電化製品は4つだけ?稲垣えみ子の贅沢な暮らし
人間特化型・情豊ワイド番組『シン・ラジオ -ヒューマニスタは、かく語りき』。
11月1日(火)は、放送作家・鈴木おさむと、元NHK・現在フリープロデューサーの河瀬大作が番組を担当。ゲストには、元朝日新聞記者・稲垣えみ子さんを招いた。
東日本大震災を契機に生活を変化させていった稲垣さん。「電気にできるだけ頼らずに、どこまでできるだろう」実験ともいえる、モノを持たない生活を始めた。
まずは待機電力を減らすも、電気料金はあまり減らず……徐々に電化製品を手放していく。炊飯器は「ご飯しか炊けない」から要らない。土鍋で炊くが、水加減もいい加減。だが、ムラがあるからこそ、上手にできた日は嬉しい。
「テレビはよくできていて面白い」と稲垣さん。だから見たいテレビ番組以外は見ないようにした。そして、今ではラジオが家に残ったという。
洗濯機も要らない。オシャレどうこうではなく、洗濯機がない前提での衣類選びになる。洗うことより脱水がキツイ、故に「絞れるものを買う」のだとか。
暖房は、湯たんぽを。蚊からの風を感じ、扇風機代わりに(?)
料理も限りある「熱」を大切にする。稲垣さん曰く「太陽は強火の遠火」。
節制ではなく“豊かな暮らし”のために。ともすれば前時代的な生活は、稲垣さんにとってストレスもなく、合理的なものだという。
誰かのためではなく、自分のための暮らすこと。モノを手に入れ、進み続けてきた私達。彼女の声にも耳を傾けてみてはいかがだろう。
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