プロ野球解説者・山﨑武司が、正念場を迎えた平田良介に熱烈エール!

東海ラジオ『源石和輝!抽斗(ひきだし)!』(月~金15:00~17:00)「ドラの抽斗!」のコーナーで、プロ野球解説者の山﨑武司氏が、今シーズン正念場を迎える平田良介選手に「まだまだ、やれる!」とエールを送った。

「ドラの抽斗!」では、毎回、プロ野球解説者が、ドラゴンズに関する数字をもとに話をしている。1月19日の放送で山﨑氏は「104」を挙げた。これは、平田選手の通算本塁打の数だ。平田選手は、これまでの16年間で、1176試合に出場し、1031安打を記録している。そのうちの104本がホームランということになる。

山﨑氏自身は、入団から16年間で185本のホームランを打っている。通算成績は403本なので、ベテランになってから数字を伸ばしたことになる。そこで山崎氏は、平田選手について「老け込む年じゃない。まだまだ、伸びしろがある。」と話した。しかし、平田選手は怪我が多く、規定打席に達したのは4シーズンのみ。昨シーズンは21試合の出場にとどまった。

山﨑氏は「(平田選手が)今の厳しい状況に置かれているのは、確かに怪我が多いということもあるが、一番言いたいことは『メンタルをもっと強く!』ということ」さらに「今年がダメならユニフォームを脱ぐという覚悟があるがどうか。誰もが通る道だが、平田の場合は、17年目に、そのときが来たということ」と続けた。

そして、平田選手の年俸が大幅にダウンしたことについて「これでダメなら最後のシーズンと言われているようなもの。これから何年か野球を続けるに当たって、2022年は最大の勝負の年」と力説した。

正念場を迎えた平田選手は33歳。山﨑氏も同じ年齢の頃、ドラゴンズからオリックスに移籍した。当時を振り返って山﨑氏は「自分の中では、俺はやれるのに、周りが認めてくれないだけ。そういう思いが強かった。でも、それは言い訳でしかない。立場的には非常に苦しかった」と明かした。

山﨑氏には平田選手の気持ちがわかるだけに「頑張ってほしい。彼もわかっていると思う。失うものは何もない。恐れることは何もない。土俵際、崖っぷち。あとは前に押し返すのみ。ある意味、崖っぷちのほうが力を出せるときがある」と、ドラゴンズの後輩でもある平田選手にエールを送った。

源石和輝!抽斗!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~17時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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角川文庫・関口靖彦が芥川賞&直木賞作品を語る! 『黒牢城』『塞王の楯』『ブラックボックス』それぞれの魅力とは? 〜1月20日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

1月20日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)には、角川文庫の関口靖彦さんが登場。発表されたばかりの第166回芥川賞、直木賞作品を紹介した。

今回の直木賞は、米澤穂信さんの『黒牢城』(KADOKAWA)と、今村翔吾さんの『塞王の楯』(集英社)のダブル受賞。
奇しくも両方戦国時代を舞台とした作品となった。
関口さんは「(米澤さんも今村さんも)候補作に選ばれるのが初めてではなかったので、いよいよというか、そういう期待はご本人も周囲からも高かったと思うんです」と語る。

米澤穂信さんの『黒牢城』(KADOKAWA)について――

関口「私も大好きな作品です。既にミステリー賞を4つ取っている上、山田風太郎賞も受賞し、本屋大賞にもノミネートされています。タイトルの通り城を舞台としていて、荒木村重と黒田官兵衛を軸に、城内で起きた事件を解き明かしていくストーリーです。ミステリーの骨格を持っているんですけれど、当時の信仰や武将のものの考え方など時代考証も行き渡っていて、米澤さんの代表作になるんじゃないかなと思います」

今村翔吾さんの『塞王の楯』(集英社)について――

関口「侍を主人公にするのではなく、城を守る石垣を築く石工 vs 城を崩すための鉄砲職人という仕立てで、戦を描き出しています。今村さんは時代小説をたくさん書かれている作家さんですけれど、大ボリュームを読ませる勢いというものはさすがだなあという感じで」

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関口「現代の社会の仕組みの中で、どんどん境目が見えなくなっていくというか、下から上に行くということが難しくなっていく中、下の方に向かってしまう若い世代の感情を描いています。まだ文芸誌に掲載されただけで、単行本は来週発売されます」

砂川さんは32歳の公務員。受賞インタビューでも若さが垣間見えた。

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