「どういう類のドッキリや!」学生芸人番組のMCに抜擢、さらば青春の光・東ブクロインタビュー

新番組『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』パーソナリティーの東ブクロ ©ラジオ関西

4月4日より、学生芸人にスポットライトをあてる新番組『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』がスタートします。パーソナリティーを務めるのは、同志社大学・喜劇研究会出身の東ブクロ(「さらば青春の光」)です。

最近では「ミルクボーイ」(大阪芸術大学・落語研究会出身)や「ラランド」(上智大学・Sophia Comedy Society出身)など、学生芸人出身者の活躍が目立ちます。しかし、その実態はまだまだ知られていません。この番組では、毎回「元・学生芸人」や「現役学生芸人」をゲストに迎え、「学生芸人とは何か」を探りつつ、若手お笑いシーンを盛り上げていきます。

学生時代はカズレーザー(現「メイプル超合金」)とコンビを組んでいた、東ブクロ。ここでは番組第1回・第2回の収録を終えた感想や、学生芸人への思いなどを、お話をお聞きしました。

●最初はドッキリだと思った

――学生芸人がテーマの番組でパーソナリティーをするというオファーが来たとき、どう思いましたか?

【東ブクロ】いや~「嘘やろ?」と思いました。「裏になにかあるやろ」、「どういう類のドッキリや」と(笑)。いろんな番組がありますけど、学生芸人さんにスポットを当てるというのが斬新で、けっこう勇気がいりますよね。「どんな人らがいるの?」って。僕が大学時代に出会った学生芸人を思い返すと、おおよそメディアに出していい人間がいなかったんで……(苦笑)。けっこう尖っているし、危険なことを言う人間も多かったので、「大丈夫か?」と。そういう意味では心配な面もありますが、楽しみですね。

――ドッキリだと思われたんですね(笑)。

【東ブクロ】(パーソナリティーは)「俺じゃないやろ」ってね(笑)。今なら、学生芸人出身感が強いのは、ラランドやから。よく僕が学生芸人だったのを「存じてくれてたな」という感覚がありましたね。

――先ほど2回分の収録が終わったばかりです。第1回のゲストは「トンツカタン」の森本晋太郎さん(国際基督教大学・ICUお笑い研究会出身)でしたが、いかがでしたか?

【東ブクロ】あいつが学生芸人やったとは、全然知りませんでした。(学生芸人出身者は)「学生芸人やってました」と言いたい人か、「言うのが恥ずかしい」というタイプか、どっちかやと思うんですよ。たぶん、森本くんは、後者なんでしょうね。よく1回目のゲストで来てくれたなぁ。貴重な話が聞けて良かったですよ。最初は「なんで森本やねん!」と思いました(笑)。

――私も収録を見学させていただきましたが、すごくおもしろかったです。

【東ブクロ】おもろかったですねぇ! でも、「まだ尖ってるな」と思いました。学生芸人出身ということに対して、イチモツ抱えているところもあるだろうし。あいつは「学生芸人」プラス「ハガキ職人」という“こじらせ方”をしているので。それでも、学生時代が垣間見えて良かったですね。

――第2回のゲストは、学生芸人「ゴゴサンケ」(早稲田大学・早稲田寄席演芸研究会)でした。現役の学生芸人さんと話してみて、いかがでしたか?

【東ブクロ】あのときの感覚が思い出せて「なつかしいな」とノスタルジーみたいなものを感じました。「(自分も)そんなことあったな」「そんな感じで悩んでんねやろな」とか、収録しながら不思議な気持ちになりました。あと、「あの頃は純粋にお笑いが好きやったよな」「今の感覚にはないよな」みたいな思いにもかられました(笑)。今は仕事になっているし、(思いが)変わってくるじゃないですか。(学生時代は)純粋に漫才やコントをするのが楽しい時期やったので、「いいなぁ」と思いましたね。

笑福亭鶴瓶、吉永小百合との共演を思い返して「この人のために頑張ろうと」

笑福亭鶴瓶が4月21日、ニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演、映画『おとうと』(2010年公開)の撮影中の思い出を語った。

笑福亭鶴瓶

テレビ放送された映画『おとうと』(3月27日 BS12)を視聴したというリスナーから、“演技が上手で”とコメントをもらった鶴瓶は「それは周りのおかげ」としながら、「吉永(小百合)さんってね、そういうのを乗せてくれる人なんですよ。この人のために頑張ろうと、それで痩せましたね」と、共演の女優・吉永小百合について触れた。

作中では、自身の演じる役柄が死期に近付くにつれ、体を痩せさせて撮影に臨んでいた鶴瓶。そんな鶴瓶の姿を見て「これ以上痩せないで」と声をかける吉永。そのひと場面を思い返して「嬉しかったですね」と、体型管理の大変さを上回る吉永の言葉のパワーを今でも噛み締めている。

鶴瓶演じる役柄が今際の際を迎えるシーンは今でも印象的だと語り、「あの“スープ”を、(吉永さんが)フーフーして飲ませてくれるんですよ。横に石田ゆり子さんがいて、前に蒼井優さん。そして吉永小百合さん……『もう、これ死んでもええな』思いましたね」と興奮気味に語った。

ちなみに同じシーンにいた小日向文世はそんな鶴瓶を見て「いい、良いハゲだな」と感想を伝えてきたとか。それを受け「これから死ななアカンのに何が“良いハゲ”やねん」と返したことを、今でも覚えているそうだ。

笑福亭鶴瓶、上柳昌彦

映画『おとうと』をはじめ数多くの映画に出演している鶴瓶だがが、1990年公開の『東京上空いらっしゃいませ』から始まり、さまざまな映画出演の機会に恵まれ、それが来年3月公開の映画『35年目のラブレター』に繋がっていることがありがたく、嬉しく感じているという。

現在、映画『あまろっく』が公開中。アニメーション吹き替えとして『怪盗グルーのミニオン超変身』の公開も7月に控えている。

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