cobaの新アルバムは、30年ぶりや未知のコラボで、サムライスピリット注入!

TOKAI RADIO『bre:eze』(ブリーズ 月~金15:00~17:00 DJイレーネ)5月9日(火)の放送に、アコーディオニストのcobaがリモート出演した。cobaは昨年デビュー30周年を迎え、10月に46枚目のアルバム「サムライ アコーディオン」をリリース。そして、現在、全国ツアー中だ。

遡ってアコーディオンとの出会いは10歳の頃、その頃のアコーディオンのイメージは「のど自慢で演奏していた楽器」「お笑いの人の後ろにいた楽器」だったそうだ。中学・高校時代を名古屋で過ごしたcobaは、中部アコーディオンクラブに所属していた。「そこで開眼して、アコーディオンのイメージを変えるために、日本にいてはいけないなと思ってイタリアに留学した。名古屋にいなければ、たぶんイタリアに行っていない」と、名古屋との縁を話した。

cobaは「従来のアコーディオンのイメージを変えたくて、長きにわたって活動してきた。そして、ずいぶん変わった。アコーディオンを弾く人も増えてきた。バンドでキーボードを弾いている人が、アコースティックの楽器をやりたくて、アコーディーンも取り入れるみたいなことも、最近増えてきているし、普及してきている」と続けた。

昨年10月リリースのアルバム「サムライ アコーディオン」のジャケットには、アコーディオンとサムライ姿のcobaが写っている。「30年、アコーディオンのソーシャルイメージを変えたいと思い続けてきたが、本当に大変だった。それにめげずに頑張った印として、サムライとした」とのこと。さらに、アルバムについて「30周年で、今までやったことの集大成みたいなことを考えてもつまらないと思って、それよりは、31年目からのスタートとして、未知の世界に触れてみたいという気持ちが強かった」そうだ。

未知の世界として、今回ラップとコラボしている。「前から好きだったMOROHAのアフロ君に、ちょっと声をかけたら、喜んでくれて、実は僕は長野生まれで、アフロ君も長野。『なあんだ、同郷じゃん』という感じで、彼にデモテープを送って、彼から出てきた詞が、すごくロマンティックで、アコーディオンというと、彼の中では、ロマンティックなイメージを持っていたようだ」と話した。

そして、今回はコラボがもうひとつ。ギターの渡辺香津美とのコラボだ。実は、渡辺は、cobaのデビューアルバムに参加している。「30年ぶりに今回どうですかとお誘いしたら、香津美さんもすごく喜んでくれて『うれしいよ。だけど、30年たって、ふたりともまだ現役で、こんなにできていること自体がすごいな』とおっしゃっていた」そうだ。

そして「香津美さんが『あの頃よりも、さらに力を入れて書くんだろう』とおっしゃったので、並大抵の曲では納得してもらえないなあと思って作ったのが『Crimson Strings』。かなりの難曲。正直言って、ギターでこれを弾くのは無理じゃないかなと思いながら書いた。曲を送って1か月ぐらい香津美さんから音沙汰がなかったので、曲が難しすぎて怒っちゃったかなあと思っていたら『デモ録ったから聴いてくれる』と連絡が来て、それを聴いたら、見事な演奏でびっくりした。こんなに弾きこなしちゃうんだと思って。レジェンドは半端ないなあと思った」とのこと。

そして、最後はライブツアーの話。「coba tour 2023 サムライ アコーディオン 弾きすて御免!」全国ツアー中だ。東海エリアでは、5月17日(水)名古屋市芸創センターで開催。cobaは「久しぶりのフルバンド編成。ものすごく会場が盛り上がる。お客さん、待っていてくれたんだという感じが強くて、いい演奏したり、素敵なアドリブをしたりすると『ウオー!』って、えらい騒いでくれる。しばらく忘れていた激しさ、感激があって楽しい」と話した。

bre:eze
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~17時00分
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