山梨をたべよう～栄養豊富な私たちの心強い味方、スイートコーン～
FM FUJI毎週金曜にオンエアの『Awesome!』内コーナー「やまなしを食べよう」(11:00～)では食育活動、販売促進をされている加藤恵美子さんを「山梨を食べようナビゲーター」としてお迎えして、やまなしのおいしいくだもの、野菜、お肉など、今が旬！山梨のおいしい！をあなたにお届けしています。今回はスイートコーンをピックアップ。
スイートコーン＝とうもろこし。スイートコーンと呼ばれているのにはちゃんと理由があります。とうもろこしは性質や特徴などから7つに分類されていて、そのうちの一つにスイートコーンがあります。
【とうもろこしの7つの分類】
① デントコーン 主にコーンスターチや飼料用、バイオエタン―ルの原料として利用される。
② フリントコーン 害虫抵抗性があり低温でも受粉可能、主に食用として利用される。
③ ポップコーン 粒が小さく加熱によって粒の水分が蒸発してはじける。名前の通りポップコーンとして人気がある。
④ スイートコーン でんぷん量が少なく糖質の分量が高い品質で、食用の野菜として人気があります。初夏から旬を迎える幅広い世代から人気がある野菜。
⑤ フラワーコーン メキシコ料理でおなじみのタコスはとうもろこしの粉で作られます。粉にひきやすい品種で南米インカ帝国で栽培されていた最も古い栽培種の一つ。
⑥ ワキシーコーン 中国南部の雲南地方が発祥で主に食用に利用されている。
⑦ ポッドコーン 観賞用として栽培され「さやとうもろこし」とも呼ばれている。
とうもろこしは三大穀物と言われるように穀物ではありますが、スイートコーンは野菜の仲間です。シーズンは5月から9月までですが、メインは5月から6月の早出しのもの。山梨県産スイートコーンは夏でも気候が涼しい地域での産地に変わるため、9月ぐらいまで県産スイートコーンを楽しむことができます。山梨では甲府市、笛吹市、中央市、市川三郷町など、甲府盆地の中部から東南部をはじめ、八ヶ岳南麓、富士北麓地方など、県内各地で栽培されています。山梨は全国でも有名なスイートコーンの産地です。ちなみに山梨のスイートコーンはゴールドラッシュ、きみひめ、恵味のイエロー品種と、甘々娘、ドルチェドリーム、ミルフィーユなどのバイカラー品種があります。
《栄養》
エネルギーになる炭水化物、腸内環境を整える食物繊維、糖分をエネルギーに変えるために大切な栄養素のビタミンB1などを豊富に含みます。
ビタミンB1はアルコールの代謝にも関わりますし、疲労回復効果も期待できます。その他にビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、カリウムなどなど様々な栄養を含む、私たちの心強い味方です。
《おいしいスイートコーンの見分け方》
スイートコーンはとにかく鮮度が命。収穫してから時間が経っていないものを購入するのがベストです。皮の色が鮮やかな緑色のもの、ひげがたくさんあり、ふさふさしていて先の色の茶色いものがGOOD!皮付のものを購入するのがお勧めなので、中身が見えないことが多いですが、粒がびっしり揃って並んでいて、それぞれの粒がそろっているものがいいです。手で持った時にずっしりと重みを感じるものがしっかり身が詰まっていて、水分をたっぷり含んだ新鮮なものが多いです。
《上手なアレンジ方法》
生でも食べられる品種が増えましたが、加熱して食べる方が多いです。いろいろな加熱方法がありますが、スイートコーンの加熱調理は電子レンジがお手軽。皮を剥いてラップに包んで…が定番ですが、皮ごと加熱するとさらに美味しくなります。ラップを使わないので、少しだけエコになります。皮ごと電子レンジに7分ほど加熱。加熱後に根元を2cmほどカットし皮を剥きます。またスイートコーンには芯があります。芯にも栄養が含まれていて出汁を取ることができるので、スープや炊き込みご飯を作る時には芯を一緒に入れて調理をしてください。
はなきん簡単クッキング～コーンマヨパン～
食パンなどお好みのパンを加熱し、芯から外した実とひげをマヨネーズと混ぜてパンに乗せてオーブントースターで焼けば出来上がり！お好みでスライスした玉ねぎを乗せたり乾燥パセリをふってもいいです。写真はイングリッシュマフィンの上に乗せて焼いています。
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