8月はOfficial髭男dismが登場!Kiss FM KOBE 30周年記念企画「with Kiss」

2020年10月1日で開局30周年を迎えるKiss FM KOBEは、音楽の街・神戸のMUSIC STATION としてこれまで多くのミュージシャンとタッグを組み様々な企画を行ってきました。アニバーサリーイヤーとなる2020年は、「with Kiss」と題し、毎月アーティストとコラボレート企画を行っています。

8月の「with Kiss」は、Official髭男dism。2020年上半期の総合ソング・チャートBillboard JAPAN HOT 100では、 1位が「Pretender」、「I LOVE...」が2位を獲得。5位には「宿命」、7位に「イエスタデイ」と上半期チャートTOP10に同一アーティストの楽曲が4曲ランクイン という史上初の快挙。また、アーティスト総合においても1位を記録するなど、 様々なジャンルをルーツとした全世代から支持を集め続けているOfficial髭男 dism。8月5日には大型タイアップ曲3曲を収録したEP「HELLO EP」をリリース!

8月1日~8月31日の1ヵ月間、メンバー4人のメッセージをオンエア。また、サウンドクルー川田一輝とのインタビューを特別番組『Kiss FM KOBE 30th Anniversary Official髭男dism with Kiss』として8月12日(水)の『アットイーズ』内12時・13時・14時台でオンエア。メンバー4人のインタビューをたっぷりお届けします。

Kiss FM KOBEのサイトでは、直筆メッセージも掲載中!

特別番組『Kiss FM KOBE 30th Anniversary Official髭男dism with Kiss』
放送日:2020年8月12日(水)『アットイーズ』内12時・13時・14時台
ゲスト:Official髭男dism
サウンドクルー:川田一輝

Kiss FM KOBE 30th Anniversary Official髭男dism with Kiss
放送局:Kiss FM KOBE
放送日時:毎週水曜 11時30分~15時00分
出演者:Official髭男dism、川田一輝
番組ホームページ
公式Twitter

※該当回の聴取期間は終了しました。

「あんな歌5回も聞いたら悪夢になる」280万枚の大ヒット曲『帰って来たヨッパライ』秘話

4月26日の『大竹まことゴールデンラジオ』は大竹まことがお休み。ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとして一世を風靡し、現在は精神科医の、きたやまおさむさんをお招きし、著書『「むなしさ」の味わい方』について、青木理さん、金子勝さん、室井佑月さんの3人でお話を伺った。

青木「僕、きたやまさんのお名前はもちろん知ってるんですけど、金子さんは深夜放送のラジオで聞いたとか」

金子「『帰って来たヨッパライ』が、高校生の頃に深夜放送で流れてきて、もうびっくり仰天。こんなものがあんのかという感じで(笑)。これはフォークソングか?とか思いながら、すごい驚いた。そしたら『イムジン河』って歌が発禁になったんですよ。昔は、発禁なんてかっこいいんですよ。なんかこうビートルズとかあの世代が権力に抵抗してるみたいな。その後、サトウハチローさんが作詞した『悲しくてやりきれない』っていう歌がバーンと出て。『あの素晴らしい愛をもう一度』って知ってる人いる?」

室井「知ってる! (歌い出す)」

金子「あれが、きたやまおさむさんの作詞。(作曲した)加藤和彦、きたやまおさむっていうのは、日本のポールマッカートニー、ジョンレノンみたいな感じだった」

きたやま「(笑)いやいや、ちょっと買い被りすぎ」

室井「ええっ、金子先生より年上でいらっしゃるの?」

きたやま「年上ですね」

室井「うそー!」

青木「きたやまさんの経歴を拝見すると、医学部の大学在学中にザ・フォーク・クルセダーズに参加したので、もともとは医学の道を目指そうとしていたんですか?」

きたやま「まあ、もともとはね」

室井「医大生なんて忙しくないですか?」

きたやま「でも、名前を出すのは不遜なのかもしれないけれども、手塚治虫さんとか、西野バレエ団の西野皓三先生とか、北杜夫先生とか、みんな精神科医であったり、医者だったりしてるんですよね。だから、大学の管理がそんなに…あえて言うなら緩かった。学生運動で締め付けがひどくなるんだけど、僕たちはその前だったんよね」

室井「精神科の先生はものづくりに向いてますよね。病んでる人が多いですもんね」

きたやま「それは確かに。この「むなしさ」の本を書いたのは、やっぱり音楽活動からなんですね。例えば『帰って来たヨッパライ』は280万枚売れたというんです。でもそれってなんか、むなしいことだったんです」

室井「えーなんで?」

きたやま「やっぱり早回転で、口パクで合わせなきゃいけない。あんな歌、これやれって言われて5回も聞いたら、もう悪夢になってくるっていうかね。僕らはアマチュアだったから、あっちこっちで好きな歌を歌える状態だったのに、今度はこれ一曲をテレビ番組に出て歌わなきゃいけなくなった時に、もうみんながしらけていったのを覚えてるんですね。だから相当悩みましたよ。こんな口パクで、みんな喜んでくれるんだけれども、マスコミに関わってることそのものも「むなしく」なったんですよね。だから引退したんです。僕ら1年でやめてしまったんですよ。えらい長くご記憶に残っていますけど、でも「すごかった」って言われると、どんどん「むなしく」なってる。(笑)」

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