爆笑問題・太田光「苦しいだろうけど、続けていくことだと思う」自身の経験から加藤シゲアキに送ったエール

TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、爆笑問題・太田光さんと、NEWS・加藤シゲアキさん。小説家としての一面も持つお2人が、小説や芸能界など、幅広いテーマで真剣に、ときに笑いを交えながらトークを繰り広げました。ここでは太田さんが空白の3年間を振り返りました。


(左から)太田光さん、加藤シゲアキさん


◆「あの頃の俺らを見ているよう」太田が加藤らに思うこと

太田:僕たちもね、それこそ最初の頃には事務所の問題があったんです。だからいまのあなたたちのことを見ていると、まるであの頃の俺らを見ているような部分もあったりして、「つらいだろうな」って。

本来こういうことって、タレントが考えることじゃないじゃない。タレントは作りたいものを作って、歌いたい歌を歌って踊って、それだけやってりゃいいっていうつもりだったのに、政治的なことを考えなきゃいけないとか、本来は向いていないんだよな。

加藤:それがやりたくなくて、ここにいますからね(笑)。

太田:そうなんだよ(笑)。だけどそういうこともあったりして、自分たちで事務所を立ち上げて、タイタンライブっていうのを2ヵ月に1回やらなきゃいけなくなった。そこには当然俺らも出なきゃいけないし、そうするとネタを作らないわけにはいかないしってことで。

本当はほかで食えればネタ作りなんかとっくに卒業して、ほかの仕事でもやりたかったんだけど、うちの事務所も後輩が増えてとかってなると、やっぱり俺らがネタやんないと始まらないからっていう。

加藤:いろいろなことを乗り越えた太田さんから見ると、(自分たちは)どう映っているんですかね?

太田:本当に苦しいだろうなって思うよ。俺はいま思い出しても、事務所のゴタゴタの時期、仕事が全くない時期が本当にきつかったし。具体的にいうと事務所云々ではなくて、この業界全体、やっぱり大人の社会って大衆も含めて「こういうことをするんだ」って。これは変わってないなって思う。

その狭間にいる、いま加藤くんのような立場にいる人も、辞めた人も同じ苦しみを味わっているように俺には見える。でも続けていくことだなって思うね。

加藤:太田さんのなかでの転機っていうのは?

太田:プライドを捨てたときだね。3年間仕事がゼロになったんですよ。テレビ局はどこに行っても使ってくれなかったの。

加藤:え~!

太田:でも歳は3年分取るわけじゃん。そうすると若手が出てくるわけ。いきのいいのが出てくると、みんなそっちに行っちゃうんだよね。ライブは出られたけど、まだ若かったのに変なプライドがあって「あの若手が出るようなライブに出てもな…」とか思っていたんだけど、そんなことを言っている場合じゃないってなって、もう1回新人のつもりで「NHK新人演芸大賞」っていうコンテストに出たの。

それは純粋なコンテストだったから、しがらみは関係なく審査してもらえるんですよ。そこで優勝したのがきっかけ。プライドを捨てたっていうか、もう1回ネタからやりますっていう。だからやっぱり、漫才をやり続けなきゃいけないことになったのかもしれないね。

加藤:なるほど。でもやっぱり、実力でちゃんと勝ったっていうことですもんね

太田:戦うっていうことも大事だよね。だから、加藤くんが直木賞を取れば、誰にも文句なんかいわれる筋合いはないわけじゃん。やっぱり、作品が自分を助けるんだと思うよ。

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
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子ども子育て支援金制度、アメリカ大統領選挙、日本経済の今後は? ニッポン最強の論客たちが徹底討論「飯田浩司のOK! Cozy up! 激論!横浜ベイサミット! in 神奈川県民ホール」

ニッポンと世界の今が分かる朝のニュース番組『飯田浩司のOK! Cozy up!』の討論イベント第2弾『ニッポン放送開局70周年記念 飯田浩司のOK!Cozy up! 激論!横浜ベイサミット!in 神奈川県民ホール』が28日、神奈川県民ホールで開催された。青山繁晴、飯田泰之、片岡剛士、小泉悠、須田慎一郎、中川コージ、馬渕磨理子、峯村健司、宮崎哲弥ら最強の論客陣とともに、政治経済から外交、安全保障まで幅広いテーマで徹底討論。激動の国際情勢の中で、日本はどこへ向かうべきなのか、激論を繰り広げた。

飯田浩司のOK!Cozy up!激論!横浜ベイサミット!in 神奈川県民ホール

ニッポン放送開局70周年記念「飯田浩司のOK! Cozy up! 激論!横浜ベイサミット! in 神奈川県民ホール」4月28日(日)神奈川県民ホール

『飯田浩司のOK! Cozy up!』の番組イベント「激論!横浜ベイサミット! in 神奈川県民ホール」がきょう28日(日)、神奈川県民ホールで開催された。

飯田浩司のOK!Cozy up!激論!横浜ベイサミット!in 神奈川県民ホール

セッション1は自民党参議院議員の青山繁晴、ジャーナリストの須田慎一郎、評論家の宮崎哲弥が登壇。「東シナ海周辺の外交防衛問題」、「衆議院補欠選挙の結果が与える影響」、そして「自民党という政党が今後どうあるべきか」などをテーマに激論を繰り広げた。中でも、会場が盛り上がったのは、政府が少子化対策として進めている「子ども子育て支援金」制度に関する話題。青山繁晴が、この制度の問題点を指摘すると、会場からは大きな拍手が上がり、昨今、支持率が下がっている自民党・岸田政権について、実際に不満を持っている方が多くいるというのが、感じられる一幕となった。

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続く、セッション2では明治大学教授の飯田泰之、PwCコンサルティング合同会社チーフエコノミストの片岡剛士、東京大学先端科学技術研究センター准教授の小泉悠、IIMインド管理大学公共政策センターフェローの中川コージ、経済アナリストの馬渕磨理子、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員の峯村健司が登壇。経済・安全保障・外交防衛の論客が並ぶ中、多くのテーマが取り上げられた。

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まずは、今秋に予定されている「アメリカ大統領選挙」をめぐる動きから。バイデン大統領再選か、トランプ大統領返り咲きか…外交防衛、経済面など、多角的に議論が交わされた。ポイントになったのはアメリカと中国をめぐる関係値で、それに絡んでくる、ロシアやインドといった、環太平洋の外側にある国々がどうとらえているか、という点。今回のイベントでは、ロシアに詳しい小泉悠、中国・インドに詳しい中川コージ、中国・台湾に詳しい峯村健司などがそろったことで、「1つのテーマに対して、日本の周辺にある国がどのように考えているのか」ということが立体的に理解できる討論になった。

飯田浩司のOK!Cozy up!激論!横浜ベイサミット!in 神奈川県民ホール
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このほか、日本の経済についても特に深い議論が繰り広げられた。経済学者・飯田泰之、元日銀の政策委員会審議委員の片岡剛士、経済アナリストの馬渕磨理子が、お互いの得意分野で解説をすることで、普段の放送ではたどり着けない部分まで、議論が進んだ。「二酸化炭素排出量の問題」「電力供給の安定供給」「雇用問題」などが密接に関係してくる部分などは特に聞きごたえのある内容となった。

また、「円安は悪なのか」という話については、経済の専門家ならではの解説が続き、1ドル158円台に突入した今の日本経済について、今後がどうなっていくのかという話では、時折会場からも大きな拍手が上がっていた。

飯田浩司のOK!Cozy up!激論!横浜ベイサミット!in 神奈川県民ホール
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そのほか、外交防衛・安全保障の問題、日本の政局の問題などにも議論は波及していき、気づけば、予定時間から大幅に伸びて3時間半、最後は大きな拍手で終演を迎えた。

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