人気バンドや地元の人気パーソナリティーが勢揃い!徳島県のおすすめラジオ番組

都道府県別にラジオ番組を紹介するシリーズ。今回は徳島県の民放ラジオ局(JRT四国放送・FM徳島)の番組を紹介します。

JRT四国放送

徳島育ち、もしくは徳島にゆかりのあるパーソナリティーの出演番組が多い放送局です。四国放送のワイド番組はリスナーが参加できるユニークなクイズ・ゲーム企画が多いのでぜひ気軽に参加してみてください。

『ラジオ大福』

徳島の話が色濃く出ているワイド番組。特に保岡栄二アナウンサー(月曜〜木曜)は、ボケとツッコミを含ませながら色気のある話し方で聴き応えのあるトークを繰り広げます。なかでも徳島の街に関する話は、徳島にゆかりがなくても「なるほど!」と思う話が充実。金曜はこちらも徳島一筋(約)50年の森本真司アナウンサーが濃い話を展開します。リスナー参加のゲームコーナー「ラジオdeビンゴ」もあります。

パートナーは月曜はハイテンションの芸人・ずばり!タコ介さん。火曜はまったりとした雰囲気のシンガーソングライター・皆谷尚美さん。保岡アナとの大人の話が好評でスピンオフ番組『ナオミの夢ラジオ』(金曜 23時30分〜24時)も放送しています。水曜は同局の伝説の番組『えんやこらワイド』のアシスタントを務めていた大塚博美さん。木曜は『バンリク』、『喫茶ハルコ』ほかでも活躍中、ほんのりマイペースな音楽が大好きで達筆な豊成春子アナウンサー。金曜はご当地声優、徳島発の漫画『HINOMARU!』のラジオドラマ、テレビアニメの主人公・ヒノマル役の声を担当した川原葉月さん。徳島でおなじみ、いつも元気な木戸弥生さんがラジオカー「らじまる・おもぞう号」で徳島県内を東奔西走し、楽しくハキハキとレポートします。

ラジオ大福
放送局:JRT四国放送
放送日時:毎週月曜~金曜 8時30分~11時40分
出演者:(月〜木)保岡栄二、(月)ずばり!タコ介、(火)皆谷尚美、(水)大塚博美(フリーアナウンサー)、(木)豊成春子、(金)森本真司、川原葉月、木戸弥生
番組ホームページ

Twitterのハッシュタグは「#ラジオ大福」

※放送情報は変更となる場合があります。

『となりのラジオ』

ほっこりとした気分になれる午後ワイド。月曜は中山千桂子アナウンサー、火曜は福井和美アナウンサー、水曜〜金曜は佐藤旬子アナウンサー(木曜は板東道生さんと2人で進行、金曜は徳島県住みます芸人みっとしーさん、木戸弥生さんと進行)。

コーナーの名前を一部挙げると「中山千桂子のビューティーマンデー」、「釣り情報」、「新・ナンでも調査隊」、「コバッククイズ」、「証券ニュース(経済情報)」、「蔵出しCMクイズ」、「板東道生スタジオライブ」、「毎週変わる4時前クイズ」などなど……。

なかでも水曜の「蔵出しCMクイズ」は四国放送で流れていたラジオCMから出題するリスナー参加のコーナーです。徳島出身者が有利ですが、徳島にゆかりがない人でも「こういうCMがあったのか」と発見があるかも……。「コバッククイズ」は2問に答えたのち「コバックチャンス」に正解すると賞金が増える企画。木曜は「For You 体操」と、メロディーとともに記憶を引き出す企画「答えてFor You」もあります。「答えてFor You」はその日の日付や、昨日食べたものを答える質問が出され、即座に答えることになっています。なにげない質問が難問だったりします。

となりのラジオ
放送局:JRT四国放送
放送日時:毎週月曜~金曜 13時20分~16時30分
出演者:(月)中山千桂子、(火)福井和美、(水〜金)佐藤旬子、(木)板東道生、(金)みっとしー
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

『バンリク』

日替わりでアナウンサーがパーソナリティーを務める生放送のリクエスト番組(金曜は週替わりパーソナリティー)。月曜は前述の豊成春子さん、火曜は理系でアニメ、ホラー映画鑑賞、海外旅行が大好きな島川未有さん。水曜は、趣味がキックボクシング、総合格闘技、エレクトーン。特技はハイキック、円周率104桁暗唱、ちょっとした耳コピだという大坪奈津子さん、木曜はお城めぐり、けん玉、STU48、米津玄師、backnumberが大好きな野口七海さん。

さらに『バンリク』終了後の23時からの番組にも注目。月曜はSTU48のメンバーで徳島県出身、方言もキュートな谷口茉妃菜さんと谷口さんを温かくサポートする野口七海アナの『STU48のすだちでキュン』、火曜は「人間の脳という未知なる世界を冒険する」というユニークなコンセプトで、ためになる話も多い『大坪奈津子の脳内アドベンチャー』、水曜は豊成春子さんが大好きな曲と「激ゆるお悩み相談」などをお届けする『喫茶ハルコ』を放送。ゆったりとした気分になれるトークがポイント。いずれも40分番組です。

バンリク
放送局:JRT四国放送
放送日時:毎週月曜~金曜 21時00分~23時00分
出演者:(月)豊成春子、(火)島川未有、(水)大坪奈津子、(木)野口七海、(金)四国放送アナウンサー
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

『ラジオ広場 土曜ワイド徳島』

2人のやりとりと選曲が楽しい、遠藤貴巳アナ&木戸弥生さんコンビ。ヒーローショードラマ『本当のヒーローは君だ!!』、「土曜川柳」(第1土曜)、「寺子屋土曜塾」(第3もしくは第4土曜)、「阿波弁でごめんなして」(第3もしくは第4土曜)、「聞き耳!ホットワード」など、ユニークな企画が勢揃い。

ヒーローショードラマ『本当のヒーローは君だ!!』(11時15分頃〜)は渦戦士エディーと蒼竜神マヴェルの活躍を描いた作品。四国放送が制作しており、既にシーズン30以上も続く人気企画です。これまでのお話は番組のサイトで全話聴くことができます。

ラジオ広場 土曜ワイド徳島
放送局:JRT四国放送
放送日時:毎週土曜 11時00分~13時00分
出演者:遠藤貴巳、木戸弥生
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

そのほか、ハガキや電話でもリクエストを受け付ける岩瀬弥永子さん&梅津龍太郎さんの番組『JRT日曜懐メロ大全集』(日曜 13時〜15時55分)、鳴門出身のシンガーソングライター・板東道生さんが仲良しの佐藤旬子アナとクイズや大喜利で大賑わいな『板東男節』(日曜 11時〜12時)、リスナーからの投稿で盛り上がる遠藤貴巳さん&物部純子アナの『週刊よし★じゅん』(日曜 16時30分〜17時30分)など盛りだくさんです。

FM徳島

2020年6月29日に徳島駅クレメントプラザへ移転。新しい本社のコンセプトは「集まる・出会う・つながる」。ガラス張りのオシャレなオープンスタジオを完備しています。コロナ禍が明ければたくさんの人が集まる場になりそうです。

『Station ✕ Station』

リサーチ、トラベル、ホビー、フードと日替わりのテーマで生放送。月曜は徳島の実態を調査する「森寛子のTOKUSHIMA Real Report」。実際に徳島駅前でインタビューを行い、リアルな声を元にトーク。「あるある!」と思うような声に対する森寛子さんのリアクションにも注目です。火曜は「布川夏帆のDayTripper」。布川夏帆さんが県内にお出かけしたり、他のラジオ局のパーソナリティーと電話を繋いだりしておすすめスポットを聞き出します。

水曜は「土橋琢史のHobby Garage」。実際にさまざまな体験をレポートしたり、その道のプロにお話を聞いたりする企画があるほか、土橋琢史さんによるピアノの生演奏もあります。木曜は「近藤公美のyum yum table~おいしいラジオ~」。美味しいものに関する情報はもちろん、おいしい音をジュニア野菜ソムリエ、近藤公美さんがお届けします。

Station ✕ Station
放送局:FM徳島
放送日時:毎週月曜~木曜 12時00分~12時55分
出演者:(月)森寛子、(火)布川夏帆、(水)土橋琢史、(木)近藤公美
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Twitterのハッシュタグは「#ss807」

※放送情報は変更となる場合があります。

『T-Joint』

徳島の夕方を元気にする2時間55分。月曜・火曜は森本晴香さん。水曜・木曜は清水宏香さん。さまざまなコーナーのなかでも18時台の日替わり企画に注目です(※変更の場合あり)。

月曜の「We Love VORTIS!」は徳島ヴォルティスの情報をお届け。火曜はとっておきの選曲でリスナーを楽しませる「週刊・晴香レコメン」、水曜は新曲をメドレーで紹介する「TJ-Tunes」。木曜の「リリック・リリーの酒場」では名曲の気になる歌詞(リリック)を酒場の女主人リリー姐さんが紐解きます。そのほか、プチ大喜利(火曜)、中四国・近畿圏の演劇情報を紹介する「カーテンコール!」(水曜)などなど。

T-Joint
放送局:FM徳島
放送日時:毎週月曜~木曜 16時00分~18時55分
出演者:(月・火)森本晴香、(水・木)清水宏香
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公式Twitter

Twitterのハッシュタグは「#tj807」

※放送情報は変更となる場合があります。

『D.W.ニコルズわたなべだいすけのラジオのおじさん』

D.W.ニコルズのヴォーカルで、ラジオが大好きなわたなべだいすけさん。2010年からラジオと音楽に対する愛を語っていて、静岡のFMラジオ局、K-MIX SHIZUOKAでも放送されています。

D.W.ニコルズはラジオを大切にしており、2018年に発表したフルアルバム『HELLO YELLOW』のリードトラック「はるのうた」のミュージックビデオには総勢26名にも及ぶ全国のラジオDJ・パーソナリティーが登場しました。それぞれのDJ、パーソナリティーが「はるのうた」をマイクの向こう側に優しく語りかけるように口ずさんでいます。監督・撮影は全てわたなべさんが担当。各局のスタジオの様子も楽しめます。FM徳島の旧スタジオも登場しますので、ぜひご覧ください。

なお、D.W.ニコルズは2021年9月4日をもって現体制での活動を終了。今後はわたなべさんによる1名体制でD.W.ニコルズとしての活動を継続することが発表されました。

D.W.ニコルズわたなべだいすけのラジオのおじさん
放送局:FM徳島
放送日時:毎週土曜 18時00分~18時30分
出演者:D.W.ニコルズ
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Twitterのハッシュタグは「#ラジオのおじさん」

※放送情報は変更となる場合があります。

『四星球のスーパーがいなRadio』

徳島県を拠点として活動する、日本一泣けるコミックバンド・四星球。絶対に笑えるトークに、気持ちをもっていかれる音楽が魅力です。音楽業界や放送業界にもファンが多く、全国区になる前から地元の徳島はもちろん、ABCラジオ『よなよな…なにわ筋カルチャーBOYZ』(鈴木淳史さん、原偉大さん)らも猛烈にプッシュ。2018年4月にフジテレビ系『HEY!HEY!NEO!』に出演した時は『よなよな…』で喜びを爆発させたほか、2019年9月にはテレビ朝日系『関ジャム 完全燃SHOW』にて「一見ふざけてる様に見えて実はスゴいバンド」特集に出演。大きくクローズアップされました。

コロナ禍で制作された『ライブハウス音頭』はライブハウスの魅力を歌詞に落とし込んだ内容で、全国のライブハウス関係者100名以上が参加して大合唱をしています。

四星球のスーパーがいなRadio
放送局:FM徳島
放送日時:毎週金曜 21時30分~21時55分
出演者:四星球

※放送情報は変更となる場合があります。

そのほか、最新音楽から知っておきたい言葉の話までバラエティー豊かな内容の朝ワイド『Compass』(月曜〜金曜 7時30分〜9時30分)、最新ランキング、アーティストから届いたメッセージ、お金の話、防災の話などをお届けする金曜ワイド『FRIDAY ON LINE 〜FIVE COLORS RADIO〜』(金曜 13時〜18時55分)などがあります。『高橋久美子のkikimimi』(日曜 15時55分〜16時)では、チャットモンチーの元ドラマー・高橋久美子さんが日々思うことを話します。

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

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「見えない」を強みに~現役選手が語る5人制サッカーの魅力~

8月24日に開幕した東京パラリンピックの競技種目のひとつ「5人制サッカー」は視覚障がい者がプレーヤーとなる、ブラインドサッカーだ。見えないボールを追ってゴールを狙うため、選手たちは日夜どんな練習をしているのだろうか?RKBラジオの朝の情報番組『櫻井浩二インサイト』で、日本ブラインドサッカー協会の職員で、クラブチーム「ソイエ葛飾」の選手としても活躍している、増田周平さんに話を聞いた。

宮脇憲一アナウンサー(以下、宮脇):種目としては複数あるんですよね?

増田周平選手(以下、増田):視覚障がい者のサッカーは、ブラインドサッカー(5人制サッカー)とロービジョンフットサルという2種類があります。アイマスクをする・しない、ボールの音が鳴る・鳴らない、壁がある・ないといった違いがあります。視覚障がい者といっても、一人一人見え方が違うので、それぞれの得意なプレーがあります。ロービジョンフットサルの場合は、その特技を生かして、チーム編成を考えます。

宮脇:見えない中でサッカーをするのは、どんな感覚ですか?

増田:プレーしている自分のことを自分でもすごいと思うのですが、見えていない中でドリブルやパスがなぜできるのかよく聞かれます。それはやはり「練習」です。この練習の中で、足の裏でボールをタッチして、ボールの感覚をつかんでいったり、選手同士やサポーターとの声のかけ合いなどを打ち合わせたりして「味方はここにいてね」というフォーメーションを大事にしていく中で、皆さんがすごい!と思うブラインドサッカーになっているんです。

宮脇:増田さんの見え方は?

増田:今、私の視力は0.3あり、眼鏡やコンタクトをすると1.0見えます。しかし、周りを見る力である「視野」が95パーセント欠けている状態です。5円玉や50円玉の小さな穴からずっと覗いている感覚です。日常生活の中では白杖をつくことはありませんし、見えている人に協力してもらって危ない時や段差があることを確認してもらっている状況です。

宮脇:ブラインドサッカーとはどこで出逢ったのですか?

増田:視覚障がい者が通える大学に入学し、そこで寮の先輩から「一緒にやらないか?」と声をかけてもらったことがきっかけです。高校時代まではテニスをしていましたが、そのころから徐々に視野が狭くなって、それが原因でけがをするようになり、大好きなスポーツから離れていました。しかしブラインドサッカーはみんなアイマスクをして、視力や視野関係なく行えるスポーツで、新鮮で面白いと思いました。しかも、頑張れば誰でもうまくなれる競技なんです。全盲の人は、ボールを蹴る、パスをするという動作から覚えなければならないのですが、一方で、空間認知や声を聴き分ける力がとても発達しているので、声を聞いただけで、味方・敵が分かったり、音で障害物との間隔が分かったりします。逆に少し視力が残っている人は、耳の力をあまり使ってこなかったので、敵の場所が分からなくて怖かったという声もあります。どちらも練習を積み重ねれば克服できます。

宮脇:日本代表のメダルの可能性は?

増田:私は将来パラリンピックや国際大会に出場するための選手を育成する「ナショナルトルセン」のメンバーで、今回のパラリンピック代表選手と練習試合をする機会がありました。「もしかしたら勝てるかも」と思っていましたが、パラリンピックが近づくにつれてボールが抜けないし、取れないということがあり、私のチームは負けてしまいました。代表選手たちはそれだけたくさん練習して技術を磨いているのだと思いました。それと、今年開催されたワールドグランプリという国際試合で、日本代表は初めてメダルを獲得しました。それらを考えると日本のメダルは近いと思います。僕もパラリンピックに出られるようにもっと頑張らなければ、と思いました。

見えない中でも力強くプレーする選手たちの活躍を見届けたい。

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