ヤーレンズがパーソナリティを務めるラジオ番組

「M-1グランプリ2023」準優勝、「M-1グランプリ2024」ファイナリストとして、ブレイク中のお笑いコンビ・ヤーレンズ。2025年5月からはコンビ初となる単独ライブツアーを開催中です。

ラジオでは現在、地上波で3本のレギュラー番組を担当中。当記事では、『パンサー向井の#ふらっと』(TBSラジオ)、『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)、『ツギハギ 〜ヤーレンズのダダダ団!〜』(ABCラジオ)を、過去の放送エピソードどともにご紹介します。

ヤーレンズのプロフィール

NSC大阪校28期生の楢原真樹さん、29期生の出井隼之介さんが2011年9月に「ヒートアップ」を結成。後に「パープーズ」に改名し、2012年に『THE MANZAI』(フジテレビ系)で認定漫才師50組に選出されました。

2014年にコンビ名を「ヤーレンズ」に改名。「M-1グランプリ」には2015年から毎年出場し続けており、2022年に初の準決勝進出。9回目の挑戦となる2023年、結成12年目にして初の決勝出場を果たすと、ファーストラウンド2位で最終決戦に進出。最終決戦ではヤーレンズ3票、令和ロマン4票という接戦で準優勝に終わりました。

2024年2月には、「第5回 ビートたけし杯「お笑い日本一」」で優勝を果たすと、2024年3月にはテレビ初の冠番組『ヤーレンズの上京したけど戻れぬ故郷(ふるさと)』(ABCテレビ)が放送。2025年6月からは、真空ジェシカとの冠番組『真空レンズ』(テレビ東京)がスタートしました。

ラジオでは、2024年4月から『パンサー向井の#ふらっと』(TBSラジオ)の隔週木曜日レギュラー、『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)毎月最終土曜のパーソナリティに就任。同年9月には『ツギハギ』(ABCラジオ)の月曜枠で『ヤーレンズのダダダ団!』もスタートし、地上波では3本のレギュラー番組を抱えています。

2025年5月からは、コンビ初となる単独ライブツアーが沖縄でスタート。チケットは早い段階で完売となり、追加公演も発表されるなど、2人の勢いは止まりません。

TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』(※隔週木曜)

2022年春からスタートした、パンサー・向井慧さんの冠ラジオ番組。「いつもの朝を、ワクワクする朝に」をコンセプトに、聴くだけで思わず笑っちゃうバラエティエンタメプログラムをお届けしています。

ヤーレンズは2024年4月から隔週木曜日でレギュラー出演。別番組の収録のため休演する向井さんに代わり、メインパーソナリティを担当しています。

パンサー向井の#ふらっと
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 8時30分~11時00分
出演者:メインパーソナリティ:向井慧(パンサー) 滝沢カレン(月)田中直樹(ココリコ)(火)三田寛子(水)横澤夏子(隔週木曜)ヤーレンズ
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※放送情報は変更となる場合があります。

ニッポン放送『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』(※最終土曜)

2024年4月から放送がスタートしたヤーレンズの冠ラジオ番組。ニッポン放送では、2023年1月に『オールナイトニッポンPODCAST』土曜月替わり枠を担当しており、「M-1グランプリ2023」準優勝となった後の2024年1月13日には『オールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティを単発で担当しました。

単発特番では、1つの話題から脱線していく2人のトークが大きな反響を集め、2024年度より『オールナイトニッポン0(ZERO)』毎月最終土曜日のパーソナリティに就任。記者会見では、特番時にトークが弾み過ぎた結果、リスナーだけでなく楢原さんの父親からお叱りが届いたことも明かしています。

月1のレギュラーとなってからは、トークだけでなく個性的な投稿コーナーも展開。深夜3時台の放送であることから、夜食にちなんだトークも定番となりつつあります。後の時間帯に放送される『ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町』との交流も盛んに行われており、ニッポン放送・ひろたみゆ紀アナウンサーとお互いの番組に飛び入り出演しては、賑やかなトークを繰り広げています。

コーナー紹介

クイズ これ、マジで売ってます
ドラッグストアに実際ある商品や売っていそうな架空の商品をクイズ形式で紹介。

利き〇〇
音声をもとに「本物か偽物か」を聞き分けるコーナー。お題は月替わりでアーティストを題材にしたものが多く、リスナーは「○○っぽい声」や「○○が言いそうなひと言」などを音声ファイルで投稿。

ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)
放送局:ニッポン放送
放送日時:2025年6月28日 土曜日 27時00分~29時00分
出演者:ヤーレンズ
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※放送情報は変更となる場合があります。

ABCラジオ『ツギハギ 〜ヤーレンズのダダダ団!〜』

2024年秋からスタートしたABCラジオ平日夜の番組枠『ツギハギ』月曜日で放送されている、ヤーレンズの冠ラジオ番組。ヤーレンズにとっては、地上波・インターネット含めて4本目となるラジオのレギュラー番組です。他のレギュラー番組とは異なり、毎回異なるパートナーを迎えてお届けします。

『ツギハギ』公式Xアカウントとは別に、番組独自でXアカウントを開設したり、公式YouTubeチャンネルを立ち上げ、アーカイブ音源を公開したりなど、全国に向けた展開を行っているのも特徴的。出井さんは「ダダダ団」の団長、番組リスナーは「団員」とそれぞれ呼ばれ、優秀なネタを送ったリスナーには団員ナンバーが付与されるほか、出井さん直筆による団員ナンバーとラジオネームが書かれた番組特製の団員カードが贈呈されます。

コーナー紹介

大丈夫でしょ!
現代社会に星の数ほどある「お悩み」を、ヤーレンズが「大丈夫でしょ!」の一言で優しく包み込むコーナー。

トリビアの水たまり
毎回少し狭いテーマを設け、そのテーマに関するトリビアネタを紹介。タイトルは『トリビアの泉』(フジテレビ系)のパロディ。

かかり-1グランプリ
世の中の人や物がかかり過ぎてしまった(空回りしてしまう様子)場合、どうなるのかを考える大喜利コーナー。ママタルト・檜原洋平さんが「M-1グランプリ2024」決勝の舞台でかかり過ぎてしまい、声量が普段の倍になってしまったことに由来。

ツギハギ 〜ヤーレンズのダダダ団!〜
放送局:ABCラジオ
放送日時:毎週月曜 21時15分~23時30分
出演者:ヤーレンズ
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※放送情報は変更となる場合があります。

過去の放送エピソード紹介

ヤーレンズ×令和ロマン 「M-12023」優勝・準優勝コンビが共演(『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』2024年8月31日放送)

2024年8月31日放送分の『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』には、令和ロマンがゲスト出演。「M-1グランプリ2023」の最終決戦で競った2組が、生放送でのラジオで共演を果たしました。

ヤーレンズと接戦の末、「M-1グランプリ2023」の王者に輝いた令和ロマン。ヤーレンズとはの「M-1グランプリ2022」敗者復活戦での共演を機に、2023年はツーマンライブ「ヤレロマ」を毎月行っていた間柄。イマジンスタジオに和室風の特別セットを設けて、4人のトークが繰り広げられました。

ゲストを迎えても相変わらずの脱線トークで、楢原さん、出井さん、高比良くるまさんら3人が怒涛の勢いで繰り出すボケを、松井ケムリさんが延々と捌き続ける展開に。いつも以上の多い手数と情報量で、聴きごたえのある放送となりました。

利き自慢リスナーが集合!「ANN利き自慢」(『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』2025年4月26日放送)

2025年4月26日放送分の『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』は、スペシャルウィーク企画として「利き○○」の特別編「ANN利き自慢」を実施しました。

イマジンスタジオに利き自慢のリスナー5名が集合し、過去の放送で取り上げた楽曲を課題曲に、別の楽曲の歌詞でメロディーに乗せて歌うクイズ形式のもと、ヤーレンズが回答者となって挑戦しました。

ウイカ号泣「M-1 2024」振り返りトーク(『ツギハギ 〜ヤーレンズのダダダ団!〜』2024年12月23日放送)

2024年12月23日放送分の『ツギハギ 〜ヤーレンズのダダダ団!〜』は、ヤーレンズも出場した「M-1グランプリ2024」翌日の放送。前回の準優勝で優勝候補とされた中で5位に終わり、オープニングでは脱線を繰り返しながらも、2人だけの「M-1」振り返りトークが続きました。

熱烈なヤーレンズファンで、この回のパートナーを務めたファーストサマーウイカさんは、途中からトークに参加。決勝から打ち上げ配信までチェックしており、「持たざる者」として今回の決勝5位に悔しさを滲ませるヤーレンズに「まだ戦えませんか?」と涙ながらに力説する場面も。「持たざる者たちの星」として、ヤーレンズの今後に期待が寄せられる特別な放送となりました。

そのほか、ヤーレンズが「M-1グランプリ2023」翌日に『パンサー向井の#ふらっと』へ飛び入り出演したエピソードは、以下の記事で詳しく紹介しています。

『M-1グランプリ2023』準優勝・ヤーレンズ『パンサー向井の#ふらっと』に飛び入りゲスト出演!(『パンサー向井の#ふらっと』2023年12月25日放送分)

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ラジコプレミアムのメリットとは? 選べる3つのプランを解説!

この記事を書いた人

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勅使川原真衣が懸念を抱く!「大手商社の『自分史採用』は吉報なのか!?」

フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。11月12日(水)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、水曜前半レギュラーの組織開発コンサルタント・勅使川原真衣が大手商社の人事の採用基準についての記事に懸念を示した。

勅使川原真衣「今日はちょっと就活の話をしたいと思ってます。『志望動機はもう古い? 自分史採用は吉報なのか?』と題したいんですけども、これ元ネタがありまして、先月末に日経新聞を見ていましたらこんな記事が目に飛び込んできました。三井物産の渡辺徹(てつ)執行役員が語る『学生時代に好奇心深める経験を』と書かれた記事ですけども、三井物産、大丈夫ですか?」

武田砂鉄「全然大丈夫ですよ。把握してます」

勅使川原「知ってますね。一応言っといてもいいですか? 日本の五大商社のひとつと言われています。いきなり下世話な話をしますけども、平均年収は1996万円」

武田「え? もう一回言ってもらっていいですか?(笑)」

勅使川原「1996万円が平均年収ということで、『ザ・エリート街道』と言ってもいいのかな? と思いますが、この人事管掌役員である渡辺さんが取材に応じていて、記者にこう聞かれていました。『選考で重視するのは何ですか?』と。これに対してちょっと途中省略しながら読みますと、『コミュニケーション能力などの人柄と、それを支える意味で学生時代の経験です。エントリーシートでは志望動機は聞かず、自分史を書いてもらっています』」

武田「自分史?」

勅使川原「自分の歴史ですね。学生の時にしかできないことを色々経験して、好奇心をどんどん深めていってほしい』。ここちょっとポイントなんですけども『1年生の時から就活のことを考えてアルバイトなどを選ぶ人は嫌ですね』と。『嫌ですね』と言われちゃったんですけども、どうなんですかね、これ地味な記事だと思いますよ。就活業界研究の記事なので。ですが、結構話題になりました。
色々SNSでも反応がありまして、例えばあの西村ひろゆきさんもXでこの記事をリプライする形でこの取り組みをXで肯定していました。『従来型のテストマシーンみたいな人はもういらないですよね』と」

武田「テストマシーン……」

勅使川原「『テストだけが出来るような人はいらない、テストだけに強い人はいらないよね』みたいなコメントです。あと、あるベンチャー経営者の方はこう言ってました。『表面的な就活スキルではなく、本物の好奇心と粘り強さ。それが何十億円のディールを生み出す源泉だと彼らは知っているんです』と、豪語していたんですね」

武田「スケールでかいですね!」

勅使川原「なんかそんな感じしますけども『どうなのかな?』と私は思っています。やっぱり当たり前を一応疑う教育社会学っていうのをやってきて、さらに仕事としても『仕事ってこんなもんだよね』っていうのを疑う仕事をしてきているので、ちょっとこれも疑ってみようかなと思うわけですけども、これ多くの人が『なるほど、新しい潮流だ!』って思ってるかも知れないんですけども、『ほとんどの人にはあんまり吉報にはならないんじゃないかな、なりにくいんじゃないかな』と考えてます。
3つほど懸念があります。1つはですね、これ生まれの影響を多分に受ける選抜方法じゃないかなと思うんですよ。就活対策なんかしてね、『嫌ですね』と言われようがなんだろうが、人生のある時期につけ焼き刃をしてでも評価機関に合わせて自分の将来を切り開くって、普通のことじゃないですか。『そんな悪いことだったのかな?』と思うわけです。
なんか最近やたらと個人が事前に対策できることを『表面的』とか、もっと言うと『実力がこれじゃわからない』みたいな言い方をすることがあるんですけども、いやいや、実力って何なんですか? 何が問われるのかを事前にちゃんと把握した上で、問われたものに対して自分なりの答えを用意していくって、これ機会の平等に近いと思います」

武田「そうね」

勅使川原「なので、ある意味でフェアだったはずなんですけども、果たして自分史採用ってどうなのかな? 評価機関で言うとこれ人生全体ですよね? これまでの生き様みたいな」

武田「全部出さなきゃいけない」

勅使川原「全部出さなきゃいけなくなる。『これで本当に実力が見えるんですか?』っていう問題があると思います。自分史でわかるとされている実力と呼ばれているものも、これ案外『育ち』。『育ち』の話になっていくんじゃないかと懸念してます。ちなみに育ちを決めているのは能力ですか?」

西村志野「違いますよね?」

勅使川原「100万%偶然じゃないですか。どの家庭に生まれ落ちるか、自分じゃどうにもできないです。選んだことある人、いません。この偶然の生まれのことを起点にして、その後の人生っていうのは教育社会学で『水路づけられる』っていう言い方をするんですよ」

武田「水路づけられる?」

勅使川原「完全に決定はしないけども、この学校に行くとこれぐらいの職業について、こういう人と結婚して……みたいなのがある程度あるでしょ、というのは実証研究で示されているので、この選抜対策不能にしようっていう意図はあると思いますけども、そもそも偶然性を引きずってますので、初期値、最初の生まれの影響がかなり大きいんじゃないかなと思うんです。生まれの影響が大きいと何が困るかって、結局番狂わせみたいなのが起きにくいんじゃないかと思うんですよ」

武田「そうかそうか」

勅使川原「『階層再生産』って言うんですけども、言い方あれですけど、お金持ちの家に生まれると、子供も三井物産のようなところに入ったりとかお金持ちになっていく、みたいなのが起きないかなと。老婆心ながら心配しております」

この後も、勅使川原さんによる熱い問題提議が続きました。気になる方は、Radikoのタイムフリーでご確認ください。

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