作曲家・中村泰士の世界に迫る『原光隆の歌謡曲主義』

東海ラジオ『原光隆の歌謡曲主義』(日17:00~19:00)では「昭和のうたびと」と題して、歌謡曲の作詞家・作曲家にスポットを当てた特集(18:00~18:40)を放送している。番組では10月17日に続いて、24日の放送でも、作曲家・中村泰士を取り上げる。

中村泰士は、1939年、奈良県生まれ。亡くなったのは、2020年12月20日。81歳。6人兄弟の末っ子として生まれ、幼いころに父親を亡くし、町役場で働く母親に育てられた。中学時代は吹奏学部に所属し、高校時代は、大阪や神戸のジャズ喫茶に入り浸り、高校は2年で中退して、18歳でロカビリーバンドにボーカルとして加わる。

その後、上京して歌手としてデビューするが、売れず、作曲家に転向する。そして、大阪時代のバンド仲間だった佐川満男との再会が運命を変える。佐川満男の「今はしあわせかい」が大ヒット。それをきっかけに数々のヒット曲を生み出していったが、ヒット曲を出し続けることの重圧から、うつの状態になったこともあった。

それでも、精神的な浮き沈み、試行錯誤の繰り返しの中、確実に実績を残し、活動の後半は、大阪に拠点を戻し、多くの歌手が集い、自らも歌う音楽イベントを数多く開催した。

17日の放送では、代表曲の中から、ちあきなおみ「喝采」「夜間飛行」桜田淳子「天使も夢みる」「わたしの青い鳥」ヒデとロザンナ「愛は傷つきやすく」佐川満男「今はしあわせかい」細川たかし「北酒場」「心「のこり」を紹介した。24日の放送では、松崎しげる、いしだあゆみ、ザ・ピーナッツ、園まり、五木ひろし、ロス・インディオスとシルビア、そして、中村自身が歌う曲も紹介する予定。

原光隆の歌謡曲主義
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週日曜 17時00分~19時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

タグ