GENERATIONS・中務裕太が学長に就任!ダンスを学びながら“高校卒業資格”が取得できる「EXPG高等学院」を紹介

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。4月22日(月)の放送は、GENERATIONSの中務裕太(なかつか・ゆうた)さんをゲストに迎え、お送りしました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、中務裕太さん



◆「EXPG高等学院」学長に就任!

中務さんは、GENERATIONSのパフォーマーとして活躍する傍ら、2024年度から、本格的にダンスを学びながら高校卒業資格が取得できる「EXPG高等学院」の学長に就任しました。同校について、「ダンスレッスン中心の授業が週に3回あるんですけど、特別講義としてLDHの所属アーティストが直接授業をしてくれて、夢の叶え方などを学べる特殊な学校になっています」と紹介。

またEXPG高等学院は現在、東京校、名古屋校、大阪校、福岡校の4校がありますが、「僕は積極的に全校に足を運んで、生徒の皆さんの授業を見たりしています。やっぱり、地域によって生徒の色が全然違っていて面白いですね。なかでも大阪校は、いい意味でうるさい(笑)。みんなめっちゃ元気です」とも。

そんな中務さんは、ダンスミュージックが好きな母の影響で子どもの頃からダンスを始めたそうですが、当時はダンススクールも少なかったため、「今は学校の授業でダンスがあったり、今はストリートダンスが普通にできるようになってうらやましいですね」としみじみ語りつつも、「何よりダンスを楽しむのが一番。現代のダンスは、スキルやテクニックも増えてきましたが、スキルばかりにこだわってしまう子もいるので、もっと“人を楽しませるダンス”ができる子を育てていきたいですね」と声を大にします。

◆待望の新曲は金メダリストとのコラボ!

デビュー12年目を迎えたGENERATIONS。そこで、れなちが「10年のなかで(メンバー間の)関係性が変わったりしましたか?」と伺うと、中務さんは「今は逆にフラットになったというか。10周年で今までの自分たちを全部出し切ったので、そこで一度リセットされて、関係性も1からフラットな関係に戻った感じがします。なので、今もみんなでよくご飯に行って、いろいろ話したりしますね」と明かします。ちなみに、よくみんなをご飯に誘ってくれるのは、リーダーの白濱亜嵐(しらはま・あらん)さんだそうです。

そして、5月18日(土)には新曲「エンドレス・ジャーニー」が配信リリースされます。“体操ニッポン応援ソング”にもなっている同曲は、東京オリンピック体操男子個人総合などで金メダルを獲得した橋本大輝選手との交流がきっかけで生まれたそうで、「橋本選手が“試合前によくGENERATIONSの『to the STAGE』を聴いている”というのをメンバーが知って、そこからアプローチをさせていただいて、この『エンドレス・ジャーニー』ができました」と語ります。

また、橋本選手の練習や大会にも足を運んだそうで「やっぱり、金メダリストはスゴかったですね! 貫禄があって、年下とは思えなかったです」と中務さん。そして、今年7月から開催されるパリオリンピックに出場する橋本選手に向けて「ぜひ頑張ってほしいです!」とエールを送っていました。

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4月22日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月30日(火) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送局:TOKYO FM
放送日時:2024年4月22日 月曜日 13時00分~14時55分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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「凌風丸」4代目に! 日本の海洋気象観測を担う

「報道部畑中デスクの独り言」(第369回)

ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。今回は、4代目となった気象庁の新たな海洋気象観測船「凌風丸」について—

4代目凌風丸

気象庁の気象観測船「凌風丸」が4代目となり、内部が報道陣に公開されました。

4代目凌風丸(右) 左は啓風丸

4月24日、東京・台場の海岸に凌風丸はもう一隻の観測船「啓風丸」とともに停泊していました。新調されたばかりということもあり、白い壁面は鮮やか、内部のフローリング調の廊下は“新築マンション”のようなにおいがしました。

甲板から見たレーダーマスト

甲板に出ると、そのシンボルともいえるレーダーマストが見えます。レーダーが設置されたマスト……白い金属パイプの構造物ですが、その頂上部の端に直径約20cmの円盤が2枚設置されていました。これ、GNSSアンテナと呼ばれるものです。

マスト上端にある2枚のGNSSアンテナ

GNSSアンテナは本来、カーナビなどの測位システムに使われます。GPSなどの測位衛星から送信される電波を受信しますが、その電波は大気中の水蒸気によって遅れる性質を持っています(時差にして1億分の1の単位)。その差を利用し、大気中の水蒸気量を観測しようというものです。

昨今、出水期に顕在化することが多い線状降水帯、この予測に必要なのが、海上から流入する水蒸気量の把握です。このアンテナが線状降水帯の予測に大きく寄与するというわけです。

「これからの出水期、6月から10月は啓風丸と協力し、主に九州西方において、線状降水帯の発生に目を光らせる。線状降水帯の正確な予測につながり、わが国の大雨災害の減少、その下支えの仕事につながればと思う」(気象庁大気海洋部・矢野俊彦主任技術専門官)

女性区画に設けられた専用の浴室

凌風丸には時代に即した設計もいくつかみられます。今回、船内には女性専用の区画も設けられました。トイレ、浴室、洗濯機、そして、女性観測員室2部屋……この区画は「男子禁制」です。

女性の船員が増え、いまは6人乗船することもあるそうです。これまでトイレと風呂が小さいものが1つずつだったところ、今回複数できたことで、快適度がぐっと上がりました。

「非常に快適で楽。いろいろ考えなくていいので。風呂の時間がバッティングすることもない。洗濯もいつでもできる」

航海士の女性職員、長谷川紬さんはこのように話します。

ランドリーも女性専用スペースができた

実は7年前にもう一隻の観測船「啓風丸」に体験乗船する機会があり、小欄でも詳しく取り上げました。7年前の小欄を引用すると……観測船の女性参加が始まったのはごく最近で2016年のことです。かつて男性だけだったころは、入浴後、船員がタオル1枚で廊下を歩いていたこともあったとか。一方で女性船員は男性の個室前の廊下を何も考えず通り過ぎていたそうで、そんな“配慮”からも解放されそうです。いろいろ考えなくていいので……まさに実感だと思います。

「女性もたくさん乗ってもらっていろんな観測ができたらと思う」(長谷川さん)

操舵室

操舵室は当然、最新の機器が採用されていますが、ひときわ目を引いたのは海図です。これまでの紙海図から電子海図になりました。タッチパネルディスプレイで拡大や地図のスクロールも自由自在。運航業務の効率化や安全性の向上が期待されます。

操舵室には電子海図が導入された

紙は更新の際は赤を入れるなど煩雑な作業が必要で、書いたら書いた分汚れます。また、何といってもかさばります。電子海図は海上保安庁からの情報をインストールすれば更新されます。また、2地点の距離と時間の関係も、2点をプロットすれば自動的にわかります。一方、「使いきれていないところもあり、慣れていない」と話す担当者。電子化については慣れが必要であることはどんな仕事も同じのようです。

CTDの採水部 説明する矢野敏彦主任技術専門官

水質分析のために海水をくみ上げるCTD(Conductivity Temperature Depth Profiler=電気伝導度水温水深計)も公開されました。7年前の体験乗船のことを思い出しました。この装置の操作にはまさに職人芸が求められます。観測範囲は最大水深6000m、海水の流れを見ながらクレーンとワイヤーを使って装置を海中に沈めていきますが、この採水作業だけで約6時間かかるそうです。海底にこすって壊れたら一巻の終わり。採水後、分析用の瓶に海水を移し替える作業は極寒の環境で行うこともありますが、手袋をはめるとすべりやすいため素手で行います。肌が荒れても、ハンドクリームはご法度。分析の際にクリームの成分を混入させないためだということです。

水質を分析する観測エリア 理科の実験室の雰囲気

四代目となった凌風丸は報道公開から2日後の4月26日、すでに東京を出港し、本州の南方海域に向かいました。日本で観測船による海上気象観測が始まったのは1921年(大正10年)のこと、100年以上の歴史を持ち、今後も啓風丸とともにその重責を担うことになります。
(了)

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