群馬の情報からクイズ、大喜利、電話コーナーまで賑やか!群馬県のおすすめラジオ番組

都道府県別にラジオ番組を紹介するシリーズ。今回は群馬県の民放ラジオ局(FM GUNMA)の番組の中からご紹介します。

FM GUNMA

FM GUNMAは2022年7月に新社屋(前橋市千代田町)に移転(以前は同市若宮にありました)。公式サイトには新社屋のプロモーションムービーが公開されています。キャッチフレーズは”ワクワクマシマシ”。FMラジオ局(JFN系列)としては唯一、全国高等学校野球選手権大会群馬県大会実況中継を実施しています。

『WAI WAI Groovin'』

2015年スタート。放送8年目に突入した人気朝ワイド。パーソナリティーは群馬市藤岡市出身(ぐんま観光特使・藤岡市観光特使)、中学3年生の頃からDJを夢見ていたという内藤聡さん。ポップな語り口調に話す内容は人情たっぷり。ラジオと音楽、人と話すことが大好きな内藤さんが群馬のリスナーを元気にします。オープニングのお決まりの挨拶は「ボンジーーアーーー!!」(ポルトガル語で「おはようございます」の意味)。

コーナーの一部を紹介すると、8時を過ぎると音楽クイズ「ミミモン!!」の出題があります。イントロクイズ、曲の一部分から曲名を当てるクイズ、曲のはじめの部分の逆再生を聞いて曲名を当てる「逆再生問題」(難題)などがあります。そのほかさまざまな専門家に話を訊く「WG WATCH」(金曜は上毛新聞の運動部の記者が登場)、しりとり形式で選曲する「MUSIC CONNECT」など。

9時台の「今日のラッキーさん」は、その日のテーマに沿ったリスナーさんと電話でおしゃべり。「HI! 心呼吸」は内藤さんの珠玉の選曲でリラックス。紹介した曲と解説は『WAIWAI Groovin'』のブログに綴られてあります。10時台には日替わりコーナー「年中夢中で若宮中」のほか、中継企画(火曜)もあります。

WAI WAI Groovin'
放送局:FM GUNMA
放送日時:毎週月曜~金曜 7時30分~9時00分
出演者:内藤聡
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグ「#WG863」

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※放送情報は変更となる場合があります。

『POT LUCK』

”POT LUCK“とはみんなで開く持ち寄りパーティー。 ゲストやリスナーと「好き」や「おすすめ」を持ち寄って、音楽、映画、本、アートなど、エンタメ・カルチャーの話題を生放送でお届けします。パーソナリティーは前橋出身の木暮あかりアナウンサー。

なかでも17時台前半に注目。月曜には群馬県出身の女優・新條由芽さんが昭和の名曲を歌詞の朗読とともにお届けする「新條由芽 黄昏ミュージック」。王道から、時にはちょっと変わった曲まで紹介します。 火曜は県内の大学生の今を伝える「ユニラジ」、水曜は高校生のトレンドや活躍する部活の紹介などを紹介する「高校タイムズ」があります。 17時台中盤にはさまざまな人がとっておきのものを紹介する「今日のひとしな」のコーナーもあります。地元の人がおすすめする、ちょっといいものにご注目ください。

POTLUCK
放送局:FM GUNMA
放送日時:毎週月曜~水曜 16時00分~16時50分
出演者:木暮あかり
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグ「#POTLUCK863」

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※放送情報は変更となる場合があります。

『news ONE』

パーソナリティー・揚妻由璃子さんが全国および県内ニュースをはじめ、気になる話題を丁寧に伝えます。ニュースヘッドラインから始まり、ニュースプラス、特集企画、ニュースワンアラカルトと展開。ニュースワンアラカルトではスポーツの話題、気になる用語の解説、上毛新聞記者リポートなど日替わりで放送されます。

news ONE
放送局:FM GUNMA
放送日時:毎週月曜~水曜 18時00分~18時55分
出演者:揚妻由璃子(コーナー出演:岡部哲彦、笹川裕昭、榊原博、大津瑛寛 他)
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグ「#newsONE」

※放送情報は変更となる場合があります。

『148neo』

ネタ投稿コーナーが盛りだくさんの番組。リスナーは“アミーゴ”と呼ばれています。パーソナリティーはアミーゴに対する“飴と鞭”を駆使したトークが面白い高橋和実さんです。

コーナーは、初投稿のリスナーやネタコーナーで読まれないリスナーからのメッセージを紹介する「チェリーボール・チェリーガーイ」、リスナーと一緒に「BOSS BLACK」とおやつを楽しむ「BOSS BLACKタイム」と「おやつタイム」、いろいろな“あるあるネタ“を紹介する「148あるある」、自虐ネタ満載「俺くらいシリーズ」、その名の通りおじいちゃん、おばあちゃんネタの「うちのじーちゃんばーちゃん」、3つめでオトす「ホップ・ステップ・バカ」、CMの時間まで投稿したアミーゴのラジオネームを紹介し続ける「ラジオネームでガッツポーズ」、とにかくおバカな投稿を紹介する「148バカ一代」、100年後のアミーゴに送る「迷言148」ほか。

148 neo
放送局:FM GUNMA
放送日時:毎週木曜 13時00分~13時55分
出演者:髙橋和実
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

『G★FORCE』

群馬で活躍する人や会社を楽しく紹介する企画とリスナー参加のおふざけ企画のバランスが絶妙な番組。パーソナリティーは竹村淳矢さん(手作り餡子の甘いやつ)とツッコミが素早い櫻井三千代さんで、かけあいが楽しいコンビです。

地元にまつわるさまざまな人や情報を知ることができる「人間力向上委員会」、をはじめ、リスナー投稿企画「超能力クイズ」、公式サイトに公開された写真に一言を添える「写真でひとこと」、リスナーのミステリー体験やお気に入りの都市伝説、 興味のあるオカルト案件などを紹介する「World Wide Wonder」、良い意味でくだらない「シアター★G」など。

G★FORCE
放送局:FM GUNMA
放送日時:毎週月曜~水曜・金曜 12時00分~12時55分
出演者:竹村淳矢、櫻井三千代
番組ホームページ

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※放送情報は変更となる場合があります。

そのほか、広島出身・高崎在住のシンガーソングライター・玉城ちはるさんが若手アナウンサー・大津瑛寛さんと送る昼ワイド『FRIDAY フルスロットル!!!』(金曜 12時〜14時50分)、伊勢崎市出身の和田颯さんが送る『Da-iCE 和田颯のハヤラジ』(木曜20時〜20時30分)、毎回ひとつのおしごとをテーマに深堀りする『蛙亭のおしごとおたまじゃくし』(第1火曜 15時〜15時55分)など盛りだくさんです。

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

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「小さなネジのズレが、いつの間にか…」“小説SMAP”に鈴木おさむ視点で描かれた、SMAP謝罪放送の1日

脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月13日(土)、4月20日(土)の放送ゲストは、ベストセラー作家への道を歩んでいる、元放送作家の鈴木おさむさんです。20日(土)の放送では、著書である“小説SMAP”こと『もう明日が待っている』(文藝春秋)にも書かれている、SMAP解散当時の様子などを中心にお話を伺いました。


鈴木おさむさん



1972年生まれ、千葉県出身の鈴木さん。19歳で放送作家としてデビューし、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出してきました。
2024年3月末をもって放送作家・脚本家を引退。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業の若者たちの応援を始め、コンサル、講演などもおこなっています。
3月27日(水)に刊行した著書『もう明日が待っている』は、発売2日で累計発行部数15万部を突破。同著の著者印税は、すべて能登半島地震の義援金として寄付されます。

またTOKYO FMでは現在、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのリーダー・陣さんとともに音楽チャートラジオ番組「JUMP UP MELODIES」(毎週金曜13:00~14:55)のパーソナリティもつとめています。

◆『もう明日が待っている』は「僕の目線」で書いた物語

茂木:鈴木さん、アイドルってなんでしょうね?

鈴木:アイドルって、日本特有のものじゃないですか。韓国もBTSが出てきたりしましたけど、やはり他の国にあるのはアーティストで、(アイドルは)日本独特の文化ですよね。

茂木:ということは、『もう明日が待っている』を読むと、日本のことがわかるかもしれないですね。

鈴木:そんな気がします。今回、僕が特に入り口として書きたかったのは、彼ら(SMAP)は91年デビューで、僕が92年に放送作家になっているのですが、そこから94~95年に彼らと知り合いました。

この小説にもけっこう書いたのですが、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)が1996年4月15日に始まりました。それまでアイドルの人がゴールデンタイム、そしてプライム帯で司会やメインをやることがなかったので、この番組をやる前に僕は、周囲から「絶対に当たらないよ」って言われていたんです。

茂木:それを、鈴木さんが当てたわけですよ。放送業界の“大谷翔平”ですよね。

鈴木:僕の力じゃないんですけどね。大谷翔平は(まさに当時の)SMAPです(笑)。

茂木:『もう明日が待っている』はあくまでも小説ですが、書けること・書けないこと、話せること・話せないことがあったと思います。振り返ると、あのタイミングでのSMAP解散は、何だったのでしょうか?

鈴木:みんなが40代になって、40代中盤を迎えるメンバーもいて、多分この先を考えるじゃないですか。そのうえでの本当に小さいネジのずれが、いろんな人が参加することによっていつの間にか大きくなっていた、みたいなことだと思うんですよね。でもそれは、長年のものでもなく、みたいな。

茂木:そうですか。『もう明日が待っている』の謝罪放送の章は、「文藝春秋」本誌に出たときに拝読しました。小説ですが「こういうことになっていたんだ」って、ものすごく話題になりました。あの1日のことは、やはりかなり濃密な記憶として残っていると思います。

鈴木:覚えています。だから、すごく大事にしたのは、あくまでも“僕の目線”で書くことです。夜中の2時に呼び出されて、そこから「明日、番組冒頭生放送でやるから」「え?」っていうところから始まっていくのですが、最初は「歌を歌うのかな」とか、「中居くん、何か言うのかな」とか思っていたら、どうやらそうではないということとか。

みんなの意見の食い違いがあって、結果、ふたを開けたらあの放送になるまでの過程があって。だから、あんないびつな形になるとは、わかっていないんですね。僕は文章をまとめなければいけない立場だったのですが、そのトーンとかもわからなかったんですよ。

茂木:これは、もともと原稿があって事務所に確認したところ、NGが出たということですね。

鈴木:僕の気持ちとしては、そんなに深々としたことをもはや言わせたくないし、メンバーもその思いだったろうし。だからある意味「今回お騒がせしてすみません」っていうことを言ってしまえば、「同じ文章を少し変えて話す」ぐらいがちょうどいいんじゃないかということで……。

だから、自分のなかではそれがアホな文章だってわかっていますよ。作家として見たら「こいつ実力ないな」ってきっと思うんですよ(笑)。でも、多分そうするのが一番いいだろうと思ったし、メンバーもそれを望んでいたと思うのですが、やはりこの小説で出てくる“ソウギョウケ”としては、「それでは許されない」というのがあって。だから僕の気持ちやメンバーの気持ちもあるんだけど、ソウギョウケのプライドもあるという。

茂木:ですよね。

鈴木:今、芸能界が変わってきていますが、あの当時(2016年)は、今と違って簡単に言うとまだ昔のルールがあったじゃないですか。そのなかでは、やはり「それは許されない」ということがあったので。

茂木:このなかで書かれているのが「組織というのはそういうものだ」と。我々視聴者からは、SMAPのメンバーは、一人ひとり個性が輝いていて素敵な存在に見えたんですけど、でもそのSMAPのメンバーも、また組織というものと無縁ではいられないということですよね。

番組では他にも、著書『もう明日が待っている』出版前の裏話などについて語る場面もありました。


(左から)鈴木おさむさん、茂木健一郎



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4月20日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

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