「週末だけでも海外旅行はできます!」リーマントラベラー旅の極意

写真左から田中里奈、東松寛文(リーマントラベラー、休み方研究家) ©InterFM897

青文字系ファッション誌を中心に活躍中のモデルの田中里奈が、土曜の夜にInterFM897でInternational、Music、Fashion、People、Trend等を発信する『Feel the moment』。1月4日は、リーマントラベラー、休み方研究家の東松寛文さんをお迎えしました。

サラリーマンをしながら、3か月で世界一周!

田中里奈(以下、田中):こんばんは!

東松寛文(以下、東松):よろしくおねがいします!

田中:東松さんは社会人3年目で旅に目覚め、7年間で67か国146都市に渡航。サラリーマンをしながら2016年、3か月で5大陸18か国を制覇し、世界一周を達成。「地球の歩き方」から旅のプロに選ばれたんですよね。すごいですね!

東松:ありがとうございます。ほんとハマっちゃって、行きまくってますね。

田中:67か国。どういうこと?って感じですけど、「リーマントラベラー」って言葉はいつできたんですか?

東松:2016年の1月に、サラリーマンをしながら旅行をするってスタイルって、みんなしているはずなのにちょっとどこか言いにくいっていうのがあって。インターネットで情報を調べると会社員向けってあんまりなくて、やっぱり旅人が出している情報とか逆にラグジュアリーな情報とか、極端で。会社員だと短い休暇とかを使って行くので、屋台飯とかで現地を感じつつ一方で美味しいご飯も食べたいのに、ちょうどいい情報がないんですよ。だからサラリーマンの僕が発信することによって、もしかしたら誰かが旅行に行きたくなったりするかもしれないなと。そこからリーマントラベラーと名乗って活動を始めました。

田中:初めてリーマントラベラーって聞いた時、耳に引っ掛かりました。なんだろうと思って。

東松:ありがとうございます。サラリーマンだと旅ができないとか、世界一周はできないとか勝手に思っていたんですけど、一回その限界を取っ払って。会社を辞めるのは勇気が要るので、辞めずに出来る方法はないかなと。思いついたのが、日本にいる間をトランジット期間、乗り継ぎ中と考えれば、行って帰って行って帰ってを繋げちゃえば世界一周になるんじゃないかと。そこで2016年の3か月間、平日はトランジット中ですと会社で言い続けながら、毎週末海外旅行に行って、3か月で5大陸を制覇して、働きながら世界一周っていうのをやってたんです。

田中:すごい。南米とかは週末で行っちゃったんですか?それとも有休を上手く?

東松:そこは年末年始の休みとかを上手く使って。3か月で使った有給は8日間です。

田中:私も結構旅をしてるタイプなんですけど、やっぱり心の距離が大事だなと思っていて。

東松:そうですね。やっぱり見たいものがあったら行かないと気が済まないので。

田中:わかります。私もロンドンにお茶をしに行ったりとか、海辺でクラムチャウダー食べたいなと思ってサンフランシスコに一人でフラッと行ってみたりとか。行けない理由を見つけるとめっちゃあるから、行ける理由とか行きたい理由を一個見つけて行ってみる。

東松:一緒です。やっぱり短い休みの中で行くってなると、お金がかかったりとか、色んな行かない理由ってすぐ見つかるんですよ。でも、ここに行ってこれがしたいっていうのを一個作れば、そのためにじゃあ行くにはどうしようって本気で考えるので。

田中:旅の計画っていうのはいつするんですか?

東松:年末ぐらいになると来年の活動の計画を立てると思うんですけど、僕はその時期に旅行の計画も立てます。自分でエクセルとか作って休めるところを自分で把握し、そこにお祭りとかがハマると最高なんですよ。とはいえ、実際休めるかどうかは直前にならないと分からないので、だいたい目安としては3か月くらい前にFIXする。2020年もすでにリストアップはしてます。

田中:行ったことないところを選ぶんですか、それとも何回も行きたい派ですか?

東松:サラリーマンをやってると何より優先されるのが日程なんです。必ずしも行きたい国のベストシーズンに行けるかどうかはわからない。だから僕は休みが決まったら、休みの中でやってる一番面白いイベントとかお祭りを世界中で探します。旬を見つけると「ここに休めてラッキーじゃん!」となるので。行く前から満足度が上がるんです。イベントがハマると有給取った甲斐もあるというか、お得になった感じがするんですよね。

田中:確かに!

東松:金曜日の夜に出て月曜の朝までが週末と捉えてて。やってみたら週末だけで海外行けちゃうんだなって。仕事までに帰ってくれば誰にも迷惑かけないしこれはいいなと。

旅に行くことで日本の良さがわかり、自分と向き合うことができる

田中:好きなことを仕事にしたりとか、完全趣味でやっている時とモチベーションの置き所が変わったりとか、純粋に楽しめなくなる時があるんですけどそういうところで何か気をつけているところありますか?

東松:僕の場合、田中さんと違うのは本業でサラリーマン、旅は完全に趣味で通しているんですよね。逆に仕事にしないようにしています。本とかも過去に行ったやつを書いているので、書きに行っているわけではないので。好きだけで走って行って、振り返ったら仕事になっていたという。

田中:それはいいバランスですね。でも週末だけが基本だと、結構リアル距離的に限られそうな気も。

東松:バレましたか。僕は金曜夜に出発しようと思うと羽田空港の深夜の便が一番良かったので、そればっかりで行っていると、大体行先が無くなってくるんですよ。それで今、成田にハマっていて。成田の夜便は、会社終わった瞬間に出れば間に合う。後は経由する時に経由の時間が短いものを選ぶと航空料が高かったりすると思うんですけど、あえて経由時間が長いものを選ぶとそこで一都市プラスで滞在できる。時間で優先させずに金額優先で検索出してみて、乗り継ぎ時間が20時間とか出ると僕は、ラッキーと思いますね。

田中:なるほど。

東松:あとは今年の3月に羽田空港の発着枠が増枠しますので、一気に行ける場所が増えるので、チャンスは広がりますね。

田中:私もすごく楽しみにしています。成田もすごくいいですけど、やっぱりリアル距離が(笑)。海外旅行って、やっぱりハードル高いんでしょうか?

東松:言葉の問題もあるし、お金もかかりますしね。でも色んなことをスマホが解決してくれていますね、僕の場合。僕英語しゃべれないんです。話せなくてもなんとかなるって行って気づいたんです。Google翻訳、ほんと正確に出るんで。全然イケます。やりたいことがないと躓(つまず)いたりするんですけど、やっぱりやりたいことを1個決めるって重要ですね。

田中:確かに。東松さん、世の中のサラリーマンの背中めっちゃ押していますね。

東松:週末だけで海外行くサラリーマンがいるんだったら、今日はベッドから出て、どこか行ってみるかって思ってくれたら嬉しいですね。

田中:私も旅本を2冊出しているんですけど、やっぱり色んな人がもっと外に出てほしいなっていう個人的な願いがあって。日本のパスポート所有率知ってます?

東松:24%とかですよね。

田中:24行ってないくらいかな。みんなもっと外を見て、日本の良さも知ってだともっといいんじゃないかなと思って。

東松:わかります。僕も海外に行って日本が好きになりました。それまで日本を好きとか嫌いとかよく分からなかったんですけど、海外に行って、日本って暮らしやすいし、ご飯も美味しいし言葉が通じるって素敵だなと(笑)。現地に行って知らない文化に触れると、感情が動くじゃないですか。楽しいもあるし辛いもある。そういうのって、なかなか海外じゃないと気づかなかったりするので。ルーティンじゃわからないことが簡単にわかる。結構そこから自分と向き合うことにしていて。

田中:めっちゃわかります。同感です。

東松:得た感情をそのままにするのはもったいないし、日本に帰ってくると向き合うことができないので、帰りの飛行機の中で考えるようにしています。自分の強みや弱み、好きとか嫌いとか軸が見つかるんですよね。旅の楽しさを増すことにもなれますし、仕事にも活かせる。一石二鳥なんですよね。

田中:本当に同感です。私も旅がないと変われなかった。

「サラリーマン2.0 週末だけで世界一周」
Feel the moment
放送局:interfm
放送日時:毎週土曜 24時00分~24時30分
出演者:田中里奈
番組ホームページ

ハッシュタグ:#feel897
メール:feel897@interfm.jp

※該当回の聴取期間は終了しました。

北島康介 日本水泳界は世界に「ちょっと遅れを取り気味…」現在の日本人選手のレベルは!?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 7:00~7:25)。4月20日(土)の放送は、元競泳日本代表の北島康介(きたじま・こうすけ)さんをゲストに迎え、お届けしました。


北島康介さん(右)とパーソナリティの丸山茂樹



◆オリンピックにばかり注目がいきがちな日本水泳界

丸山:パリオリンピックに向けて、いろいろな競技で日本代表選手が決まろうとしているなかで、最近の日本の水泳界はどうですか?

北島:先日、まさに競泳も代表選考会がおこなわれまして、若手からベテランまで、錚々たるメンバーが代表入りをしたところでして、どちらかというと、世代交代な感じですね。

丸山:どこの世界も世代交代は必ず何年かに1回おこなわれますけれども、水泳の選手寿命って平均でどのぐらいなの?

北島:男子の選手であれば、社会人になってから活躍する選手が増えてきています。僕なんかは34歳までやっていましたので。でも、ピークは20代前半だと思いますけどね。

丸山:なるほどね。じゃあ、そのピークを維持する時間はものすごく短いと。やっぱり(オリンピックは)4年に1回というのはきついね。

北島:そうですね。ただ今回、東京大会から3年はどちらかというと、短く感じてしまうかもしれないですね。

丸山:確かに。僕らゴルフ界は、メジャートーナメントが毎年必ず大きい大会が4試合、そのほかにも準メジャーと呼ばれる大会もあって結構たくさんモチベーションを高めるところがあるけど。もちろん水泳界も全日本や世界大会などがあると思うけど、オリンピックがめちゃくちゃ注目されちゃうから、ほかの大会で勝っても「勝っていないよね」って言われるのは、良くないよね?

北島:オリンピックしか注目されなかったり、間の3年間があまり報道されなかったり。

丸山:そうでしょう? オリンピックじゃない世界選手権みたいなところにもうちょっと注目を集められる方法とかね。

北島:ゴルフはいいですね、メジャーが年間に何回もあって。そういった意味ではモチベーションを維持しやすいですから。

丸山:それにどでかい賞金がつく。

北島:最高ですね。

丸山:もらっちゃいけないってことはないでしょ?

北島:それはないです。

丸山:優勝賞金、金メダル1億円とか。

北島:やる気出るな~(笑)。

丸山:選手にはやっぱり対価は大事ですよ。

北島:おっしゃる通りです。

◆丸山が水泳界に提案「もっと対価を」

丸山:康ちゃん(北島さん)が現役の頃の時代と今の時代とでは、タイムは相当上がっている?

北島:記録で見たら、毎年上がっていっていますね。

丸山:ゴルフの飛距離と一緒で毎年記録が良くなっていると。

北島:日本の選手はそれにちょっと遅れを取り気味なんですけど……。

丸山:そうなの!? その理由は?

北島:世界の成長率がすごく高くなってきているというか。どの種目でも、男子も女子もそうなんですけど、それに対して、日本の選手は“今年、勝負できるかな?”というレベルですね。

丸山:そうなんだ……これも我々と同じで、結構、情報力というのも大きくて、トレーニングの仕方だったり、水泳のフォームだったり、いろいろな情報をしっかり取れるのは大きい?

北島:大きいですね。技術的な面で情報は入ってくるんですけど、それに合わせた泳ぎが日本人にはなかなか難しかったりするので。金メダルが獲れればオーケーって見られがちなんですけど、やっぱりその中身ですよね。

丸山:うん。

北島:オリンピックの舞台で、どれだけ自己ベストを更新できたかとか、もうちょっと細分化して見ていかないと、ここから4年、8年、ましてや次のロサンゼルスオリンピックに向けてどういう準備をするかというふうに、きちんと逆算していかないと、一方的に差が広がっていってしまうかなと感じますね。

丸山:日本の選手も海外に留学というか、合宿をしたり、有名な海外のコーチから情報を得たりしているわけでしょ?

北島:そうですね、多くなってきました。まさに、池江璃花子さんも今回代表入りしまして。彼女はオーストラリアをベースにしていて、オーストラリアのコーチに指導を仰いでトレーニングしています。

丸山:よかったよね、病気から立ち上がって。そういう意味では、世界的に情報を取りにいろいろなところに出て、そこで学んで帰ってくるというのも大事なことだと。

北島:大事だと思います。

丸山:やっぱり(水泳界も)レースに対価をつけてほしいよね。ゼロでしょ?

北島:基本的に、国内の大会はゼロです。

丸山:世界選手権はどうなの?

北島:世界選手権は賞金が出るみたいですけど、僕の時代はゼロでした(苦笑)。ちょっとずつはよくなってきているんですけどね。ワールドカップってヨーロッパを回ったりするサーキットがあるんですけど、僕のときは優勝して1,000ドルです。

丸山:えっ!?

北島:なので、絶対に行くたびに赤字です。

丸山:そうだよね。そこは何とかならないの? スポンサーを募るとか。

北島:プロ化というところも、これからアマチュアスポーツにとっては重要になってくるかもしれないですね。

次回4月27日(土)のゲストも、北島さんです。

「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。



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4月20日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

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