あの芸人の漫才から、即興コント番組も! ネタが楽しめる番組を一気に紹介

いよいよ2016年も大詰めです! この時期はテレビ番組ではお笑いのネタ番組が増えますが、実はラジオでもネタが楽しめる番組があります。

何かと忙しくてテレビを見るヒマがないという人も、ラジオでネタを楽しんでみてはいかがでしょう? 今回はネタが楽しめる番組を紹介します。

TBSラジオ『マイナビ Laughter Night』(土曜 24時~24時30分)

ネタ見せライブとオンエア、そして、YouTubeを使った、リスナー投票により、毎月チャンピオンを決める番組です。チャンピオンになると、番組内で流れるCMでオリジナルのCMを流せるところも魅力です。第1回チャンピオンはニューヨーク。第2回は空気階段が優勝し、賞金50万円を獲得するとともに、先日、TBSラジオの冠特番「空気階段のRADIO ESCALATOR(ラジオエスカレーター)」が放送されました。(しかも2時間の生放送でした!)

「Laughter Night」は非常に雰囲気が良い番組で、「映像がないとネタが楽しめないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、映像がないからこそ楽しめるというところもありますので、ぜひ!

bayfm78『しゃべってんじゃねえよ!』(土曜 22時30分~22時57分)

シュールなネタで人気の若手芸人、ジャルジャルの番組。オープニングトーク以外即興コントです! 後藤さん、福徳さんそれぞれの役柄(役柄はリスナーから募集)とBGMを抽選で決定。そのBGMの長さに合わせた即興コントを披露します。コントで使う効果音は口でやります。

例えば、ある日の放送では「すごい福をもってそうな人」(後藤さん)と「咳払いが妙に色っぽい人」という役柄で、BGMはトータス松本の「クリア!」(3分16秒)でコントをするといった具合です。即興コントの後はお互いに感想を言い合います。そのほか、リスナーが考えてくれた出だしのセリフだけを抽選で決めて、フリーでコントをするコーナーもあります。

毎週3本の新作コントを即興で作らないといけないという、とてつもなくハードルの高い番組です。ある意味、鶴瓶さんの「スジナシ」のコント版です。こんなにストイックな番組を1年半以上も続けていると思うと、恐ろしいものを感じます(笑)。

@FM『ノリノリでいこうぜ★』(月曜 20時30分~21時)

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光浦靖子さん、PENICILLINのHAKUEI、俳優、脚本家の平沼紀久さんによる、異色のメンバーの番組。トークがメインですが、コントも必聴。メンバーがメンバーだけに、なんとも濃厚な30分です。

光浦さんは文化放送『大竹まことゴールデンラジオ!』の木曜日にも出演していますが、聞き上手でリアクション上手なので、「共演者の面白いところを引き出すのが、本当にうまいな~」とつくづく感心します。

CRKラジオ関西『おはようラジ関 演芸』(水曜 5時15分~6時)

道頓堀角座で行われている漫才、コントなどをお送りする番組です。横山たかし・ひろし、酒井くにお・とおるといったベテランから、チキチキジョニー、よふかしイエローなどの若手のネタとトークをたっぷり紹介。トークコーナーの時間がたっぷりととってあり、出演した芸人の特徴が分かるのも嬉しいところです。

MBCラジオ『ミニミニ SHOW TIME』(月曜 21時50分~21時55分)

鹿児島で活動中の社会人劇団、「鳴かず飛ばず」(通称「なかとば」)によるショートコントを放送しています。2016年で結成10周年を迎えた「鳴かず飛ばす」は、鹿児島市内を拠点に、躍動的な舞台芝居とコントライブ、さらにワークショップも開催しています。5分番組なので、あっという間に終わってしまうのがもったいないのですが、その分、気軽に聴くことができます。

RBCiラジオ『ズミーファイユー』(土曜 18時~18時30分)

沖縄民謡界の唄者、新良幸人さんと、宮古出身のシンガーソングライター、下地イサムさんによる番組。お二人とも音楽関係者なのですが、フリートークやネコントなど、お笑い芸人の番組かと思ってしまうほどの楽しさがあります。大喜利コーナー「ちんぎられた遊び」も好評です。

 

漫才やコントを作るのは大変ですが、今回紹介した番組の中では、ジャルジャルの番組のカロリー(労力)は非常に高いです。漫才、コントはラジオと相性が良いと言われていますので、皆さんもぜひ、ラジコで楽しんでみてください。

この記事を書いた人

YMgrdfKa
やきそばかおる
子どもの頃からのラジオっ子。
「ケトル」「BRUTUS」等ラジオ特集を担当。
ライター・構成作家・動物園愛好家。好きな食べ物は、焼きそば。
ツイッター @yakisoba_kaoru

【西武】仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチインタビュー 選手には「理論を立てて言えるような意思を持ってほしい」

1月16日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチにインタビューした模様を放送した。指導者としての信念、最も影響を受けた人について訊いた。

――仁志敏久さんは指導者としてどのような信念をお持ちでしょうか?
仁志「技術に関して言うと、僕の考えはフィジカルの上に技術が成り立っていると考えています。今後はさらにそういう考えが強くなっていくと思います。できない技術に手先を変えても変わるものではないです。例えばスイングをしてみてスイングの軌道がよくない時、軌道を直せばよくなるわけではない。いいスイングの軌道になるような身体の使い方は元々持っているので、身体の動き出しが原因なのか、それとも体のアライメント、元々の骨格の問題なのかとか、フィジカルの上に技術が成り立っていると思うところは色々あります。選手としては自分の考えや意思を持って行動、決定を大事にしてほしいかなと思うんですよね。自分勝手な意思ではいけませんけど、ちゃんと人に説明を順序よくできる、理論を立てて言えるような意思を持ってほしいなとは思います」

――仁志さんは過去に関わった恩師のなかで最も影響を受けた方を常総学院高校時代の木内幸男監督とおっしゃっていましたが、今はいかがですか?
仁志「今も変わらないですね。考えの根本は木内さんで、野球に対して考えるきっかけをくれた人ですね。木内さんと野球をやっていると、ひとつのサインが出ただけで『何でこのサインを出したのかな』と考えるようになるんですよね。『何でここでバントなんだろう』、『監督がエンドランを出すということはここでこうなってほしいんだろうな』とか。監督の考えに依存しすぎてはいけないですけど、野球は固定観念が根本にあるので、木内さんの野球というのは奇策みたいな風に言われるんですけど、固定観念を外せば別に奇策でもなかったりするので」

――外から見て奇策でも、木内監督のもとでやっている部員たちにとっては、あり得る、準備できていたということでしょうか?
仁志「特に昔の高校野球は0アウト、ランナー1塁の場面はバント、この場面だったらスクイズみたいな形式があったんですけど、木内さんは形式的にこだわらない。木内さんのなかでは常識的なんですよ。形式と常識の違いは、野球に関する常識はその人によって違い、形式は誰もが同じことをすること。だから木内さんのやることが分からない人は、形式にこだわっていればいるほど分からない」

――これだけ野球に携わってきた仁志敏久さんも野球の常識を自分なりに作られているんですね。
仁志「そうですね。色々考えて今があるんでしょうね」

――仁志さんの常識がライオンズに受け入れられたということですね。
仁志「そうですね」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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