TSUKEMENのTAIRIK「この3人でやっていける」と実感したとき

TOKAI RADIO『OH! MY CHANNEL!』(月~金13:00~16:00 DJ大前りょうすけ)3月14日(月)の放送に、TSUKEMENのTAIRIKがゲスト出演した。TSUKEMENはヴァイオリン2本(TAIRIK・KENTA)とピアノ(SUGURU)からなるアコースティック・インストウルメンタル・ユニット。デビュー15周年を迎え、記念の全国ツアーを4月からスタートさせる。

番組DJの大前りょうすけとTAIRIKは同じ1984年生まれ。お互いに「同い年とは、この業界で会いそうで会わない。それだけでシンパシーを感じる」と話した。そして、まず大前がTAIRIKに、ヴァイオリンを始めたきっかけを尋ねると「やりたかったわけじゃなくて、3歳のときに小さいヴァイオリンを祖母から買い与えられて、何となく続けてきたという感じ」と答えた。

そこで大前が「楽器を始める男性の動機は、みんな絶対にモテたいからだと思う」と言うと、TAIRIKは「たぶん、楽器全般について、その動機は多いと思うが、ヴァイオリンやピアノは、幼いころから始めることが多いので、まだ、そこまで自我が芽生えていない。むしろ、その時点でモテたいという動機を持っていたらすごい」と返した。

続けて「男の子がヴァイオリンとかやっていると、受け入れられる場所と、そうじゃない場所とが何となくある。(自分が育った)長野では、周りに純朴な連中が多くて、楽器を持っているだけで『すげえ!』となり、弾く前の調弦で音を出しただけで『天才!』となった。まんまとそれに乗せられて、それがアイデンティティになった。しかし、高校は、東京に出て、音大の付属に通ったが、そのとき初めて、ちゃんと音楽をやってきた連中の実力を知って、完全に『井の中の蛙』だったなと思い知らされた。調弦で天才と言われている場合じゃない、という衝撃があった」と明かした。

そして、同い年でキャリアも同じぐらいの大前が「何年目ぐらいで(この世界で)やっていけると思った?」と訊くと、TAIRIKは「まだ、思っていない。そもそも3人で始めようと思ったわけじゃなくて、仲のよい友達の延長線上にいる。それまで別々に活動していた3人が集まって演奏していたときに、それを見た今の事務所の社長が『お客さんが喜んでいるから、この3人、雰囲気いいぞ。やらせてみよう』というところから始まった。ほかの2人はまだ学生だったし、妙な仕事が一つ増えたぐらいの感覚でやっていたので、15年続くとは思っていなかった」とのこと。

さらに「この3人でやっていけるかも、と思たのは、仲がメチャメチャよかったので、仕事にすると、遊びで付き合っていたときと違う感覚になって、関係が悪くなるのは嫌だなと思った。だけど、仕事も腹を割って喧嘩したりして、いろいろと乗り越えたときに、こいつらの前なら全部さらけ出せるよなと思ったときに、やっていけるかなと思った。そこが大事かなと思った」話した。

TSUKEMEN15周年記念コンサートツアー、東海地方では、5月26日(金)名古屋市の日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで開催される。TAIRIKは「15周年ということで、オリジナル、映画音楽、ゲーム、アニメ、いろんなジャンルをやってきて、今までやってきた中で、どれがいちばんTSUKEMENのよさを見てもらえるかなということと、これからどういう先があるのかを見越して、いいライブを構築していく」と意気込みを語った。

OH! MY CHANNEL!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 13時00分~15時00分
出演者:大前りょうすけ
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