声帯摘出から9年、つんく♂が『荻上チキ・Session』にゲスト出演

荻上チキさんがパーソナリティを務める『荻上チキ・Session』(TBSラジオ)。8月2日(水)の放送では、数多くのアイドルグループをプロデュースしてきたヒットメーカー、つんく♂さんがゲスト出演し、チキさんとのインタビュー企画が行われました。(TBSラジオ『荻上チキ・Session』2023年8月2日放送分)

つんく♂がラジオ出演、声帯摘出後の心境を語る

TBSラジオ『荻上チキ・Session』と動画メディア「Yahoo!ニュース Voice」のコラボレーションでお送りするコーナー「Yahoo!ニュース Voice in Session」に、つんく♂さんがゲスト出演しました。つんく♂さんは、1988年にロックバンド・シャ乱Qを結成、モーニング娘。など数多くのアイドルグループのプロデュース、日本を代表するヒットメーカー・プロデューサーとして活躍。2014年に喉頭がんを患っていることを公表、声帯を全摘出しましたが、その後も精力的に活動を続けています。今回、荻上チキさんとのインタビューでは、メッセージアプリを使ってのやりとりをしながら、パートナー・南部広美さんが代読する形で行われました。

現在、アメリカ・ハワイを拠点に生活しているつんく♂さんは、声帯摘出について「(2014年春に)がんが見つかって、放射線などの治療で治る予定でしたが治り切らず、そうなったときは摘出以外に方法が無かったのかな」と当時を振り返り、チキさんに声帯摘出への葛藤を問われると「葛藤している時間は無かったですね。もう呼吸するのが苦しいほど大きくなっていたので」と答えました。

声帯摘出後は、文字によるコミュニケーションを行っているつんく♂さん。当初は家族とのやり取りに時間がかかり、ジェスチャーも使うなど苦労したそうですが、子どもたちがチャットを利用できるようになってからは、LINEなどで会話を行うようになり、「この時代はテキストだと思うし、昔みたいに長電話もあまりしなくなったと思うんですよね。重要な事柄は最小限の文字量で会話していると思います」と、コミュニケーションの変化や工夫について語りました。

「声帯摘出を振り返る」を3分お試しで今すぐ聴く↓

つんく♂さんは、仕事上での変化について「音楽を作るのはとても難しくなりました」と、自分の声でニュアンスを伝えられない難しさを語りましたが、音楽という共通言語で「ミュージシャンやアイドルたちと話すことに関しては、なんとかなっていると思う」と手応えを感じている様子。続けて、ネット社会やタイパ(タイムパフォーマンス)が重視される現代の作曲や曲の内容の変化について問われると、「じっくり何かをするのは難しいかもしれません。曲の途中でもどんどん次の曲をめくっていくので、すごいなあと思って見ています。それも時代なんでしょうね」と感心しながらも、自身は現代のトレンドを意識せずに作曲を行っていることを語りました。

「声帯摘出後の変化」を3分お試しで今すぐ聴く↓

「病気以前・以後ということを僕は気にしていない」と、病気によって日頃の発信や作風の変化も特に意識していないことを述べたつんく♂さん。"病気を乗り越えたつんく♂さん"と語られることに関しては、「僕自身が"俺は病気を乗り越えたぜ!"みたいに思うことは無いですかね。いつ何時またどうなるか分からないし、緊張感はずっと続いています」と答えました。

つんく♂さんは、同じ病気を持つ人たちに向けて「今より最高な状態にするというより、今はベストなはずなので、今を楽しむしかないかなと。少々トラブルや問題が起こるとは思うけど、乗り越えるしかないし、なんとかなるのも人生かなと。なんとかするの方が正しいかな」、「頼るとか相談するって、やっぱり大事で。自分だけで抱えるのって限界があるし、社会と上手く付き合っていく。これも大事ですよね」と病気への向き合い方や構えを述べた後、コーナーの最後では「ラジオに出られるとは思っていませんでした」と、自らの率直な想いを語りました。

「同じ病気を持つ人たちに向けて」を3分お試しで今すぐ聴く↓

荻上チキ・Session
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 15時30分~17時50分
出演者:荻上チキ、南部広美
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この記事を書いた人

radiko編集部

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原日出子 孫と3日間の“夏休み”を満喫「犬も連れて九十九里浜に行きました」

唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NOEVIR Color of Life」。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。
今回の放送は、女優・原日出子さんが出演。プライベートの休日の過ごし方などについて語っていただきました。


原日出子さん



1959年生まれ、東京都出身の原日出子さん。劇団四季の研究生として女優デビューを果たし、1979年に「夕焼けのマイ・ウェイ」で映画に初出演します。1981年、NHKの連続テレビ小説「本日も晴天なり」の主演に抜擢され脚光を浴びます。同年に歌手デビューし、「約束」「青いラプソディー」などの曲をリリース。これまで数多くのテレビドラマ、映画、舞台などで活躍。2019年には、映画「鈴木家の嘘」で「第33回高崎映画祭」最優秀主演女優賞を受賞しました。現在は、藤竜也さんとの40年ぶりの共演でも話題になった映画「大いなる不在」(近浦啓監督、森山未來さん主演)が絶賛公開中です。


唐橋:1979年のデビューから女優として数々の作品に出演され、今年で活動45周年です。

原:あっという間ですね。

唐橋:原さんの長年にわたって愛される明るく天真爛漫なキャラクターで、多くの監督・作品からのオファーが続いていますね。今も次々と取り掛かっている状態ですか?

原:おかげさまで、切れ目なくいい作品に呼んでいただけております。本当に幸せなことだなと思っております。

唐橋:昨日まで地方にいらっしゃったんですよね?

原:遊びに行っていました(笑)。3日ほど孫を連れて夏休みを過ごしていました。その前の月は1ヵ月近く地方でロケをしていましたね。

唐橋:お孫さんたちはどちらに行かれたんですか?

原:九十九里浜です。犬も連れて。

唐橋:そういう時間も大事ですよね。撮影でもいろんなところに行くのはお好きですか?

原:私はもともと旅行が好きなので、仕事で行っても自由な時間があると1人でうろうろしたりご飯や温泉に行ったりします。わりと空き時間を有効に使うタイプですね。

唐橋:おいしいものを探したり?

原:はい。わりと鼻が利くタイプで、どこに行ってもおいしいもの、楽しい人に出会えます。仕事で回った地方でお友達になった方とずっとお付き合いが続いていたりします。

唐橋:感度が鋭いんですね。

原:店の構えとか雰囲気とかでだいたいがわかりますね。(感覚が)外れたことはないなあ。



9月のマンスリーゲストは、歌手の岩崎良美さんです。

<番組概要>
番組名:NOEVIR Color of Life
放送日時:毎週土曜 9:00~9:30
パーソナリティ:唐橋ユミ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/color/

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