粋な選曲&スペシャル企画に乞うご期待!

『9の音粋』 ©bayfm

6月13日(月)~6月16日(木)は各曜日粋な選曲スペシャル企画に乞うご期待!

毎週月曜日~木曜日夜9時から放送中の『9の音粋』。器は「シンプルで、粋」・主役は「和、邦楽」・ダシは「純粋、かつ濃厚」・味付けは「リアル、強い説得力」夜9時のCUE(合図)で鳴り出す、素敵な音楽の調べ。 音に潜む内側、つまり「粋」を存分に味わっていただく、筋書きのない、真剣邦楽選曲SHOWです。

6月13日(月)「吉田拓郎のいない吉田拓郎特集」”〇〇のいない〇〇特集”の第5弾!

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本人歌唱の曲をかけずに、その本人の音楽性に迫る月曜キュウオンおなじみの企画!
6月29日に最新にして最後のアルバム「ah-面白かった」を発売する「吉田拓郎」を、「吉田拓郎以外のミュージシャン」で分析します。

6月14日(火)ジャンクフジヤマと共に紡ぐ選曲SHOW

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現行シティポップシーンをリード、1年半ぶりのエナジー全開ニューアルバムのリリースを7月に控えたジャンクフジヤマと共に紡ぐ選曲SHOW

6月15日(水)「ジャニーズソングが かからないジャニーズ 特集」!

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21時台「ジャニーズソングが かからないジャニーズ 特集」!!22時台「THE BLUE HEARTS『夢』への道」

6月16日(木)「第13回 妄想ザ・ベスト「第13回 妄想ザ・ベストテン」を開催!

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「第13回 妄想ザ・ベストテン」を開催!今夜も今は存在しないコンサート会場からレアなライヴ音源満載でお届け

6月13日(月)からの1週間は、対象の各ワイド番組にメールなどで参加してくれた方の中から抽選で、

総額約30万円分のプレゼントが当たるチャンス!金額や人数は番組ごとに決定!ぜひご参加下さい!

対象番組をチェック!

9の音粋
放送局:BAYFM78
放送日時:毎週月曜~木曜 21時00分~23時00分
番組ホームページ
公式Twitter

※該当回の聴取期間は終了しました。

「あんな歌5回も聞いたら悪夢になる」280万枚の大ヒット曲『帰って来たヨッパライ』秘話

4月26日の『大竹まことゴールデンラジオ』は大竹まことがお休み。ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとして一世を風靡し、現在は精神科医の、きたやまおさむさんをお招きし、著書『「むなしさ」の味わい方』について、青木理さん、金子勝さん、室井佑月さんの3人でお話を伺った。

青木「僕、きたやまさんのお名前はもちろん知ってるんですけど、金子さんは深夜放送のラジオで聞いたとか」

金子「『帰って来たヨッパライ』が、高校生の頃に深夜放送で流れてきて、もうびっくり仰天。こんなものがあんのかという感じで(笑)。これはフォークソングか?とか思いながら、すごい驚いた。そしたら『イムジン河』って歌が発禁になったんですよ。昔は、発禁なんてかっこいいんですよ。なんかこうビートルズとかあの世代が権力に抵抗してるみたいな。その後、サトウハチローさんが作詞した『悲しくてやりきれない』っていう歌がバーンと出て。『あの素晴らしい愛をもう一度』って知ってる人いる?」

室井「知ってる! (歌い出す)」

金子「あれが、きたやまおさむさんの作詞。(作曲した)加藤和彦、きたやまおさむっていうのは、日本のポールマッカートニー、ジョンレノンみたいな感じだった」

きたやま「(笑)いやいや、ちょっと買い被りすぎ」

室井「ええっ、金子先生より年上でいらっしゃるの?」

きたやま「年上ですね」

室井「うそー!」

青木「きたやまさんの経歴を拝見すると、医学部の大学在学中にザ・フォーク・クルセダーズに参加したので、もともとは医学の道を目指そうとしていたんですか?」

きたやま「まあ、もともとはね」

室井「医大生なんて忙しくないですか?」

きたやま「でも、名前を出すのは不遜なのかもしれないけれども、手塚治虫さんとか、西野バレエ団の西野皓三先生とか、北杜夫先生とか、みんな精神科医であったり、医者だったりしてるんですよね。だから、大学の管理がそんなに…あえて言うなら緩かった。学生運動で締め付けがひどくなるんだけど、僕たちはその前だったんよね」

室井「精神科の先生はものづくりに向いてますよね。病んでる人が多いですもんね」

きたやま「それは確かに。この「むなしさ」の本を書いたのは、やっぱり音楽活動からなんですね。例えば『帰って来たヨッパライ』は280万枚売れたというんです。でもそれってなんか、むなしいことだったんです」

室井「えーなんで?」

きたやま「やっぱり早回転で、口パクで合わせなきゃいけない。あんな歌、これやれって言われて5回も聞いたら、もう悪夢になってくるっていうかね。僕らはアマチュアだったから、あっちこっちで好きな歌を歌える状態だったのに、今度はこれ一曲をテレビ番組に出て歌わなきゃいけなくなった時に、もうみんながしらけていったのを覚えてるんですね。だから相当悩みましたよ。こんな口パクで、みんな喜んでくれるんだけれども、マスコミに関わってることそのものも「むなしく」なったんですよね。だから引退したんです。僕ら1年でやめてしまったんですよ。えらい長くご記憶に残っていますけど、でも「すごかった」って言われると、どんどん「むなしく」なってる。(笑)」

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