「全裸監督」脚本家・山田能龍「塙さんのYouTube、ドラマ関係者めっちゃ見てます」

TBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』毎週土曜あさ9時から放送中!

9月16日(土)放送後記

今週もお聞きいただきありがとうございました!

11時台のゲストコーナー「TOKYOよもやま話」

様々なジャンルから週替わりでゲストをお迎えしています。今回のゲストは、Netflixで世界的な大ヒットとなった「全裸監督」の脚本を手がけた脚本家・演出家の山田能龍さんと、山田さんが主催する劇団「山田ジャパン」の劇団員でお笑い芸人のいとうあさこさんのお二人。

山田さんは高校生のときガンバ大阪ユースに所属して、宮本恒靖さん(元日本代表キャプテン)と同期のJリーガー候補でした。その後、お笑い芸人になって、デビュー間もないナイツとライブで一緒になったことがあるそうです。芸人をやめてからたけし軍団のダンカンさんの劇団で演劇に関わるようになり、今では「八月は夜のバッティングセンターで。」「CODE -願いの代償-」といったテレビドラマをはじめ、数々の映画、配信ドラマ、舞台を手がける人気脚本家・演出家として活躍しています。

3年以上ずっとAVのことを考えていた

塙:「全裸監督」って、監督は誰が?

山田:武正晴さんですね、「百円の恋」とかの映画監督。あと脚本も一緒に書いたのは内田英治さんっていう監督で、「ミッドナイトスワン」の監督。

塙:ああ、草彅剛さん(主演)の。

山田:そうです。あと2人脚本家がいて4人で最初は脚本を作っていったって感じでしたね。

塙:あそこはやっぱりお金もあるじゃないですか、Netflixだから。それってやっぱりありますよね。だって、書いても「だめだ」って言われることだってあるわけでしょ。それはやっぱりできませんとか。

山田:ありますね。だからテレビと違って必ず履行されるという確約はないわけなんですよね。企画が通ってこれで「GO」ってなったら初めてやるって決まるんです。だからもうすごい長い時間。普通、テレビドラマだったら企画の立ち合いからだと、書く期間が長くやって半年とか1年ぐらいなんです。「全裸監督」は3年以上ありました。

一同:ええーっ!

山田:3年以上ずーっとアダルトビデオのことを考えて。

一同:あははは!

いとう:楽しいね!

山田:いやいや、その世界のことをね。笑

土屋:村西(とおる)監督の生涯をね。笑

山田:だから同じスタッフと「3回目のクリスマスだね」とか言ったりして。そのぐらいやってました。

塙:もう何周もして「もうわき毛剃っちゃおう」みたいな話にならなかったんですか?

一同:あははは。

いとう:黒木(香)さんがわき毛剃っちゃう? 笑

土屋:史実をねじまげて。

いとう:そんな尖り方ある? 笑

土屋:その精神状態で書かないほうがいいでしょ。一回落ち着いたほうがいいですよ。2ヵ月ぐらい休んだほうがいいですよ、そうなったら。

一同:はははは!

土屋:3年かかったんすかあ。

山田:そうですね。普通、テレビドラマだと1話につき、初稿という最初に書いた原稿から、第6稿から10稿ぐらいで決定稿になるんですけど、「全裸」の場合は1話に対して100稿ぐらい書いてます。

一同:ええーっ!

山田:それぐらい勝負だったんですね。

塙:それは面白さとかなのか、事実と合わないことが出てきたりとかもう1回調べたらやっぱここが違った・・・みたいなことがいっぱいあるってことなんですか?

山田:それもあります。まず、村西さんという生存するキャラクターをどういうふうにドラマの中で生かすかとか。で、グローバルヒットを狙っているものですから世界的に見てどうであるかとか。だから書いた脚本が翻訳されて本国(アメリカ)のネットフリックスが判断して「これだとこうだ」とかそういうのもいっぱいあったんですね。

土屋:題材が題材だけに厳しいものがあったでしょうね。

山田:そう。センシティブで、「女性からすごくアレルギーが出た」とかそういうことを丁寧に丁寧にやっていったという感じでした。

塙のドラマ評にプロデューサーも注目?!

山田:塙さんのユーチューブありますよね、「ナイツ塙会長の自由時間」。あれ、思った以上に注目されてるんで、責任持ってください。

出水:えーっ!?

塙:なにを、なにを?

土屋:責任持ってください? なんすか?

いとう:あ、ピリピリしてる。笑

山田:塙さん時折、今期のドラマのこれがいい、みたいなのやってくれるじゃないすか。あれ、案外ドラマの関係者、プロデューサー、めっちゃ見てるんです。

一同:へえーっ!

山田:みんな、言われるかどうか一喜一憂してるんです。

一同:はははは!

いとう:ぼくの名前を呼ばれるか?! みたいな。

山田:「八月は夜のバッティングセンターで。」は塙さんがあげてくれてて、みんな「わあ、言ってくれた!」って。

いとう:塙センセイがおっしゃってくださった!って。笑

山田:だから権威です。

塙:マジすかっ!?

いとう:ドラマ界の権威! 笑

土屋:そんなふうになってんの?

塙:こんないちばん演技がヘタクソなやつが?!

一同:あはははっ!

塙:ドラマがあまりにも好きだから、やっぱり結構言うんですよ。でも絶対褒める。全部面白いから見てるわけで。

いとう:そうだよね。

塙:そうなんですよ。もうそろそろ夏ドラマベスト5みたいのをあげなきゃいけない時期なんですよ。

山田:忖度は必要ないですから、ハイ。笑

塙:これはやっぱり、5位が「VIVANT」で・・・。

土屋:5位なんだ。こんだけ(ラジオで「面白い」と)言ってて。

一同:はははは!

いとう:逆に怖いよね、あと4つがどうなるか。

山田:でも本当にありがたくて、嬉しくて。さっき自分で恥ずかしくなるぐらい芝居がかった言い方でこの話に入りましたけど、ただただありがたくて、みんな見てますよっていう話です。

塙:わあー、嬉しい!

一同:(拍手)

塙:プロデューサーに結構見られてるんですか。

山田:見てます。「今回、塙さんのにあがってましたね」とかたまに話になります。

塙:ドラマのユーチューブってあんまりないのかね。

いとう:夏ドラマベスト5、がっちがちになるんじゃないよ。笑

土屋:ちょっとプレッシャー感じるね、そうなるとね。守りに入る可能性もある。

塙:いや、そんなのは絶対、俺はもう辛口でいきますよ。

いとう:全然、辛口じゃないじゃん。笑

土屋:裏では結構、悪口言ってますから。笑

出水:言ってるんだ!

土屋:「あのドラマで面白くない」みたいなのを結構言ってる。でも表では絶対言わない。

いとう:裏チューブやりな、裏チューブ。笑

塙:裏ユーチューブはできないでしょ。

山田:そうれもそうですよねえ。笑

タグ

笑福亭鶴瓶、突然の池乃めだかからの電話に感動「ありがたいことですよ」

4月28日に放送されたニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』の収録中、吉本新喜劇・池乃めだかから突然かかってきた電話に、鶴瓶が喜びをかみしめた。

笑福亭鶴瓶

この日の放送の中で、自身が出演する映画『あまろっく』の話題に触れようとしていたそのとき、鶴瓶の携帯電話が震えた。着信表示を見て「池乃めだかさんです」と明かした鶴瓶は電話を取り、「これ今、面白い状況でね。ギャラは払わないですけど、ラジオやってる時に電話がかかってきたんですよ、お兄さんから」と電話口で説明すると、めだかは笑いながら了承。「昨日な、家族で『あまろっく』観に行ってきて。いい映画やったからほんま感動して『明日連絡せな』と思って」と話しためだか。あまりにもタイミングのいい電話だった。

昨年2月に脳梗塞で入院し、手術を受けて以来、左半身の痺れと痛みを感じながらも現役で舞台に立ち続けているめだか。「当たり前すぎるコメントやけど……」としつつも、鶴瓶のことを“誇り”だと言いあらわした。

「俺が勝手に思ってるんやけど、友達がな、……会社も違うけどいつからか仲良くなって、いろんな面白いこともあったけどやな、そんな鶴瓶ちゃんがな、あんなええ映画に出てるんがね……」と語った。

笑福亭鶴瓶、上柳昌彦

「ありがたいことですよ」……めだかが“友達”“誇り”と表現してくれたことをうれしそうに、一言一言を噛み締めて聞いていた鶴瓶であった。

radikoのタイムフリーを聴く

Facebook

ページトップへ