コレサワ、PEDRO、羊文学 のライブ音源オンエア決定!

新しい音楽との出会いをお届けするライブイベントFM802『GLICO LIVE “NEXT”』。
FM802が”関西から新たな才能を応援”をイベントコンセプトにニューカマーをサポートし、“関西のライブハウスから”、発信してきました。11月11日は今年もSPECIALに「GLICO LIVE “NEXT” SPECIAL」をオンラインライブで開催。コレサワ / PEDRO / 羊文学の3組が出演しました。当日のライブレポートが到着。この日のライブ音源は一部11月25日のFM802「RADIO∞INIFNITY」でオンエアになります。お聴き逃しなく!

■取材・文:奥“ボウイ”昌史
■撮影:田浦ボン

昨年に引き続き無観客ライブ配信という形態で、その歴史と志を絶やすことなく18年にわたり行われてきた、関西発のニューカマー・サポートイベント『GLICO LIVE“NEXT”』。毎年恒例となる11月11日=“ポッキー&プリッツの日”は年に一度のスペシャルデーということで、『GLICO LIVE“NEXT”SPECIAL』の名の下に今年も熱いラインアップが集結。FM802DJ樋口大喜のナビゲートにより、コレサワ、羊文学、PEDROの3組がオープニングコールからキュートな魅力を振りまいた、今年最後の祝祭をレポート!

●コレサワ
グリコをイメージしたというカラフルな衣装を身にまとったバックバンドを引き連れ、この日のトップバッターを担ったのはシンガーソングライターのコレサワ。1曲目の『Day by Day』から疾走感たっぷりに駆け抜け、あいさつ代わりのMCでは「私は普段、顔を隠して活動してるので、今日のライブも顔が見えないようにカメラマンさんたちがカッコよく映してくれると思います。あと、一番好きなポッキーは“冬のくちどけ”です(笑)」と、瞬時に場の空気をほぐしてしまう人懐っこさを画面越しでも存分に発揮。その後も、甘酸っぱいラブソング『あたしを彼女にしたいなら』の切ない詞世界をかれんなボーカルで彩ったかと思えば、『いたいいたい』では、躍動感のあるビートを無観客配信を逆手に取って肉迫するカメラワークが見事に演出。これには思わずフロアのスタッフからも拍手が巻き起こる。

「もし恋人とか好きな人と一緒にこの配信を見てる人がいたら、今の距離よりもちょっとくっついて聴いてほしい曲です」と始まった『この恋はスクープされない』は、ゆったりとしたBPMとシンクロしてじんわり胸に沁み込んでいく。美しい鍵盤の音色に導かれた『たばこ』といい、女性ならでは、シンガーソングライターならでは、そしてコレサワならではの目線で綴られた楽曲群は、見る者を惹きつけるに十分な感情と感動を巻き起こす。

自らの過去を血となり肉となり歌にした『SSW』では、「全ての元カレに捧げます!」とハンドマイクで飛び跳ね、エネルギッシュなパフォーマンスを展開。宴をしょっぱなから盛り上げたコレサワだった。

●羊文学
幕開けの『砂漠のきみへ』から静かに、そして確かに、心の中に侵食していくメロディと声で圧倒した羊文学。シンプルなスリーピース編成で繰り出されるサウンドは、それだけでもう何もいらないと思えるジャストな音像で、『変身』~『ラッキー』と、少しずつ体温が上がっていくように熱を帯びるライブに、いつの間にか画面にくぎ付けになっていたオーディエンスも多かったことだろう。

「みんなお家で見てるのかな? 私たちは大阪のライブハウスからお届けしています。今日は“ポッキー&プリッツの日”ということで、会場入りしたときからポッキー&プリッツが食べ放題で。高校生の頃は11月11日をすごい楽しみにしていて、昼休みに購買部でポッキーを買ったら、ポッキーの長いバルーンをもらえたの」(vo&g・塩塚モエカ)、「いいなぁ。それでチャンバラしたの?(笑)」(b・河西ゆりか)と、MCではフロントの2人のほほ笑ましいやりとりにも癒されつつ、ライブは後半戦へ。

塩塚&河西の織り成すコーラスと、ステージ後方でバンドを支えるフクダヒロア(ds)がいざなう性急なリズムに心がざわつく『マヨイガ』、何層にも重なり合うサウンドウォールと共に心地よく堕ちていくような『1999』と、中毒性の高い浮遊感と人肌のポップネスに、とりこにならずにはいられない。クライマックスの『夜を越えて』~『あいまいでいいよ』まで、それぞれのパートが印象的なフレーズを鳴らしながら、決して主張し過ぎることなく寄り添う絶妙な距離感で完遂した羊文学。例え配信であろうとも、そのデイドリーミングな没入感は、どんな距離をも越えて突き刺さることを証明したライブだった。

●PEDRO
BiSHのアユニ・Dが、ベースボーカルに加え全楽曲の作詞から一部作曲までを行うソロバンドプロジェクトPEDROは、初出演にして『GLICO LIVE“NEXT”SPECIAL』の大トリに。そんな大役にも気負うことなく、冒頭の『人』から田渕ひさ子(g・NUMBER GIRL/他)、毛利匠太(ds)らとソリッドな轟音をかき鳴らし、言葉数多めのリリックに心も体も揺れるポップソング『浪漫』、強烈なディストーションサウンドを浴びせる『魔法』と、オルタナでヘヴィなグルーヴを貫くあどけない歌声で魅了していく。

「今日は11月11日、“ポッキー&プリッツの日”。そんな特別な日に素敵な方々と、素敵な夜を過ごせて、私はとても幸せ者です」と告げた後、毛利に目線を送ると、この日のためにポッキー仕様にカラーリングしたというドラムスティックの話に。田渕が「プリッツの“旨サラダ”とジャイアントカプリコのいちご味が大好き」と語ると、「今日はお菓子のことばっかり考えてて、歌いながらよだれがすごい出てきちゃって(笑)」とアユニ・D。メンバーの仲むつまじさがうかがえる光景だ。

一転、後半戦は、切実な想いを一心に届ける『生活革命』に続いて、メロウでスケールの大きなミドルチューン『空っぽ人間』、ドライヴするリフから一気に加速する高速ダンスナンバー『自律神経出張中』と畳み掛ける! 「今日はありがとうございました! 元気がないとき辛いときは、ぜひ甘いものでも、ポッキーを食べて元気になってください!!」とぶっ込んだラストの『NIGHT NIGHT』まで、バンドの楽しさ、ライブの喜びを爆発させ、2021年のフィナーレを飾ったPEDROだった。

●STAFF COMMENT
転換中には、ライブとはまた異なる素の一面も垣間見られたクイズにゲームと盛りだくさんの内容でお届けした『GLICO LIVE“NEXT”SPECIAL』。最後は出演者全員参加でスクショタイムも実施し、三者三様の個性と音楽で『GLICO LIVE“NEXT”』に新たな足跡を残してくれた。なお、この日のライブの模様は、11月25日(木)24:00~『RADIO∞INFINITY』内にてオンエア予定なので、そちらもお楽しみに!

【イベント概要】
「GLICO LIVE "NEXT" SPECIAL」
■2021/11/11(木) OPEN=18:00 / START=18:30
■出演: コレサワ / PEDRO / 羊文学
■MC: 樋口 大喜(FM802)
■イベントHP: https://funky802.com/gln/

【番組情報】
番組名: RADIO∞INFINITY
オンエア日時: 11日25日(木) 24:00~27:00
DJ: 樋口大喜
番組Twitter: @RI_802 (番組ハッシュタグ #RI802)
URL: https://funky802.com/infinity/

RADIO∞INFINITY
放送局:FM802
放送日時:毎週木曜 24時00分~24時00分
出演者:樋口大喜、コレサワ、PEDRO、羊文学
公式Twitter

※該当回の聴取期間は終了しました。

江口のりこ×中条あやみ×笑福亭鶴瓶 大いに泣いて笑って元気になれる人生賛歌!『あまろっく』

ニッポン放送「ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町」(日曜朝5時~)で、おススメの最新映画をご紹介しているコーナー『サンデー早起キネマ』。4月14日は、家族の絆と愛を描いた3本をご紹介しました。

その1本は、「人生に起こることは何でも楽しまな!」 関西出身の豪華キャストで贈る、笑って泣いてロックに生きるご実家ムービー『あまろっく』。

『あまろっく』  (c)2024 映画「あまろっく」 製作委員会

舞台は兵庫県尼崎市。ここには、船舶が通行できる日本一大きな尼崎閘門があって、“0メートル地帯”に海水が流れ込むのを防ぎ、水害から街を守っているのです。閘門は、英語でロックゲート、だから愛称は“尼ロック”!

この街で町工場を営む能天気な近松竜太郎の娘・優子は、「父のようにはなりたくない」と幼い頃から何でも頑張り、堅物だけれどエリート街道をまっしぐら! しかし、理不尽なリストラで失業し、39歳・独身にして尼崎に戻ってきます。昼間はゴロゴロ、夜は幼馴染がやっている駅前のおでん屋台でほろ酔いの日々。

そんなある日、65歳の父が突然「お父ちゃんは再婚します」と言いだし、なんと20歳の早希を連れてきます。役所で働く早希は、孤独な幼少期を過ごし、誰よりも“家族だんらん”を夢見ていたのです。ずっと年下の“継母”の登場に戸惑う優子は、共同生活を受け入れることができず、三人の日々は衝突と騒動の連続でした。

そしてある日、思いがけない悲劇が近松家を襲います。優子はこれまでの人生を振り返り、家族の“本当の姿”に気づいていくのです。

『あまろっく』  (c)2024 映画「あまろっく」 製作委員会

メガホンを取ったのは、小学生の時まで尼崎で育ったという中村和宏監督。数年前まで“尼ロック”の存在を知らなかったそうです。「日本一と言いながら知名度はほぼゼロで尼崎市民でも知らない人がほとんど。なんのアピールもせず、ただそこにいるだけで家族を守っている不器用な父親のようだと思った」といいます。そんな“尼ロック”の下で暮らすハチャメチャな面白い家族の物語を書きたかったとこの作品を作りました。

『あまろっく』  (c)2024 映画「あまろっく」 製作委員会

とても優秀なのに居場所がなくなる優子役は、江口のりこさん。愛想がなくて忖度もできないから、煙たがられて孤立してしまう……でも実は優しくて可愛い!という役が本当にピッタリでした。

若すぎる継母・早希には、中条あやみさん。家族になろうと一生懸命で「優子ちゃん、〇〇やで~」とグイグイと優子に切り込んでいく姿がキュート!中条さんのベタベタの関西弁も、魅力的。

そして、街の“尼ロック”のごとく、家族を見守る父・竜太郎役は、ニターっと笑う顔が憎めない笑福亭鶴瓶さん。最高です!「人生におこることは何でも楽しまな!」が口癖。

『あまろっく』  (c)2024 映画「あまろっく」 製作委員会

この作品を観ると、本当に、人生を楽しまなきゃっていう気持ちが沸々と湧いてきて、自然と胸を張り大きな歩幅でグングン歩いて行けそうな気になります。何があっても、そこから立ち上ってまた歩き出せるのが人間、支えてくれる家族や仲間がいれば尚更です。

大いに泣いて笑って元気になれる人生賛歌!この春あなたも元気をもらいに映画館に出かけませんか?

『あまろっく』  (c)2024 映画「あまろっく」 製作委員会

『あまろっく』
4月19日(金)新宿ピカデリー他 全国公開

江口のりこ 中条あやみ
松尾諭 中村ゆり 中林大樹 駿河太郎 紅壱子 久保田磨希 浜村淳
後野夏陽 朝田淳弥 高畑淳子 (特別出演) 佐川満男
笑福亭鶴瓶
監督・原案・企画:中村和宏
2024年 日本 /119 分 カラー シネスコ /5.1ch
配給:ハピネットファントム・スタジオ

(c)2024 映画「あまろっく」 製作委員会

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