飛行機の搭乗口に5分早く到着すると、CO2削減につながる! その理由とは

生活者一人ひとりのアクションで温室効果ガスの排出量を削減し、脱炭素社会実現を推進することを目的として、博報堂と三井物産が手掛ける共創型プラットフォーム「Earth hacks」。

サッシャとノイハウス萌菜がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『STEP ONE』では毎週木曜日、この「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者が電話出演し、エシカルな商品やサービスをPRする「CHEER UP WORKERS」というコーナーを展開している。ここでは、11月24日(木)のオンエアの模様を紹介していく。日本航空株式会社(JAL)が展開する、CO2排出量実質ゼロに向けた取り組みとは?

環境に優しい飛行機「エアバスA350型機」を導入

今回電話を繋いだのは、日本航空株式会社(JAL)のESG推進部企画グループ主任・西岡桃子さん。JALグループでは2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指す「ネットゼロエミッション」を掲げ、「エアバスA350型機」という、最新鋭の機材を用い軽量化を図ることで燃費改善を実現した環境に優しい飛行機を導入しているそうだ。

サッシャ:その取り組みによって、どのくらいのCO2が削減されていることになるのか教えてください。

西岡:CO2削減率を表す「デカボスコア」でいうと、15~25%OFF程度になります。

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「Earth hacks」では、CO2e(CO2 相当量に換算した値のこと)排出削減率を「デカボスコア」として算出。この画像は、デカボスコアが一目でわかるように提供されているもの。

サッシャ:飛行機は日々飛んでいるわけですから、かなり大きな違いになりそうですね。

ノイハウス:CO2削減につながったポイントは、どんなところにあるのでしょうか?

西岡:省燃費な飛行機を導入するだけでなく、フライトそのものやメンテナンス方法を工夫し、さらなるCO2の削減に取り組んでいることも一つのポイントです。たとえば、飛行性能や重量を工夫したり、燃料消費の少ない高度・速度を選んで運航したりしています。もちろん、安全運航が大前提ですので、安全に影響のない範囲でこうした工夫を進めています。

サッシャ:なるほど。

西岡:そのほかにも、飛行機はメンテナンスがとても大事なのですが、エンジンを水や泡で洗浄することで、性能を十分に引き出すということにも着手しております。

先日行われた「カーボンニュートラルフライト」とは?

このように様々な取り組みを実践しているJAL。では、私たちが飛行機を利用する際、CO2削減に向けて貢献できることはあるのだろうか?西岡さんに尋ねてみると、こんな答えが返ってきた。

西岡:たとえば国内線であればぜひ皆様、いつもより5分、10分早く搭乗口に来ていただければと思います。理由としては、飛行機は定時に出発できないと、遅れを取り戻すために上空でエンジンをふかす必要があるんですね。

サッシャ:加速しなければいけないと。

西岡:そうなんですよ。エンジンをふかせば当然、余計に燃料を使ってしまいます。ですので、お客様一人ひとりが定時運航にご協力いただくことで、より環境に優しいフライトを一緒につくっていくことができるんです。

サッシャ:そっか。それで飛行機に乗った時に「定時運航にご協力いただきありがとうございました」と言ってくださるんですね。

西岡:その通りです。

サッシャ:ほかに、わたしたち利用者ができることは何かありますか?

西岡:そのほかですと、お荷物を軽くしていただくと、飛行機がその分軽くなって燃料効率が高まります。

ノイハウス:私たちの小さな心掛けでCO2削減に取り組めるということですね。またJALでは最近、「カーボンニュートラルフライト」というものを運行されたそうですが。

西岡:はい。「カーボンニュートラルフライト」は、先ほどお伝えしたような省燃費機材での運航や日々の運航に加え、「SAF」という持続可能な代替燃料を搭載し、さらにお客様にも「カーボンオフセット」にご協力いただくことで、フライト自体のCO2排出量実質ゼロを実現した取り組みになります。

ノイハウス:すごいですね!この 「カーボンニュートラルフライト」の時、機内ではどのような工夫をされていたのでしょうか?

西岡:フライト時には、機内でご提供するサービス品に用いる新規石油由来の使い捨てプラスチックを削減したり、サステナブルな食材をふんだんに使用した機内食をご提供したりしました。お客様からも大変好評で「サステナビリティを考えるきっかけになった」といった前向きな感想をたくさんいただいております。

サッシャ:それぞれの行動で、みんなで、「デカボスコア」を上げていくことが大事ですよね。僕も定時運航に協力できるよう頑張ります!早めに行きます!(笑)

日本航空株式会社(JAL)が展開する、CO2排出量実質ゼロに向けた取り組みについて、詳しくはこちら

Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。

・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/

・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp

J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。

(構成=小島浩平)
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北島康介 日本水泳界は世界に「ちょっと遅れを取り気味…」現在の日本人選手のレベルは!?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 7:00~7:25)。4月20日(土)の放送は、元競泳日本代表の北島康介(きたじま・こうすけ)さんをゲストに迎え、お届けしました。


北島康介さん(右)とパーソナリティの丸山茂樹



◆オリンピックにばかり注目がいきがちな日本水泳界

丸山:パリオリンピックに向けて、いろいろな競技で日本代表選手が決まろうとしているなかで、最近の日本の水泳界はどうですか?

北島:先日、まさに競泳も代表選考会がおこなわれまして、若手からベテランまで、錚々たるメンバーが代表入りをしたところでして、どちらかというと、世代交代な感じですね。

丸山:どこの世界も世代交代は必ず何年かに1回おこなわれますけれども、水泳の選手寿命って平均でどのぐらいなの?

北島:男子の選手であれば、社会人になってから活躍する選手が増えてきています。僕なんかは34歳までやっていましたので。でも、ピークは20代前半だと思いますけどね。

丸山:なるほどね。じゃあ、そのピークを維持する時間はものすごく短いと。やっぱり(オリンピックは)4年に1回というのはきついね。

北島:そうですね。ただ今回、東京大会から3年はどちらかというと、短く感じてしまうかもしれないですね。

丸山:確かに。僕らゴルフ界は、メジャートーナメントが毎年必ず大きい大会が4試合、そのほかにも準メジャーと呼ばれる大会もあって結構たくさんモチベーションを高めるところがあるけど。もちろん水泳界も全日本や世界大会などがあると思うけど、オリンピックがめちゃくちゃ注目されちゃうから、ほかの大会で勝っても「勝っていないよね」って言われるのは、良くないよね?

北島:オリンピックしか注目されなかったり、間の3年間があまり報道されなかったり。

丸山:そうでしょう? オリンピックじゃない世界選手権みたいなところにもうちょっと注目を集められる方法とかね。

北島:ゴルフはいいですね、メジャーが年間に何回もあって。そういった意味ではモチベーションを維持しやすいですから。

丸山:それにどでかい賞金がつく。

北島:最高ですね。

丸山:もらっちゃいけないってことはないでしょ?

北島:それはないです。

丸山:優勝賞金、金メダル1億円とか。

北島:やる気出るな~(笑)。

丸山:選手にはやっぱり対価は大事ですよ。

北島:おっしゃる通りです。

◆丸山が水泳界に提案「もっと対価を」

丸山:康ちゃん(北島さん)が現役の頃の時代と今の時代とでは、タイムは相当上がっている?

北島:記録で見たら、毎年上がっていっていますね。

丸山:ゴルフの飛距離と一緒で毎年記録が良くなっていると。

北島:日本の選手はそれにちょっと遅れを取り気味なんですけど……。

丸山:そうなの!? その理由は?

北島:世界の成長率がすごく高くなってきているというか。どの種目でも、男子も女子もそうなんですけど、それに対して、日本の選手は“今年、勝負できるかな?”というレベルですね。

丸山:そうなんだ……これも我々と同じで、結構、情報力というのも大きくて、トレーニングの仕方だったり、水泳のフォームだったり、いろいろな情報をしっかり取れるのは大きい?

北島:大きいですね。技術的な面で情報は入ってくるんですけど、それに合わせた泳ぎが日本人にはなかなか難しかったりするので。金メダルが獲れればオーケーって見られがちなんですけど、やっぱりその中身ですよね。

丸山:うん。

北島:オリンピックの舞台で、どれだけ自己ベストを更新できたかとか、もうちょっと細分化して見ていかないと、ここから4年、8年、ましてや次のロサンゼルスオリンピックに向けてどういう準備をするかというふうに、きちんと逆算していかないと、一方的に差が広がっていってしまうかなと感じますね。

丸山:日本の選手も海外に留学というか、合宿をしたり、有名な海外のコーチから情報を得たりしているわけでしょ?

北島:そうですね、多くなってきました。まさに、池江璃花子さんも今回代表入りしまして。彼女はオーストラリアをベースにしていて、オーストラリアのコーチに指導を仰いでトレーニングしています。

丸山:よかったよね、病気から立ち上がって。そういう意味では、世界的に情報を取りにいろいろなところに出て、そこで学んで帰ってくるというのも大事なことだと。

北島:大事だと思います。

丸山:やっぱり(水泳界も)レースに対価をつけてほしいよね。ゼロでしょ?

北島:基本的に、国内の大会はゼロです。

丸山:世界選手権はどうなの?

北島:世界選手権は賞金が出るみたいですけど、僕の時代はゼロでした(苦笑)。ちょっとずつはよくなってきているんですけどね。ワールドカップってヨーロッパを回ったりするサーキットがあるんですけど、僕のときは優勝して1,000ドルです。

丸山:えっ!?

北島:なので、絶対に行くたびに赤字です。

丸山:そうだよね。そこは何とかならないの? スポンサーを募るとか。

北島:プロ化というところも、これからアマチュアスポーツにとっては重要になってくるかもしれないですね。

次回4月27日(土)のゲストも、北島さんです。

「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。



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4月20日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

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