漫談界の鬼才・街裏ぴんくが大阪で “ラジオ漫談ショー”を上演

漫談家と名乗る中で今一番熱いのが街裏ピンク(36歳)。
大学在学中の2004年漫才師(裏ブラウン)としてデビュー。
大阪の地下ライブ界でともに活動していたミルクボーイ、金属バット、ツートライブの兄貴分的存在。
大阪を舞台に178cm110kgの巨漢芸人は、知る人ぞ知る地下芸人として活動していた。

近年、東京の地下芸人界の顔となり、放送作家の鈴木おさむや落語家・笑福亭鶴瓶からも評価され、露出が増加。

そんな漫談界の鬼才・街裏ぴんくが大阪で“ラジオ漫談ショー”を上演し、故郷に錦を飾る!

番組は全編、漫談とフリートークの「街裏ぴんくの漫談ショー」形式で構成する。
スタジオには三八マイクを設置し、小規模ホールでの立ち高座をイメージした雰囲気でお送りする。

この番組のプロデューサーを務める上ノ薗公秀は、4年ほど前に初めて彼の漫談を観て「見つけた!!」と思ったという。
それ以来、企画書を出し続けて今回の特番となった。(コロナ禍で半年ほど延期)
「とにかくこんな漫談は観たことがない!その風貌と世界観の虜になった。彼の声はラジオ向き!そして独特の漫談スタイルや内容もラジオのリスナーにウケるはず!」と太鼓判を押す。

「街裏ぴんくのラジオ漫談ショー!」、日曜夜中にどっぷりとその世界に浸ってみては?

街裏ぴんくのラジオ漫談ショー!
放送局:ABCラジオ
放送日時:2021年9月12日 日曜日 25時05分~25時55分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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「あんな歌5回も聞いたら悪夢になる」280万枚の大ヒット曲『帰って来たヨッパライ』秘話

4月26日の『大竹まことゴールデンラジオ』は大竹まことがお休み。ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとして一世を風靡し、現在は精神科医の、きたやまおさむさんをお招きし、著書『「むなしさ」の味わい方』について、青木理さん、金子勝さん、室井佑月さんの3人でお話を伺った。

青木「僕、きたやまさんのお名前はもちろん知ってるんですけど、金子さんは深夜放送のラジオで聞いたとか」

金子「『帰って来たヨッパライ』が、高校生の頃に深夜放送で流れてきて、もうびっくり仰天。こんなものがあんのかという感じで(笑)。これはフォークソングか?とか思いながら、すごい驚いた。そしたら『イムジン河』って歌が発禁になったんですよ。昔は、発禁なんてかっこいいんですよ。なんかこうビートルズとかあの世代が権力に抵抗してるみたいな。その後、サトウハチローさんが作詞した『悲しくてやりきれない』っていう歌がバーンと出て。『あの素晴らしい愛をもう一度』って知ってる人いる?」

室井「知ってる! (歌い出す)」

金子「あれが、きたやまおさむさんの作詞。(作曲した)加藤和彦、きたやまおさむっていうのは、日本のポールマッカートニー、ジョンレノンみたいな感じだった」

きたやま「(笑)いやいや、ちょっと買い被りすぎ」

室井「ええっ、金子先生より年上でいらっしゃるの?」

きたやま「年上ですね」

室井「うそー!」

青木「きたやまさんの経歴を拝見すると、医学部の大学在学中にザ・フォーク・クルセダーズに参加したので、もともとは医学の道を目指そうとしていたんですか?」

きたやま「まあ、もともとはね」

室井「医大生なんて忙しくないですか?」

きたやま「でも、名前を出すのは不遜なのかもしれないけれども、手塚治虫さんとか、西野バレエ団の西野皓三先生とか、北杜夫先生とか、みんな精神科医であったり、医者だったりしてるんですよね。だから、大学の管理がそんなに…あえて言うなら緩かった。学生運動で締め付けがひどくなるんだけど、僕たちはその前だったんよね」

室井「精神科の先生はものづくりに向いてますよね。病んでる人が多いですもんね」

きたやま「それは確かに。この「むなしさ」の本を書いたのは、やっぱり音楽活動からなんですね。例えば『帰って来たヨッパライ』は280万枚売れたというんです。でもそれってなんか、むなしいことだったんです」

室井「えーなんで?」

きたやま「やっぱり早回転で、口パクで合わせなきゃいけない。あんな歌、これやれって言われて5回も聞いたら、もう悪夢になってくるっていうかね。僕らはアマチュアだったから、あっちこっちで好きな歌を歌える状態だったのに、今度はこれ一曲をテレビ番組に出て歌わなきゃいけなくなった時に、もうみんながしらけていったのを覚えてるんですね。だから相当悩みましたよ。こんな口パクで、みんな喜んでくれるんだけれども、マスコミに関わってることそのものも「むなしく」なったんですよね。だから引退したんです。僕ら1年でやめてしまったんですよ。えらい長くご記憶に残っていますけど、でも「すごかった」って言われると、どんどん「むなしく」なってる。(笑)」

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