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FM FUJI毎週水曜にオンエアの『Bumpy』内コーナー「TELL ME WHAT’S NEW」では今日起こった出来事を振り返りながら少し変わった視点から水曜Bumpy視点でNEWSを伝えます。今回は自分も被害者・加害者になりうる無意識の小さな攻撃「マイクロアグレッション」について考えます。

マイクロアグレッションってなに？

「マイクロアグレッション」の意味は、「無意識の偏見や差別によって、悪意なく誰かを傷つけること」。例えば、「女性なのにすごい」といった発言や、ハーフや生まれた時から日本で暮らす外国人の方に「日本語お上手ですね」といったような日常会話でのささいな‘けなす’発言などのことです。もともとこの言葉は、1970年代にアメリカの精神科医が、アメリカでのアフリカ系人種に対する日常的な差別のようすを見て提唱したもの。そして次第に、LGBT当事者や女性などさまざまな人や場面で起こる、無意識下でのささいな差別的言動を指す総称となっていきました。

指摘しにくいのは「悪意がないから」

「マイクロアグレッション」は明らかな暴言とは異なり、言った本人も自覚していないためにその場で指摘しにくいんです。このため「差別されたのではないか」と長い時間思い悩み、結果として心身へのダメージが大きくなってしまいます。

被害者・加害者にならないために出来ること

DJ自身も最近された接客でモヤモヤした気持ちが「マイクロアグレッション」だったのではないかと考えます。実は身近で起こっているたくさんの小さな攻撃。相手の言動に疑問を抱いたら、自分がどう感じたかを伝え、相手に気付かせることが解決に向けた第一歩。また自分が「マイクロアグレッション」をしないためには自分の価値観を押し付けず、より広い視点で、より多くの人の立場になって考えてみることが大切なのではないでしょうか。

※該当回の聴取期間は終了しました。