みんなで「干し柿づくり」始めませんか?

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!

11月9日(木)放送後記

おととし、去年と挑戦してまいりました干し柿、今年も作ります!
去年は11月2日(水)のスーさんが夏休みの日、井上芳雄さんに代役として来ていただいた日から始めました。
今年もリスナーのみなさんと干し柿を分かち合いたい、ということで、みなさんも一緒にどうでしょうか?

「干し柿の作り方」

干し柿づくり、地域によっても違うのですが、11月に入ってから干し始めます。
ただ、今年は気温が高め。干し柿は20度以下で始めるのがいいということなので、関東では今週末~来週くらいから始めるといいかもしれません。

①渋柿を用意し軽く水洗い。ヘタの部分の茎は、干すときに紐で縛るので残しておく。

②皮はヘタの部分から先に剥きます。

③大きな鍋でお湯を沸かし、10秒ほど熱湯の中に入れます。こうすることで、 アオカビが生えにくくなるそうです。

④軒下の出来るだけ日当たりの良い場所(風通しがよく、雨にあたらない場所) に干す。

⑤1週間位して外皮が固くなったら、親指と人差し指を使って押すようにして軽くもむ。

⑥さらに5日~1週間後にまたもむ。この時は柿の中心まで揉み切ります。こうすると表面は固いけどまだ中が渋い、ということを防ぐそうで、渋が早く抜けて早く甘くなるということです。

だいたい2週間から3週間で完成です!

今回番組で使う干し柿用の渋柿はこんな感じ!2Lサイズです!
購入したのはネット通販のAmazon。
・ネット通販では、「干し柿用」の柿というのがたくさん掲載されています。
・今回購入したのは、愛媛県の愛宕柿。
・愛宕柿は、干し柿に適した品種だそう。
・釣り鐘のような形をしており、先が細く尖っているのが特徴。
・さっくりとした食感と上品な甘みだということ。

ここ数年、スーさん、小倉さんと、水曜日の制作スタッフ6人の合わせて8人でやっているので、10kgを注文。購入価格は税込3,950円。個数は41個。なので、1人5個ずつ持って帰って干したいと思います。

皆さん一緒にはじめませんか?

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宇多丸『北極百貨店のコンシェルジュさん』を語る!【映画評書き起こし 2023. 11.2放送】

TBSラジオ『アフター6ジャンクション2』月~木曜日の夜22時から放送中!

11月2日(木)放送後記

TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のコーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」。宇多丸が毎週ランダムに決まった映画を自腹で鑑賞して生放送で評論します。

今週評論した映画は、『北極百貨店のコンシェルジュさん』(2023年10月20日公開)です。

宇多丸:さあ、ここからは私、宇多丸が、ランダムに決まった最新映画を自腹で鑑賞し評論する、週刊映画時評ムービーウォッチメン。今夜扱うのは、10月20日から劇場公開されているこの作品、『北極百貨店のコンシェルジュさん』。

第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した、西村ツチカさんのコミックを映画化したアニメーション。様々な動物が客として訪れる北極百貨店を舞台に、新人コンシェルジュの秋乃が、それぞれの悩みを抱える動物たちの思いに応えるべく奔走する姿を描く。声の出演は、川井田夏海さん、大塚剛央さん、飛田展男さん、津田健次郎さん、花澤香菜さんなど……非常に豪華な声優陣となっております。監督は、本作で劇場版アニメ監督デビューを果たした、アニメーターの板津匡覧さん。また、この番組でもおなじみtofubeatsさんが音楽を務めていて──いま後ろに流れている(百貨店の)テーマ曲は、澤部渡さんが作詞もしている、ということでございます。この曲、劇中で実はそんなに何度も流れるわけじゃない。二回ぐらいしかたぶん聴こえないんだけど、終わる頃には、覚えちゃいますよね(笑)。すごいことでございます。

ということで、この『北極百貨店のコンシェルジュさん』をもう観たよ、というリスナーのみなさま、<ウォッチメン>からの監視報告(感想)、メールでいただいております。ありがとうございます。メールの量は、「普通」。まあでも、どうだろうね。ドカーンと公開している感じでもないから、これは結構、健闘している方かな? 賛否の比率は、「褒める意見がおよそ7割」。主な褒める意見は、「カラフルで柔らかなアニメーション表現がとにかく素晴らしい」「ストーリーも意外と深い」「デパートの設定や人間の消費への欲望など、見終わった後に考えさせられてしまった」などがございました。一方、否定的な意見は、「短いエピソードの積み重ねのため、話がドライブしていかず、盛り上がらない」「劇場アニメにする意味が感じられなかった」「配信やテレビシリーズとして見たかった」などがございました。元(のコミック)が一話完結型の話なんで、もちろんそういう形式の映像化ってのもね、考えられたとは思います。

「デパートという空間や様々なサイズの動物たちを生かした、縦方向の画面構成がダイナミック!」(リスナーメール)

ということで、メール、代表的なところをご紹介します。まずはラジオネーム「オジー」さんです。「初めてお便りを送ります。『北極百貨店のコンシェルジュさん』、ウォッチしてきました。賛否で言えば『賛』。『大絶賛』です。ショッピングサイトにもショッピングモールにもない、『デパート』という空間が持つ非日常感があまりにも眩く戯画化されており、親に手を引かれ、初めて伊勢丹に足を踏み入れた日のことを思い出し、つい落涙してしまいました。

映像を褒めだしたらキリのない作品ですが、デパートという縦長の空間と大小様々なサイズの動物たちが生み出す、『登る/降りる』『見上げる/見下ろす』といった縦方向の画面構成がダイナミックで特に見応えがありました。多幸感いっぱいの獣人ドラマでありつつも、『贅沢の功罪』という重量のあるテーマも内包された本作。スクリーンを後にする際、たくさんの手土産=Giftを手渡してくれる、まさに百貨店のような一作でした。tofubeatsさんの手がける音楽も最高。クリスマスに観たい映画がまた増えてしまいました」という。たしかにね、クライマックスがクリスマスですから。クリスマス映画としてもいいかもしれません。

もう一個ぐらい、行きますかね。ラジオネーム「うなぎの寝返り」さん。こちらも「初めてメールします。『北極百貨店のコンシェルジュさん』、よかったです。ムービーウォッチメンで当たる前に娘と見たのですが、なるべく多くの人に見てもらいたいと思える数少ない映画でした。なのでガチャに当たった時はとても嬉しかったです。映画を見終わった後には、物販で販売されているコンシェルジュバッジを……」。あれ、そうなんですよ! 1000円。買えばよかったな。「コンシェルジュバッジをねだられました。家でバッジをつけてコンシェルジュごっこをしているので、親子ともとても良い映画体験になりました。

自分は作画寄りのアニメ好きなのですが、とても丁寧に作られてるのが分かり、仕草、口パクなどがキャラ付けされて描かれているのがよくわかりました。癖が多い動物たちや大げさな動きの人たちを上手く描き分けているのは見ていて圧巻でした。エンディングクレジットを見て納得の原画陣で、『君たちはどう生きるか』で作画監督を努めた本田雄さんや、アトロクでも度々出演されている井上俊之さんも参加されてるので……」。これはもう、超一流制作陣ですよね。「機会がございましたら作画や演出の話をスタッフにしていただければ幸いです」ということで。まあ、まず板津監督自身がもうね、超スーパー一流アニメーター、ということですからね。錚々たるメンツということでございます。

あとちょっとね、一部抜粋なんですけど。これ、面白いなと思ったのが「ihsotih(いそっち)」さん。基本的に褒めのメール、いっぱい書いていただいてありがとうございます。でね、「……冒頭に登場する唯一の人間のお客様に持たせいた意味に、なるほどと気づかせてくれる、ある意味怖くもあるラストシーン。100点満点で95点。人類は、この世界のコンシェルジュであると、驕りではなく、おもてなしの気持ちで真剣に考えて行かねばならないな、なんて思いました」という。これ、面白い表現ですね。いそっちさん。

一方、ダメだったという方もご紹介しましょう。ラジオネーム「空港」さん。「ワクワクするような北極百貨店のムードと、魅力的で存在感のあるキャラクターと、老若男女を問わずオススメできる作品だと思いました」。まあ、褒めてらっしゃる。「特に、舞台設定や主人公・秋乃のバックボーンなどに時間を割かず、さっさと話をはじめ、70分の尺の中にタイトに収めた点は素晴らしかったです。ただ、このようなグランドホテル形式によくある、短いエピソードが完結していく作りに関して、作品全体がなかなかドライブしていかないような気がしました。もちろん秋乃のコンシェルジュとしての成長などは下地にありますが、心地よい画面と可愛いキャラという点も相まって、のど越しが良すぎるかなぁというのが見終えての感想でした。だれる所はないけど、毎回一旦停止する感覚というか…」。そうね。季節ごとに一旦、止まりますからね。

「絶滅種V.I.Aのもつ切なさを含め、グッとくるところもあったのですが、もう一つ何かエモーショナルな展開なりがあればという気もします。が、そうなると長尺になってしまうし…ウームと1人で唸っています。良質な作品であることは間違いなく、誰にでも薦められるけれど、私には少しだけ食い足りないというのが正直な気持ちです」という空港さん。あとはやっぱりその、「テレビシリーズにしてくれたらな」というご意見がね、先ほども言いましたけどもちょろちょろありました。もちろん、元が一話完結なんで、その形式っていうのが普通に考えればフィットしてるってのは、もちろんそれも納得できる意見かなと思います。ということで皆さん、ありがとうございます。

「この感じなら3歳の娘も最後まで集中して観られるかも」(木曜パートナー熊崎風斗)

『北極百貨店のコンシェルジュさん』。ということで、熊崎さんもご覧になってきたわけですよね。いかがだったでしょうか?

熊崎:よかったですね。もう本当に安心して見てられるし。うちの一番上の娘が3歳ぐらいなんですけども、(映画の長さが)70分ぐらいだからこれ、ギリギリ。このぐらいの尺感だったら、頑張ったら、もしかしたら集中して行ききれるんじゃないかなって。

宇多丸:3、4歳。マイ・ファースト映画としていいかもしれませんよ。

熊崎:いいですよね? 本当にキャラクターがかわいい、いろんな動物たちが登場してきますし。だからそういう意味ではキャラクターも多くて、飽きずに(子供でも観ていられるはず)。「これ、何? これ、何? これ、何?」ってどんどん進んでいくし。で、ストーリー的にもシンプルに成長物語ですし。なんかこの尺感とか、この感じの重さというか。これぐらいがなんか私、ちょうどよかったかなっていうのは思いましたし。あと、結構それでいながら本当に深いところもあり、考えさせられる内容もあるので。全方位で納得できるというか、面白い作品だったなっていうところと、ちょっとこの(生放送の)前に宇多丸さんとか(番組構成作家の)古川(耕)さんとかがされていた、その作画面とかの素晴らしさとかも話されていたので。ちょっと、それを踏まえてもう一回、動きとかを見たいなっていう感じ。そうですかね。

宇多丸:はい、熊崎さん、ありがとうございます。初めて、ちゃんと親子連れでっていうか、家族で行きうる作品に当たりましたんでね。『ハント』とか行くわけにはいかないんでね(笑)。

熊崎:『ハント』はちょっと無理でしょうね(笑)。

宇多丸:ということで、熊崎くん、ありがとうございました。

悪名高き「クイズMIX」で全国スーパーのオリジナルソングを収集した経験が生かされた……のか?!(笑)

宇多丸:私も『北極百貨店のコンシェルジュさん』、T・ジョイ PRINCE 品川とTOHOシネマズ日比谷で二回、観てまいりました。どちらもそこまで埋まってるというわけでもないんだけど、でも割と広めな年齢層の、主に女性が多かったかな、女性中心に、しっかり人がいる感じ。お子さん連れも一組、私も見かけました。

ということで、『北極百貨店のコンシェルジュさん』。原作となる西村ツチカさんによる同名漫画……漫画っていうか、グラフィックノベルって呼びたくなるような感じの作品なんですけども。2017年から2018年にかけてビッグコミック増刊号に連載され、単行本全二巻が、2017年と2020年に出ており。この番組『アフター6ジャンクション』ではですね、2020年11月19日、「アトロク秋の推薦図書月間」という流れの中で、なんとこの後のLIVE&DIRECTコーナーの大比良瑞希さんのフィーチャリングゲストとして、本当に偶然にも……本当に完全に偶然にこのタイミングでご出演いただく予定の、ご存知スカート澤部渡さんによってご紹介いただいたのが、この原作『北極百貨店のコンシェルジュさん』、ということなんですよね。なんと奇遇な。

その澤部さん、今回の劇場用アニメ版『北極百貨店のコンシェルジュさん』、先ほども流れた、劇中で流れる、大変耳に残るあの百貨店のテーマ、「♪なーんでもーそろう~ 北極百貨店~」を作詞されている、ということですね。後ほどね、LIVE&DIRECTのコーナーでも、ちょっとだけその話を伺えればと思っております。

ちなみにテーマソングを含め、本作の音楽を担当してるのが、またまた当番組でおなじみのtofubeatsさんなんですが……なんでも原作者の西村ツチカさんとは、本当に普通に学生時代からの友人、という感じで。なので、それを知らずにオファーした板津匡覧さん、監督からオファーが来て、すごいびっくりした、なんてことを言ってますね。はい。

ちなみにさっき言った百貨店のテーマ曲、作詞は澤部さんで、作曲はtofubeatsさんがやっているんだけど、俺、これはね……この番組で彼がDJをやる時に、「アトロクONE」時代にやっていたあの「クイズMIX」シリーズの時、全国のスーパーマーケットのオリジナルソングを、彼が収集したことがありましたね。結構な手間をかけて。あれが……「おお、スーパーのオリジナルソングクイズ(の経験が)、生きてるじゃん! これ絶対、このテーマ曲を作るのに!」っていう風に私、思った次第なんですが(笑)。tofuさん、いかがでしょうか? 答え合わせは後ほどまたね、今度お会いした時にしようかな、と思いますが。

アニメの「絵を描いて動かす」匠、板津匡覧さん

ということで、2022年には文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を獲得、高い評価を得た、その原作グラフィックノベル。元の原作の良さみたいなのを、僕なりに簡単に説明しておくと……シンプルな細い線で、繊細に描かれた登場人物と、非常に細密に……同じく線は細いんだけど、細密に描き込まれた背景世界、そのバランスの鮮烈さとか。あるいは、とぼけたユーモアに満ちたいわゆる「お仕事物」でありながら、その背景には、SF的スケールといっていいような生命論、文明論みたいなものが浮かび上がってくる、その多層性、みたいなところで。要は、おしゃれでかわいいんだけど、しっかり重厚さとかアート性もある、っていう……すごい平たく言えばですよ? めちゃくちゃよくできた作品で。日本漫画の流れというよりは、やっぱり海外の絵本とか、グラフィックノベル、バンド・デシネ、こういったところに近いテイストと言えるんじゃないかと思います。僕ももちろん、本当に大好きな作品、ということでございます。

で、やはりその原作の大ファンだという板津さんが、自ら企画を出したというこのアニメ版なんですけど。板津匡覧さん、いちいちタイトルを挙げているときりがないほど、日本アニメ史に残る傑作の数々でですね、作画や原画やキャラクターデザインなどなどを手がけられてきた、いわばアニメの、「絵を描いて動かす」方のベテラン、っていうことですね。実際に直接描いて、動かす方のベテラン。

で、劇場用長編は本作が初めてっていうことなんですけど……僕はですね、今回ちょっと非常に、ミスをしましてですね。板津さんが2015年に初監督された短編、『みつあみの神様』っていうのがあって。これ、来週月曜、11月6日に当番組のゲストにおいでいただく、今日マチ子さん原作の短編で。で、国際映画祭で賞とかを獲っていて、みたいなことで。ちゃんとこれね、観る方法もあったのに、気づくのが遅すぎて、こういうのがあるんだっていうのを。それで僕自身、ちょっとこれを拝見できていなくて。本当に申し訳ないですね。監督ご自身ですね、あちこちの取材で、今回の『北極百貨店』はこの『みつあみの神様』で打ち出したご自身のスタイルの発展系だ、なんてことをおっしゃってるんで。これを観られてないのは本当に痛いんです。すいません。こういうところが本当に……というのがございます。不勉強で申し訳ありません。追ってなんとかちょっと、勉強したいと思いますが。

一方で、TVシリーズを初監督された、『ボールルームへようこそ』っていうね、2017年のシリーズがあって。社交ダンスのやつですけど。このタイミングでこれは遅まきながら拝見してですね。もちろん絵柄とかはね、全く違うんだけど。特に見せ場となる社交ダンスシーンでですね、アニメならではのデフォルメされたキャラクターの描き方、動かし方。特にダイナミックに、キュイーンと動いた後に、ピタッ!と……社交ダンスなんで、シュイーンと動いた後でピタッ!みたいな。そういうアニメならではの、動きのケレン、キレ、気持ちよさ!みたいなものに、めちゃくちゃこだわっているアニメで。そこがキモなアニメで。今回のアニメ版『北極百貨店のコンシェルジュさん』を観て、僕はやっぱりまず、一番印象に残ったあたり……つまり原作漫画からアニメーションにアダプテーション(翻案)するにあたって一番大事なチューニングの部分と感じられた部分と重なる、その「アニメーションならではの、動き自体の気持ちよさ」みたいな(ものが通じていると感じた)。はい。パンフレットに掲載されている、板津さん自身による絵コンテからもですね、純アニメ的アクション。その気持ちよさへのこだわり、みたいなのがちょっと伝わってきて。詳しくは後ほど言いますけども。

一話完結の原作を長編映画用に再構成した脚色が、まずうまい!

で、劇場用長編アニメへのアダプテーションという意味では、言うまでもなくこれも大きな、脚色、脚本ですね。基本、さっきから言っているように一話完結型の原作の各エピソードを、どのようにその映画的な、一本の太い流れに……うっすらでもいいから太い流れにまとめるか?っていうのが問題なわけですけども。

脚本を手がけられたのは、実写ドラマの方の『凪のお暇』とか、あとアニメだと『漁港の肉子ちゃん』とかですかね。それらをやっていらっしゃる、大島里美さんという方が脚本を手がけられていて。とにかくですね、この大島さんによる脚本、原作漫画から長編映画に際しての脚色というか、再構成が……これ、いろんなご意見があるようですけども、僕はこれ、「再構成、うまっ!」って思いましたね。めっちゃくちゃうまいと思いました。

さっき言ったように、お話としてはですね、ある職場に新人として入ってきた主人公が、失敗を重ねながら成長し、その仕事の真髄を掴んでいく、という、いわゆる「お仕事物」。いっぱいありますよね、これね。枚挙にいとまがない。たとえばその、格式あるサービス業ゆえに、お客さんたちの群像劇でもある──「グランドホテル形式」なんてさっき、出てきましたけど──群像劇でもあるというあたり。たとえば矢口史靖監督の『ハッピーフライト』とかね。あれもほら、憧れてきた職業で、初日で、失敗を重ねちゃって、「あちゃー!」なんてやっていたり。ちょっと似た雰囲気がある気がするんですけどね。『ハッピーフライト』とか、要はああいうのがお話の基本にあると。

で、このアニメ版ではですね、もちろん原作もそういう話はしているんだけども、よりはっきり、主人公・秋乃の成長譚、という部分を話の軸にしていて。たとえばですね、四季を明確に設定している。原作漫画はそこまで四季ってはっきり語られていないんだけど、この映画版はもうはっきり、四季ごとにパートがわかれているわけですね。で、もちろんそれは同時に、百貨店内のその内装の変化……すなわち美術面での見せ場にもなる。後ほど言いますけど、この美術面の見せ場がキャラクターの見せ場とほとんど等価っていうか、そういうバランスでもあるわけです。それと繋がっている。

要はその四季、出だしは春。次は夏、秋、最後に冬、クリスマス。そしてまた春、という風にですね、時間経過をはっきり感じさせることで……もっと言えば、その時間経過をした上で、グルッと回ってもう一回、春。オープニングと対になる、という、一種の円環構造というのを仕込むことで、最初はまさしく子供のように右も左もわからない状態だった主人公・秋乃が、どのように視点を変化させたか、成長したか、というのが、より劇的に際立つような作りに、今回の脚色・再構成ではなっているわけですね。これはうまいなと思うわけです。

あとは、本来バラバラの場所にあった各エピソードを、そのいま言った秋乃の成長エピソード、それを4パートに分けた中に、再統合しているわけですね。これも適当にやっているわけじゃなくて、実は計算されてたんだっていう、すごくよく……特にクライマックスで、それらがですね、一気にもう一回、そのお客さんたちがどう感じたか?っていうのが、オリジナル展開的にもう一回、出てくるわけですね。主人公の成長に、より具体的な説得力を与える。劇中でやってきた主人公の奮闘が全て正しかった、ということが、一気にここで、その頑張りがここで報われる、っていう構成。これは映画オリジナルでしているわけですよ。なので、それが大団円構造になってるっていう。そこに……だからエピソードを再構成してるのが、もう一回物語的な盛り上がり、起伏の準備にもなっている、みたいなね。これは非常にうまい、見事、っていうあたりだと思いますし。

映画オリジナルのアレンジ、追加要素の展開もいくつかあって。たとえばですね、途中出てくる、ライオンの子が悲観するあまり、手すりから身を乗り出して……っていうところ。あれ、原作にはないくだりで、「ちょっとこれ、やりすぎじゃないかな?」ってその時点では僕、思ったりもしたんですが……クライマックス、原作にはない、ある種のアクション的なというかな、さっき(リスナーメールで)「上から下、下から上」なんて(縦方向の画面構成がダイナミックで見応えありと)言ってましたけど。縦の動きを含む、ちょっと派手な見せ場を足してるわけです。劇場用長編アニメとしてしっかりそれ(アクション的な見せ場)が用意してある、というそのくだりと、その「手すりから身を乗り出す」っていうのが、対になっているんだと。「ああ、なるほど。そのために、あそこでああいうくだりがあったのか」っていうのに気づかされて。なかなか周到なものがあるっていうことですね。

ということで、一見、これはだから一話完結原作ならではの、淡々とした、繰り返し的な話運びをしてるように見えて、実はその「映画」というものになるように、構成というのが考えられ、練られていて。だからこその盛り上がりも、実はちゃんと用意されている、という。非常によくできた脚色だという風に、私は思いました。

キャラクターと背景美術がほとんど等価にデザインされた画面の美しさ楽しさ

でですね、今回の長編アニメ版『北極百貨店のコンシェルジュさん』、まずその脚色がいいと。もうひとつ素晴らしいのがですね、さっきから言っているように、やっぱり全体の画作り、それにまつわる演出ですね。

これはね。まずこれね、ちょっと特徴です。キャラクターの輪郭線が、かなり普通のアニメよりも、薄め&細めというか。オープニング、子供時代の秋乃、なのかな?っていう女の子と、あとはそれに対になる、そのラスト近くの秋乃さんの線。そこにはすごく薄い線が……「薄い線で描いてます!」っていうのが、なんなら強調されている。で、その場面ではもう、周囲の動物たちは。輪郭線がないっていうかね、色が置かれている、みたいな形になっている。また、劇中でその動物たちのアップになるとですね、あえてちょっとかすれたような線で、彼らの輪郭が描かれてたりする。

そのようにですね、通常より薄め、細め、はかなめの存在感のキャラクターたちの輪郭線に対して、相対的に存在感が強いのが、背景美術、すなわち百貨店そのもの、っていうことですね。こっち(手前にいるキャラクターたちが)がちょっと薄めな分、後ろ(の背景美術)が前に出てくる。言ってみれば「もう一人の主役」のごとく、北極百貨店そのものが、「見せる」ためのものとして作り込まれている、っていうような作品なわけですね。

これはまさに、さっき言ったようなですね、原作漫画の対比的バランス。すごくシンプルな細い線で書かれた主人公に対して、後ろはすごく描き込まれている、っていう……あるいはその、すごいほんわかした話に見えて、実は背景を考えるとなんか重いぞ、みたいな、この(原作における)対比的バランスっていうのを、アニメーションに置き換えたもの、っていう風に言えると思うんです。

まあ、さっき言ったように季節ごと、売り場ごとのデザインとか色合いとか照明の変化。あと、置いてあるもの、商品たち……それぞれ身につける動物たちの大きさなんかも違いますから。そういうのを見るだけでも、非常に目に楽しい作品でございまして。

パンフレットによればですね、「コンセプトカラーデザイン」っていうクレジットがされている、広瀬いづみさんという方がですね、通常であれば背景美術が固まってからキャラクターの色を決める、それ(背景)に合わせたキャラクターの色を決める、という順番なんだけど、そうではなくて、この作品に関しては絵コンテに先に直接彩色して……要するに背景もキャラも同時に色を決めていった方がいいんじゃないですか、っていうことを提案したっていう。この広瀬さんによるカラーコンセプトボードみたいなものがパンフに載ってるんですけど、もうピクサー級っていうか、これ自体で一冊本がほしい、っていう美しさですね。これ、すごいですけどね。

そうやって要するに本作では、キャラクターと美術っていうのが合わせて……世界全体が等価な感じで、デザインされている。そうやってトータルでデザインされたものだからこういう風に(画として美しく)感じる、ということだと思うんですよね。

アニメーションならではの、動きそれ自体の気持ちよさが全編にあふれている!

さらに、さっき言ったようにですね、おそらくまさに監督としての板津匡覧さんの持ち味というか、こだわりであろう部分っていうことで、キャラクターの……さっきから何度も言ってますが、アニメーションならではの動きの気持ちよさ、ダイナミックさ、キレ、ケレン、ひたすら全編にあふれていて。もうなんていうか、「アニメって楽しいね!」っていうのが、いっぱい見れる作品なんですよね。

たとえばですね……いろんなところ、全編がそうなんで、たとえばですよ。かなり出だしに近いところですけども、まだ接客に慣れてない、職場初日の秋乃さんがですね、これ、やっていることそのものは原作にもあるんですよ。お客に対して頭を下げて、「すいません!」って……まだ慣れてなくて、それであちこちにぶつかっちゃう、っていうくだりがあるんですけども。これがアニメではどう描かれるか?っていうと、お客に対して頭を下げたまま、後ろにツツツッと下がる。そうすると、また別のお客にぶつかってしまい、角度を変えて、頭を下げつつ後ろへツツツッと下がる。するとまた別の客にぶつかり、また「すいません!」っつってツツツッと下がる……という風に、これは90度ずつ、角度が変わって。しかもそれが、床のタイルの模様と重なってるんですよね。その90度が。

だから「(ドンッ!)すいません! 申し訳ありません!(ツツツッ……)」「(ドンッ! ツツツッ……)」「(ドンッ! ツツツッ……)」っていうのが、画的にも、あとそのリズム的にも……めちゃくちゃリズミカルに失敗を重ねるというか(笑)、めちゃくちゃ気持ちいいリズムを刻んでいて。画的にもリズムを刻んでいてですね。これはですね、やっぱり漫画ではちょっと表現し得ない面白みとか気持ちよさっていうのが、ここではやられていたりするわけです。もうこの時点で「ああ、いいな! このアニメ、いいな!」っていう感じがする。

こういうアニメならではのドタバタアクション、スラップスティックなアクションの繰り返し。そのリズム的な気持ちよさが、そのまま笑いに繋がっていくこの感じは、それこそですね、細田守監督版のテレビシリーズ『ひみつのアッコちゃん』、からの、『時をかける少女』前半、みたいなのを彷彿とさせる。あの、めちゃくちゃギャグがキレてる時の細田さんを彷彿させるぐらいの腕だ、という風に思いましたし。

微妙にうねる走り、その純アニメ的快楽

あとですね、やっぱりコンシェルジュさんは忙しく動きますから、もちろん本作は、「走り」もいいんですね。走りがいい。たとえばですね、すいませんね。こんな細かい話をしていると時間がなくなるけど、クジャクのカップルに向かって走り寄ってくる秋乃の、正面からとらえたショットっていうのがあるんですね。これ、パンフにちょうどその部分の絵コンテが載ってますけども。それを見ていただきたいですけれども。全力疾走する秋乃が、タタタタタタッ!って走りながら、軽く左右に、蛇行しながら来るんですよね。それがすごい、言っちゃえば宮崎駿っぽい感覚のアニメの感じ。タタタタタッ!て蛇行しながら来る、っていう。これ、(パンフに掲載されている)絵コンテにもこのちょっと蛇行してる感じが描かれていますんで。そういうタタタタタッ!と蛇行のゆらゆらっていう、なんていうか動きと一致したリズムとグルーヴみたいな……宮崎駿発なのかわかりませんけど、「気持ちいい!」っていうのがあったりすると。

で、ここもそうですけど、本作、実は音の演出、特に足音ですね、足音の演出の効果も、非常に大きい。百貨店の床をカツンカツンと鳴らす。まずその響きによる、空間感とか材質感の表現。それによって「広くて立派なところ」っていうのがちゃんと伝わる、とか。百貨店感っていうのが、美術だけじゃなくて、そういうところでも表現されていたり。あとさっき言ったように、作品にリズム、テンポ感を根本的にもたらしていたりして。だから、すごく音使いもよかったです。

脈々と受け継がれてきた「動物アニメ」の系譜

あともうひとつ、忘れちゃいけないのは、「動物アニメ」っていう側面ですね。動物をアニメとしてどのようにして描くか? どのぐらいデフォルメして、どのぐらいリアルにするか?っていうのは、実はそのディズニーから始まって……日本では東映動画があって、その東映動画の伝統っていうのを。すごく感じさせる作品なんですね。

東映動画の始まりから脈々と続くアニメーションの伝統の、言ってみればある種根幹をなすモチーフ、動物アニメ。本作の場合、二足歩行はさせているけど、骨格感とかはそのままだったり。絶滅種で、そもそも動いているところを見ようがないとか。あとは、キャラによっては手とかは擬人化してるのと、そうじゃないのの両方があったり……最後の指揮しているライオンとかは、手は結構人間っぽい手になっていたりしましたけれども。独自のレギュレーションでやってるので、なんか独自の難しさがありそうだな、と思います。

ここはぜひですね、今年2月21日火曜日、「動物が主人公の海外アニメ映画に(ほぼ)ハズレなし特集」でもお世話になった、あとは鳥映画としての『君たちはどう生きるか』論でもお世話になった、ぬまがさワタリさんに、「解像度・高すぎ晋作」案件としてどう観たか、ご意見を伺いたいあたりでございます。

滅びゆくもの、適者生存だけでは説明できないもの

いずれにせよ本作はですね、次第にこの、一見牧歌的な世界の背景にある、残酷な本質……つまり、人類の見境ない欲望の拡大によって絶滅させられた動物たちと、まさにその拡大する人類的な欲望の象徴といっていい百貨店、という……しかもそこで人間たちは動物たちに「人間的な」サービスを提供している、という皮肉な構図が浮かび上がってくることになる。

これは原作も同じなんですけれども、この映画版の場合、さっきから言ってるようにエピソードの再構成が非常に巧みで……お話でいうと秋パートから冬パートに入る前。要するにクライマックスに入っていく手前の部分で、原作漫画では当然各エピソードに分割して語られていた「絶滅種たちがどのように人類に搾取され、絶滅したか」という話、それをここで、一気にまとめて出してくるんですね。だからすごい、実はめちゃくちゃここで、感情がグーッて高まる。(感情的な)カーブが、クライマックスに向けてグーッと一気に……「実は今まで相手してた人たちはもう絶滅している……我々の手によって!」っていうことが、グーッと上がってくるようになっている。あまつさえ、その話が終わって冬パートに入ってすぐ、一瞬ですけど皆さん、見逃さないでください。クリスマス用の飾り付けの中に、ノアの箱舟のようなものが見えるわけです。はい。だから非常に皮肉な、ちょっと「うわっ……」っていう、ダークでさえあるような話になっている。

ただですね、同時にこのクライマックスではですね、さっき言ったようにまたこれも再構成によって、絶滅種のそのお客さんたちが、秋乃のサービスに感謝している、というくだりもやっぱり同じく一気に、映画オリジナルの展開として、ここも一気に……要するにすごくゾッとする悲しい話も一気に来るし、同時に、「でも、いい話」っていうのも一気に並べられる、っていう、オリジナルの展開になっている。

でですね、ここに至って、思えば「百貨店」的、「コンシェルジュ」的サービスっていうのもですね、今のたとえば、何であれ「ファスト」な、もっと言えば「リモート」な、対面型じゃない消費形態からすればですね、これ自体が絶滅危惧種的なもの、といえる。

で、ここで効いてくるのは、前半で出てくる会話で。「適者生存だけでは説明できない部分が、生命には、世界にはあるんだ」ってことを言いますよね。それはつまり、利潤追求型……徹底的に、利己的に欲望とか、その自分の取り分を拡大していく、非情な資本主義社会の論理、その象徴として百貨店って言っていたけど、それだけでは説明しきれない、その「純粋に喜んでもらいたい」というサービス精神、つまり利他的精神。その結晶であるコンシェルジュであり、北極百貨店が象徴するもの……その面も、際立つようになっているわけですよ。という風に、受け取れるようになっている。特に、その前半での適者生存のくだりを踏まえるならば、それはどう考えても浮かび上がってくる。

そう考えると、原作でも強烈な余韻を残す、森の中にポツンと、まるでここだけが文明の名残であるかのように孤独で儚げな、百貨店の「引き」の画があるわけですね。あれによってすごく、漫画の「うわあ……」っていう読後感があるわけですけど、映画でも最後に、それが見えるようになる。人類文明とそれの犠牲になった生き物たちの、なんか未来からの墓標にすら見える、みたいなことになるわけですよ。

もっと言えば、構成作家・古川耕さんが読みを言っていて、「ああ、なるほど!」って思ったのが、これは作品全体が、古き良き2D手描きアニメーションへの愛惜に満ちたメッセージでもある、っていう。もう、こういうアニメは絶滅するかもしれない、っていうメッセージでもあるかもしれないっていう。「なるほど!」と思ったりしました。

やはり音楽はtofuで正解!な理由

で、そう考えるとですね、tofubeatsさんのつけた音楽。これ、パンフレットで監督がおっしゃるように、クライマックスの、クリスマスのオーケストラ。オーケストラがやっているそれとの対比のために、それとは違う音楽を求めた、っていう風におっしゃっていて。それももちろん、あるでしょう。と同時に、このやっぱりtofubeatsの音楽……打ち込みで作られた音であるがゆえ、当然人工的。なんだけど、それでもあったかいし、懐かしい、みたいな。まさにtofuバランスなんですね。この「人工的だけど懐かしくてあったかい」っていうのが……観終わってみると、この百貨店自体の、ちょっとSF的スケールを感じさせるあり方とかとも一致する、まさしくtofuバランス。だから音楽をtofubeatsに頼んで大正解!みたいなことじゃないですかね。はい。

エンドロール。あのさ、なんか「まだ話は続いてる」調でエンドロールっていうね、これもなんか、東映動画的なというか、日本の昔の……『カリオストロの城』とかもそうじゃないですか。エンドロールの背後でまだ何かが続いてるっていう、日本伝統のあの終わり方の中で、各エピソードのさらにオチっていうのかな、それをサイレント的に、つまりセリフではなく次々と処理していて。それがすごいスマートだなと思いました。たとえばあのマンモスのウーリーさんが、いろいろあったけど新作の像を作りました、それは……? みたいなのが、ちゃんとエンドロールで回収されいたりするっていう。ここも非常にスマートじゃないでしょうか。

ということでですね、結論から申しますれば、なんていうか原作漫画、素晴らしかったですけど、それに全く恥じない、アニメ版ならではの表現……ちゃんとアダプテーションされた申し分ない出来。まあこれ、「傑作」って言ってもいいんじゃないですかね?って思いますけどね。かなりよくできている。おそらくこれから海外とかでも、いろいろ賞を獲ったりするんじゃないですか? アヌシーとかに出したら結構評価されるんじゃないかな、っていう気がするぐらいだと思います(※宇多丸註:アヌシーにはすでに、本年度の特別上映部門で正式招待されておりました! 謹んで訂正、お詫びいたします)。

という感じでまあ、いろいろとうるさ型の大人が観てももちろん……昔からアニメを観てきたような人は、そのある意味技術の粋というかね、技術と粋と志の粋が込められたような作品でもある。もちろん見ごたえ抜群の上に……でもこれ、お子さん連れで観に行っても全く問題ない、っていうかね。話もめちゃくちゃわかりやすいし。これだけ間口が広くちゃんと作られていて、掘れば掘るほど深読みし甲斐もある、みたいな感じで。本当にこれほど万人におすすめできると言える作品も、なかなかないんじゃないでしょうか? 上映時間70分ちょっとという観やすさも含めて、ぜひ……あと、やっぱりこの北極百貨店の、このデパート全体のデカい縦の空間とか、空間を丸ごと味わってこそナンボなんで、これはやっぱり劇場で観るのがやっぱりね、醍醐味というものではないでしょうか。ぜひぜひ、現在公開中の劇場に駆けつけて、『北極百貨店のコンシェルジュさん』をウォッチしてください!

(次回の課題映画はムービーガチャマシンにて決定。1回目のガチャは『SISU シス 不死身の男』。1万円を自腹で支払って回した2回目のガチャは『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。よって次回の課題映画は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に決定! 支払った1万円は毎週ウクライナ難民支援に寄付していますが、今週はさらに1万円上乗せして、パレスチナ/イスラエルでの人道危機に対する緊急支援にも回すことにいたしました)

以上、週刊映画時評ムービーウォッチメンのコーナーでした。

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