人気Podcast番組『OVER THE SUN』パーソナリティ堀井美香が生み出した“聴きポジ”とは『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』

ABCラジオでは6月12日からの1週間、豪華ゲストとプレゼント企画でスペシャルな1週間をお届けする「ABCラジオ交流戦ウィーク」をお送りしている。

月~木曜あさ9時から放送している『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』水曜パートナーはシンガーソングライター・近藤夏子。6月14日の放送では、近藤夏子が大ファンだと語るTBS Podcast『OVER THE SUN』に出演されているフリーランスアナウンサー・堀井美香さんをゲストに迎え、トークを繰り広げた。

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三代澤:ジェーン・スーさんもそうだし堀井美香さんもそうだし、女性のみなさんの気持ちを動かしたり行動に移させたり、そういう影響力を持っているじゃないですか。

堀井:いやいや、ただの馬鹿話をしてて、何周も聴いている方がいらっしゃって。あなたにとっての大切な時間はなんですか?と私たちは説いているんですけど。

三代澤:でもそれを説けば説くほどみんな聴くんですよ。これはどういうことだと思います?冷静に。

堀井:どうなんでしょう。たぶん何も説いていないのがいいんだと思います。難しいことを説教したり何かアカデミックなことを言ったり、意義のあることはひとつもやっていないので、与えない感じが良いんじゃないんですかね。

近藤:そうなんですよ、本当に。お二方が雑談をしている、それがただただ響くんです。

三代澤:いわゆるラジオの放送ではなくPodcast。radikoともまた違う。メディアも変わったんですが、何か違いはありますか?

堀井:まず明らかに喋り方も違いますし、ラジオでは丁寧にしゃべっていますけど、Podcastでは“お前”とか、普通の会話なんですよ。アナウンサーって、ラジオで喋るときには辞書に載っていることしかしゃべっちゃいけないと指導を受けるんですけど、それを全部取り除いて素の感じでしゃべっているのでまずそれがひとつ違いますよね。

三代澤:堀井さんが徳間書店から出版なさいました『聴きポジのススメ』という本があって、サブタイトルに「会話のプロが教える聴く技術」。 “聴きポジ”この言葉というのは?

堀井:これは聴きポジションのことで、聴き手のポジションに入りましょうということなんですよ。

三代澤:この言葉は昔からあったんですか?

堀井:これは私が作りました。人との会話のときに無理をせずに聴くというポジションを楽しみましょうということです。

三代澤:私も40年近くアナウンサーとしてやってきて、しゃべる仕事をしていますが、聴きポジの本を読んで同じことをやってました、と安心しました。ものすごく頷きながら。

近藤:私はここまでバラしていいのかと思いました。テクニックであり、培ってきた技術であり、これをバラすということは今後やりにくくならないのかなとか思いました。赤裸々すぎて。

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このインタビューの中でも本に書かれていることを自然と実践され、堀井美香さんの“聴きポジ”術が随所に感じられるインタビューとなった。

インタビューの様子は、radikoタイムフリー(6月21日28:59まで)とABCラジオのPodcastで聴くことができる。

ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です
放送局:ABCラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 9時00分~12時00分
番組ホームページ

ゲスト:堀井美香さん

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※該当回の聴取期間は終了しました。

補欠選挙の結果を分析。「保守王国」と呼ばれる島根に変化が?

4月29日「長野智子アップデート」(文化放送)、午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは政治ジャーナリストの角谷浩一さんに、4月28日に行われた補欠選挙の結果を解説してもらった。この記事では島根1区に関する部分をピックアップする。

長野智子「選挙区ごとに分析などいただければと思います。まずは唯一の与野党対決となった島根1区です」

角谷浩一「亀井(亜紀子)さんは一度現職もやられていたので返り咲きということになりますが、島根が『保守王国』といわれますよね。1区はずっと細田(博之)前衆議院議長が地盤を守っていて」

長野「小選挙区制度の導入以降、ずーっと。勝ち続けた」

角谷「2区は、もう亡くなりましたけど竹下亘さんがずっと議席を持っていた。つまり保守王国というより、細田さんと竹下さんがずっとやっていたと。ある意味で当たり前だった。それがお二人ともご存命でなくなって、時代が変わってきて、新しい人が。それも自民党の人が引き継ぐものだと思っていたら、こんなことに、と。細田さんがお亡くなりになったための選挙ということで、自民党も候補者を立てました」

長野「はい」

角谷「ただ細田さんは(旧)統一教会との関係が取り沙汰されたり、じつはセクハラ問題というのがあったり。それに安倍派を細田さんはずっと守っていた、ということも。いま問題になっていることを全部抱えていた、みたいな問題があった。お亡くなりになったので自民党は候補者を立てたけど、そんなに簡単ではなかった、ということ」

長野「きちんと説明されないまま、亡くなられてしまったわけですね」

角谷「今回負けたけど、次はもう有権者は自民党に帰ってくる、という声も地元にはあるんだと思います。今回も県会議員がほとんど動かなかった、という話もありました。一方で世論調査、事前のいろんな調査ではかなり引き離されていて、亀井さんが強かった。でも(岸田文雄)総理は2度入ったんですね。最後の土曜にも入られると。総理が最後に入るのは、逆転できそうなとき、というのが不文律でした。数字の差が既にあるのに、総理は入った」

長野「はい」

角谷「これは岸田さんの独特なやり方というかな。突然、政倫審に出ると言う、派閥を解散すると言う……。岸田さんは誰かと相談して揉んで決めるというよりは、直感的に決められるんですね。島根1区は自民党が唯一出していたところだから、小渕(優子)選対委員長はずっと張り付いていました。国会開会中でしたけど、ずっと」

長野「はい」

角谷「岸田さんは2度も入った。茂木(敏充)幹事長は入らなかったんですね」

長野「それはなぜですか?」

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「岸田さんとの仲が微妙だという話も……」

角谷「ただ選挙に勝てば微妙どころか、戦うところで『茂木さん、よくやった』となりますよ。一生懸命、入らなかったというのは、幹事長自らが諦めていたんじゃないだろうか、とか。もっと言うと第一声。泉健太立憲民主党代表は、初日に島根で第一声、声を上げているんですね。ところが茂木さんは行かなかったと」

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