っている家庭の支援もしていました。

株式会社サンクラッド・代表取締役 馬場加奈子さん
「支援しなければいけないのは、困窮家庭の方たち。困窮家庭の方たちを支援機関に繋いだり、子供食堂をやってる店舗や、障害のある子供をお持ちの母親向けの相談会や、フードパントリー等、各店舗が地域に合った困りごと支援。なので、今の状況でみんな一生懸命、必死。何とかこのお店を続けなければ、大変な家庭の支援ができない。私達も含めて、今耐えなければいけないと感じます。」

例えば、1号店の高松では、高松市・社会福祉協議会と共同で、「あしたのドアネットワーク」というプロジェクトを実施。学生服のバザーを行いながら、困った家庭に来てもらい、支援の網の目からこぼれ落ちた相談を、拾い上げています。

この動きは、青森や盛岡でも広がりつつあり、コロナ禍こそ力を入れたいという事で、様々な支援の中継地点としての活動も広げていきたいということでした。

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イモト、『佐藤可士和展』以上に印象に残った「イッテQ」ADの仰天行動

TBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」毎週水曜よる9時30分から放送中!


イモトが、今話題の『佐藤可士和展』に行って来たことを報告。ユニクロのロゴなど漠然としたイメージだけで見に行ったものと展示品を見て感動!そして「私がカッコイイと思ってたものがだいたい佐藤可士和じゃん!」と衝撃を受けたとか。そんな『佐藤可士和展』の話が、なぜか「イッテQ」のADさんの仰天行動やイモト父へのある疑惑など話は次々と脱線していき・・・。

イモト:放送日とは違うんですけど、今日の近々のこの興奮を伝えたいなと思ってるんです。『佐藤可士和展』に行ってまいりました!これがどういうものかというと、有名なのが、ユニクロなどのロゴのデザインをされているデザイナーの佐藤可士和さんが、今までやられてきたお仕事をまとめたものが、今、六本木の国立新美術館で『佐藤可士和展』ということで展示会をやられてるんですよ。それに行ってきたんですけど、超良かった!

佐藤可士和の膨大な仕事量に感動

イモト:めちゃくちゃカッコイイし、今まで自分が青春時代に触れてきたもの・見てきたものもあるから、「懐かしいな〜!」と浸れるし。あと単純に、あの空間にものすごいデカい佐藤可士和さんがデザインしたロゴの配置とかも。その空間も佐藤可士和さんがデザインされてるから、入ってきた時のドーンという抜け感とか色味の感じとか、気持ちの良い空間でしたね!

イモト:私もそんなに深いことは知らないですし、ユニクロとかTポイントカードのTとか、そういうざっくりとした情報だけで行ったんですけど、行くとね、「え、これも!?ええ、これも!!佐藤可士和、すげぇ〜〜〜!!!」ってなる(笑)「もう、ほぼじゃん!昔も今も全部、私はお世話になってんじゃん!」みたいな(笑)すごいね、仕事量(笑)ビックリした!ちょっと感動しちゃったよ!


イモト:あと日清、セブン&アイのものもそうだし。あとね、Mr.Childrenさんの「シフクノオト」というアルバムの子供が描いたような絵があるんですけど、あれ、すごい印象的だったのよ!あれも佐藤可士和さん!

で、驚きなのがさ、ユニクロのきちっとしたデザインとMr.Childrenさんのあのアルバムのデザインってまったくジャンルが別に思えちゃうんだけど。ただの線や四角だけじゃなくて、そういうものもされてるんだ!っていう感動でしたね!

イモト:あと、SMAPさんのアルバム!あれも懐かしい!!

当時、画期的というとか。アイドルの方のCDって、アイドルの人の顔がジャケットになっていて当たり前というのが、あの黄色と赤とだけでSMAPというのがカッコイイ!と思って!!というのをすごく記憶していたので。写真がOKだったので撮りまくっちゃったよね(笑)

イモトが学生時代に愛用したFOMAも佐藤可士和デザインだった!

イモト:あと、自分的に一番ヒットしたのが、ガラケーで売っていたドコモのFOMAの赤!これ、私、リアルに使ってたんですよ!!当時、一目惚れして。今でこそiPhoneとかデザイン性のあるスッキリしたものがあるけど、当時のケータイっドコモのFOMAの赤て角が丸っぽくて何かスッキリしなかったんです、ボタンも含めて。だけど、FOMAを見たときにめっちゃカッコイイ!!と思って、それにして。たしかに画面も小さいし機能でいったらわからないけど、でもね、超カッコ良かったのよ!毎回持っているときに気持ちが良くて。それも佐藤可士和さんだったのよ!!!どんだけ佐藤可士和さんはデザインするのよ!!!信じられないくらい量産してるよ!で、クオリティも全部高いっていう。ビックリしたわ!


懐かしさと刺激される感じと、テーマパークに行ったくらい見る順路もあったし。お客さんもいろんな方が来てましたね。若い方もいれば、けっこう年配の方も来てらして。

イモト:あと、セブン&アイもやられてるんで、セブン&アイで売っている商品も全部そうなのよ!それがパンとかトイレットペーパーとかノートとか全部、壁一面に並べられているスペースも圧巻でしたよ!写真撮っちゃったよ、自撮りで。一人で行ったから誰も撮ってくれねえから(笑)みんな楽しそうに撮ってんのよ!ユニクロのロゴもデカイから横に立って映え写真が撮れるわけよ!だけど、私一人だから!引けないのよ!『佐藤可士和展』で写真撮るには引いて撮ってなんぼなのよ!引けないから間近な自撮りでよくわかんない物体を撮っちゃったよ!

だいたい佐藤可士和か隈研吾

イモト:あと、個人的に「あ、これこれ!」と思ったのが、佐藤可士和さんがカーペット、絨毯もデザインされてるんですよ。それがなんと!先日OAされた「イッテQ」の山形ロケでお邪魔したオリエンタルカーペットさんがやってる山形緞通(やまがただんつう)というモダンなデザインをしている会社、ラインがあるんです。そこでも佐藤可士和さんがデザインされてるんですよ!!抜かりが無いなー!ここも!?

佐藤可士和さんと隈研吾さん、だいたいいらっしゃる!!私がかっこいいなと思ったら、だいたい佐藤可士和さんと隈研吾さんが絡んじゃってのよ!!絡んでいいんだけど、すごいのよ(笑)

そのカーペットは、日食を表している輝いているデザインなんですけど、山形で見たのと同じものが『佐藤可士和展』にもあったりして。感動しました。

イモト、60万円のカーペットに心揺れる

イモト:山形で、職人さんが一つ一つ織っているところを全部見させてもらったので、カーペットがめちゃくちゃ欲しくなって。今、家で使っているカーペットがおそらく床暖房に対応してなかったんだろうね、冬で寒くなって床暖房をつけたらめっちゃ臭くなったの!最初、「なんだ、この臭いは!?ヤバいぞ!」と思って。臭いの元を嗅いで探したら、安いカーペットだったわけ。おそらくだけど、アクリルみたいなのが温度で溶けちゃったのかな(笑)そこから臭いが湧いてたの。これやだなと思って。新しい良いカーペットが欲しいなと思ってたら、山形緞通。これな〜って現場でもすっごい迷ったの!めちゃくちゃかっこよくて。

お値段を聞いたら、リビングに置く用の大きいカーペットなんですけど、60万円くらいですね(笑)すっごい悩んでどうしようかなと思って。私、いつもだったら、もうちょっと〜と値切るタイプなんですけど、職人さんたちがどれだけ丁寧に作っているかって見ちゃったから、60万円も安いな!みたいな(笑)あんだけの作業をされて思いを込められて作っているんだったらって思って。山形緞通さんは東京支店もあるらしく、もう1回行ってみようかなって。値段的にそんなに簡単に買える物ではないので、検討して、夫と相談して、どうしようかなって。かっこ良い!1回、見て欲しい!山形緞通さんも。

『佐藤可士和展』から、なぜか「イッテQ」のスキー滑れるアピールがすごいADさんの話に・・・

イモト:それと、山形ロケで一番印象に残ってる映像があるんです。「幻のラーメン」というのを山形で食べに行って。けん玉チャレンジをして成功した人しか食べられなかったんです。AD のタケシタ・サラちゃんというオタッキーなすごいかわいい子がいるんですけど、その子は食べられなかったんです。その子の話なんですけど。

イモト:ロケで山に行った時にスキー場が近かったんで、カットにはなったんですけど、スキーを滑るシーンもあったんです。私はボーゲンくらいだったら滑れる、天国じじいも滑れる。でも、ディレクターが滑れなかったんですよ。で、ディレクターが滑れないとなった時のADサラちゃんの“私スキー滑れます感”のアピールが凄かったのよ!「私、滑れますけど!」「まあまあ」と。カメラマンはいるので、いざとなれば私とカメラマンで行けばいい話なんで。

蔵王のゲレンデにジーパン+ニットにスキー靴姿で「滑れますけど!」アピール!

イモト:サラちゃんの滑りたい欲が凄くて。勝手にレンタルのスキー靴を履いて、ウェアも無いのに。ジーパンにスキー靴を履いてニット1枚でゲレンデに出てきたんですよ!山形の蔵王のめちゃ寒いゲレンデに!!ジーパンとニットにスキー靴で「私滑れますけど!」って来たんですよ(笑)ガムテなど斜めがけのでっかいADバッグ姿で。「危ないから!」「私、滑れますけど!」って、スキー靴を履いて前のめりで。あまりにも滑りたそうにしているので、ディレクターが「タケシタ、滑るか!」ってなって。

ビックリした、サラちゃん、直滑降でした!とんでも無い直滑降で蔵王のスキー場を滑り降りるサラちゃん、というのが私が山形ロケで一番覚えている映像でした(笑)

『佐藤可士和展』を越すくらい印象に残ってますね(笑)忘れられないなあ、あんな格好でスキー場にいる人、いないですよ(笑)

話はさらに逸れてイモト父からのメールの話に

イモト:サラちゃんのことで話が逸れたので、話を『佐藤可士和展』に戻そうか(笑)『佐藤可士和展』で思い出したんですけど、ちょっと前の放送になるんですけど、「イモトさん、ここ行ったことありますか?」のコーナーで、徳島の「大塚国際美術館」の学芸員の方からメールを頂いたんです。それで私もいつか行ってみたいななんて話で終わったんです。

イモト、父から女をはべらした写真が送られて来た!?

イモト:そのあとですかね、うちの父からメールが来て「お父さん、あそこに行ったことあるよ!とっても良かったぞ」みたいな、ラジオを聴いた感想プラスお父さんが行ったという情報をくれたんですよね。行ったので写真も何枚か送ってくれたですよ。ちょうど紅白で米津玄師さんが歌われたあの場所で撮ったお父さんの写真が送られて来たんですけど・・・

3枚くらいあった写真全部に、横に違う女をはべらせているのね(笑)


お母さんじゃ無いですよ(笑)もちろんね、堂々と娘にそんなのは送ってこないとは思うんだけど(笑)「大塚国際美術館」に行ったことより、どうしても女をはべらせて写真を撮っているお父さんが気になっちゃって(笑)なんて言っていいかわかんなかったんで「私も今度行ってみるわー」って返したんですけど(笑)仕事で行ったのでおそらく会社の人らしいんですけど、お父さんの手がはべらせてる感がすごかったんですよね(笑)もちろん、うちのお父さんはやましいことは絶対無いです!そういうことしないですから。本当に「大塚国際美術館」が良かったよということを娘に自慢したくて送って写真だったんですけど、結果として、娘としては女をはべらせてるな、しかも3枚とも違う女みたいな印象で(笑)

『佐藤可士和展』に行って、こういうところに行くと心が豊かになるなと改めて感じたので、ぜひ、大塚国際美術館にも行ってみたいなと思いました。

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