アイデアマンで仕事師という菅氏のもう1つの顔~自民党総裁選挙

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月9日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。8日に告示された自民党総裁選挙について解説した。

自民党総裁選の出陣式で壇上に上がる菅義偉官房長官=2020年9月8日午前、東京都千代田区 ©産経新聞社

自民党総裁選挙が告示

自民党総裁選挙は8日に告示され、石破元幹事長、菅官房長官、岸田政調会長の3人が立候補した。選挙は国会議員票394票と、都道府県連に3票ずつ割り振った地方票141票の合計535票で争われ、14日の両院議員総会で新しい総裁が決定する。

飯田)午前中に立候補の届け出が締め切られ、午後には所見表明の演説会、そして共同の記者会見が行われました。

高橋)皆さん、票読みをして国会議員票は菅さんだと言われています。地方票もドント方式で行えば、ほとんど国会議員票と比例は変わらないのです。そうすると、6割~7割は菅さんで決定ですよね。

自民党総裁選  自民党総裁選の共同記者会見の冒頭、写真撮影に応じる(右から)石破元幹事長、菅官房長官、岸田政調会長=2020年9月8日午後、東京・永田町の党本部 ©共同通信社

デジタル庁~アメリカから周回遅れの日本のデジタル環境

飯田)いろいろな政策が出ています。ラジオネーム“ひまり”さん、千葉市の方からメールをいただいています。「菅さんからデジタル庁という話が出ていますよね。岸田さんもデータ庁という話をしています。少し遅い気がしていますけれども、横断的なデジタル対策は必要だと思います。10万円の給付も、もう少し早く配り終わっていれば、経済効果も違ったように思えるのですが」というご意見です。

高橋)その通りですね。この番組でも言ったと思いますが、地方に委ねるのではなく、政府小切手を出すことがいちばん簡単なのです。

飯田)ポストに配ればいい、という話をされていましたね。

高橋)デジタルでうまくできないことを私は知っているので、そう言っていたのです。デジタルでできたら簡単ですよ。マイナンバーにして、それぞれの銀行口座とリンクすれば簡単にできます。

飯田)それがいちばんいい形ではあるけれど、現状でやるとなると……。

高橋)政府小切手の方が簡単です。アメリカではデジタルに移行する前は、政府小切手でやっていました。そういう意味では、日本は2周遅れか3周遅れなのですけれどね。

飯田)菅さんご自身は、デジタル庁の話もそうですし、厚生労働省の機構を変えるということや、不妊治療の保険適用の話も出ています。これは本格政権でないとできないことだと思いますが。

ペンス副大統領との会談などのため米国へ出発する菅義偉官房長官(中央)=2019年5月9日午前、成田空港 ©時事通信

アイデアマンで仕事師の菅氏

高橋)菅さんは、実はすごい仕事師なのですよ。役人が気付かないところにもよく気が付くのです。万景峰号の最初のときも。

飯田)万景峰号、北朝鮮の船ですね。

高橋)「入国させてはいけない」と菅さんは言うのですが、国交省の役人は、「もう開港しているので無理です」などと、言い訳をたくさんしました。しかし、「法律をつくったらどうか」と菅さんが言ったら、みんな黙ってしまった。

飯田)そのための法律をつくればいいではないか、と。

高橋)それで終わりですよ。アメリカに行って、そういうことを小耳に挟んだのでしょうね。

飯田)政治家は立法府の人間だから、法律をつくることも1つの武器ですよね。

高橋)決して調整型ではなく、アイデアマン、トップダウンなのです。本格的にやればすごいと思います。

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銀シャリ・鰻、4時間かけてもスピーカーの設定ができない業者に困惑「最初からベテラン呼んでくれ!」

お笑いコンビ・銀シャリの鰻和弘と橋本直がパーソナリティを務めるラジオ番組「銀シャリのほくほくマネーラジオ」(ニッポン放送・毎週日曜18時50分~ ※今回はネット局のみでのオンエア)が放送され、銀シャリの2人が、鰻の自宅にやってきた設置業者の“謎の対応”にツッコミを入れた。

番組冒頭から「聞いてほしいことがある」と切り出した鰻。先日37歳の誕生日を迎え、そのお祝いとして兄から部屋に設置するオーディオスピーカーをもらったという鰻。そのスピーカーには様々な機能がついていたため接続方法が分からず、やむを得ず機器の設置を請け負う業者に連絡して来てもらったという。

だが、通常は1回の来訪で完了するにも関わらず、この件での来訪は計3回にもなったという。この番組を収録している当日の午前中にようやく接続を終えたと語る鰻が、これまでの経緯を明かした。

鰻:1回目に来たのが、まず20代の新人みたいな人やってん

橋本:あ、(来訪した3回とも)全員違う人やったん?

鰻:そうやねん。で、20代の子が(接続を)見てて。2時間掛かってん、1回目な。それで、でけへんかったんや。で、その新人の人が、「違う者を呼びます」「申し訳ない」と。「お代は追加支払いなしで結構なんで」と

橋本:いや、当たり前やん、そんなの……

鰻:「違う者が来ますので、空いてる日にまたお願いします」って言われて、俺(日程を)出して。2回目は、ガタイのいい30代の人が来てんねん。「あーこれはこうなってますね」とか言いながら

橋本:おーいけそうやん

鰻:いけそうやったんやけど、また2時間ぐらい経って、「ちょっとまた別の者を……」って(笑)

橋本:専門業者として成り立ってないやん(笑) 4時間無駄やぞ?

鰻:「すいません、また空いてる日にちを教えてください」と。「(追加の)お代は結構なんで…」って

橋本:「(追加の)お代は結構なんで……」って言うな(笑)当たり前やん、そんなの

鰻:それで今日の午前中が3回目や。3回目はね、もう50代で角刈りの手ぬぐい巻いた“職人”って感じの人が来てんねんけど。……5分で終わった。初めからその人呼んでくれよ!と(笑) 徐々にレベル高い人来るのやめてくれへんかっていう(笑)

橋本:なんやったんやろな、前の2時間×2は…(笑)

来訪する“職人”のレベルを徐々に上げていく業者の対応に、頭を悩ませたという鰻。橋本も「せめて(新人とベテランで)一緒に来てほしいよな」「(複数人だと)密になるからアカンとかあるのかな?」など話しつついろいろと考えていたが、謎は深まるばかりだった。

 

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