神野三枝、トイレの張り紙から若者たちの将来の足腰に思いを馳せる⁉

東海ラジオ『Paradise』(月~金9:00~11:00)は「あなたの人生がパラダイスに!」なるように、オトナな音楽、カルチャー情報、医療や介護の問題、ホットなエリア情報、役立つ生活情報、ショッピング情報など、様々な情報を持ち寄って、ホッと一息つける時間を演出する番組。DJは神野三枝。11月30日のオープニングトークは「トイレの張り紙」の話から。

「私たちが今仕事をしているフロアにお手洗いがあるんですけど、そこに張り紙がありまして『近々和式のトイレを洋式トイレに変えます』というお知らせがあったんですね。二つ便器があるうちの一つが和式で、両方とも洋式に変えるっていうことなんですね。他のフロアにもそんな張り紙があって、このビル全体がそういうことをしてるんだなっていうのは分かりました」

「その理由は具体的に書いてないんですけど、今の時代なんでしょうね、きっと。それで、今、和式トイレの割合ってどれぐらいあるのかなあと思ってちょっと調べてみましたら、数は分からないんですけども、TOTOさんによりますと、2015年の段階で、和式便器の出荷数というのは全体の1%を切るまでになったそうなんですね。ということは、もうほとんど洋式になってるということですね」

「その理由は、やっぱりしゃがんだり立ったりの動作がしんどい。特に高齢になればしんどい。それから衛生面でも、やはり 洋式の方が直接包み込みますよね。体から出たものを。和式の場合は壁がなくってちょっと空間が空いているっていうことで、いろんなものが飛び散りやすいということで、アンモニアの床に広がる量も10倍以上あるそうですし、もっと言ったら、大腸菌の数も、やっぱり和式の方が多いものですから、衛生面で考えても洋式の方がいいそうなんですね」

「でも、これだけ洋式になっているのに、全国の小学校・中学校では、まだ4割は和式のトイレを使っているっていうことも話題になってるわけです。何が話題かっていうと、今の子達の家は大体洋式なんですよね。それが学校に来ると和式を使うっていうこのギャップがストレスになってる部分もあるそうなんですね。使い慣れないから、なんとなく学校では思うようにできないみたいなところから、子供達が学校で用を足さない。そのことで便秘に繋がってしまうという心配もあるそうなんですね」

「まあ、昔の人は足腰が丈夫と言われるその理由の一つが和式トイレを使っていたからっていうのもありますけど、さあ、洋式トイレの時代に生まれて、この先も和式に戻ることはもうないでしょうから、そんな若者達っていうのは足腰に影響が出るんでしょうか、どうなんでしょうね、なんて思いながら(このビルの)洋式トイレになる工事の張り紙を見ておりました。

Paradise
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~11時00分
出演者:神野三枝
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日銀 金融政策決定会合 金融政策維持を決定 日銀が利上げをしない理由を金子勝氏に聞いた。

4月26日の大竹まことゴールデンラジオは、大竹まことがコロナウイルス陽性のためお休み。「日銀 金融政策決定会合で金融政策維持を決定した」ニュースを取り上げ、金子勝と青木理がコメントした。

円安が加速する中、日銀はきょうまで2日間、金融政策決定会合を開き、いまの金融政策を維持することを決めた。

先月、マイナス金利政策を解除し、政策目標としている短期の市場金利を0%から0.1%程度で推移するよう促すとしましたが、これを据え置く形となった。

このニュースを受けて、金子勝と青木理が次のように語った。

金子「マイナス金利を解除するというときに150円を突破した。岸田さんが訪米する時に「利上げもありです」という植田総裁の発言があったけど、その時に154円までいった。投資家にしてみたら、(マイナス金利解除を)やってみろって感じだよね。見透かされてる」

青木「我々にもわかりやすく解説すると、何を見透かされてるんですか?」

金子「やれというのは、できねぇだろということ」

青木「要するに、日銀が金融政策決定会合を開いて、利上げ」

金子「もっとはっきり言えば、口先で介入しているのがバレバレな感じ」

太田アナ「政府がそうしているということですね」

金子「そう。口先で利上げするとかいって、そんなことにつられて円安をやめて円高に振れるなんてことはできるわけがない。どうせ嘘なんだからとこういう感じ」

青木「もう少し基礎的なところから振り返ると、日米に金利差があってアメリカは金利が高くて日本はゼロじゃないですか。だから当然円を売ってドルを買うという風になっていますよね。ドルを買ったら利子が付くわけだから。どうも、最近のアメリカの経済状況が利上げしても頭打ちにならずに堅調なものだから、どんどんドルを買って円を売るという動きが続いているんだけれど、その中で日本は利上げができないことが見透かされていて口先で介入する介入すると言っているだけ。ということが見透かされているということですね」

金子「そういうこと。で、アメリカは僕はもう少し金利が高止まりしたら住宅価格が落ちるんじゃないかと思ってたわけ。ところが商業不動産は落ちているけど、普通の住宅は建設資材の価格も上がっているから住宅自体の値段がそこまで下がらなかった。下がらないとどういうことが起きるかというと、これはアメリカ特有だけど、住宅ローンを住宅価格が上がれば借り換えできる。それで消費している。だから、消費がなかなか落ちない。そうすると思ったほど利上げの効果がなくて、消費が抑えきれず消費者物価指数が高止まりしている」

青木「だから、アメリカもなかなか利下げできないとなると、当然ドルの利率は高いまま」

金子「FRBというアメリカの連邦準備銀行にとっても、実は利下げをしたい面もある。利上げをするとFRBの中にある準備預金、日本で言う当座預金が金利5%だと利払いしないといけなくてFRBにとっても赤字なんだよ。だから利下げはしたい。ただできない状況になってる」

青木「アメリカは利下げがしたいけど、日本は逆の状況ということですよね。利上げしたいけど、利上げした日には日銀が持っている国債の利払いが増加するから」

金子「ただ、今じわじわと来ているのは、株価が落ちているでしょ。だから含み益が落ちている。あと、当座預金のマイナス金利をやめたので、当座預金の金利の今までのマイナス金利分が無くなってくると金利の支払いが増えてくる。この状況で利上げをするとFRB同様、日銀も赤字になる可能性が出てくる。上げられないという意味では同じだけど追い込まれてはいる」

青木「ということは、今回の会議で現状維持にしたのは現状維持にせざるを得ない背景があるということですね」

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