Creepy Nuts『Mステ』単体デビュー決定で、しゃべる気満々の“レッド松永”をR-指定が警戒

9月15日(火)深夜、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nuts(クリーピーナッツ)がパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週火曜27時~28時30分)が放送。18日(金)21時から放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に、2回目の出演が決まったことを報告した。

Creepy Nutsは、9月4日に放送された「ミュージックステーション(Mステ)」に、俳優・菅田将暉とのコラボ楽曲『サントラ』で初出演したが、18日の放送は、Creepy Nuts単体として初めての出演。

ラジオの番組冒頭では、単体でのMステデビューを報告し、「ありがとうございます!」「ヒップホップ畑の人がミュージックステーションに出るっていうだけで一大事じゃないですか? こんなに短いスパンで、2週間後にもう1回出られるなんて……」と喜んだ2人。

しかし、前回のMステで、DJ松永が寿司を食べに行った話を長々としていたことから、R-指定が「Mステはトーク番組じゃないんですよ?」と忠告した。

DJ松永:うれしいですよ、ついに単体デビュー。

R-指定:単体デビューって……何のことかわからんですけど(笑)。でも、俺らだけでMステに出させていただくということでね。

DJ松永:先々週に3人で出て、俺がトークを失敗して、Rさんが歌詞を失敗して、菅田さんのみがノーミスでシンプルに成功。でも、3人中、ミスった2人だけで翌々週に出るってさ、Mステは何のチャレンジをしてるの? Mステ側が自分に負荷かけてる。超Mなの?(笑)

R-指定:超M(笑)……いや、それか、とどめを刺しに来ている可能性があるよな。

DJ松永:どういうこと?

R-指定:前回、トークを失敗して、歌詞も間違えて、“ちょっと調子に乗っているぞ”と。だから、早いスパンで2回目に呼んで、もっと恥をさらさせて、早いうちに心をポキッと折ってしまおう、という作戦かもしれない。早めにとどめを刺そう、っていう。

DJ松永:「あいつら、変な失敗しておもしろい! もう1回出して、もっと失敗させよう!」みたいな?

R-指定:そうそう。その可能性もある(笑)

DJ松永:でも俺は、前回の菅田将暉さんとミシュランの寿司を食べに行ったトークの続きができるから楽しみです。上・下巻の上巻分しかまだしゃべってないですからね。Mステのプロデューサーが「下巻が聞きたい!」って思ったのかもしれませんね。

R-指定:いや、それで呼ばれたんじゃないよ! 歌詞を間違ったり、トークを失敗したけど、パフォーマンスになんか勢いがあるんじゃないの? 熱いものを持ってるんじゃないの? っていうことで、またお声が掛かったと俺は思っている。

DJ松永:そうなのかな? だってさ、トークはまだまだあそこから広がりを見せるから……。

R-指定:Mステはトーク番組じゃないんですよ? 音楽番組!

DJ松永:俺はびっくりした。前回、アナウンサーが途中で止めに入ったでしょ? あれ、放送事故です。すいません(笑)

R-指定:違う、違う! ヤバい目をした勘違いミュージシャンがベラベラしゃべり出したから、真面目なアナウンサーが止めに入り、職務をまっとうしただけです。

DJ松永:いや、俺は「誰か! このアナウンサーからマイクを取り上げろ!」って思ったね(笑)

R-指定:ヤバい目をした、顔の赤い松永がしゃべり始めて、もう、“レッド松永”に入っていたから。幽霊も赤い色のやつが一番危ないっていうけど、もう、松永さんはその状態になっていたから! だから、アナウンサーさんが止めに入ったのよ。この子、長くしゃべりすぎや! って。

DJ松永:そういうことなの?

R-指定:“レッド松永”って知ってる?

DJ松永:知らないです。

R-指定:レッド松永は、スイッチがパチンって入った時の松永。声も大きくなって、しゃべるテンポも早くなって、周りの話を一切聞かない状態の松永がレッド松永。

DJ松永:あはははは(笑)

R-指定:たぶん、Mステのスタッフさんも「レッド松永入った」って裏で言っていたはず。

DJ松永:え、恥ずかしくてレッド松永になりそう(笑)。

ラジオのノリで、18日のMステでも寿司トークの続きをする、とは言ったが、そのあと「今週はちゃんと歌って、ちゃんと曲の話をする、ということでいいですか?」と考えを改めたDJ松永。「今週はカマすよ。シンプルにね」と宣言すると、続けてR-指定も「ちゃんと楽曲の力でカマしましょう」と意気込みを語った。

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「あんな歌5回も聞いたら悪夢になる」280万枚の大ヒット曲『帰って来たヨッパライ』秘話

4月26日の『大竹まことゴールデンラジオ』は大竹まことがお休み。ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとして一世を風靡し、現在は精神科医の、きたやまおさむさんをお招きし、著書『「むなしさ」の味わい方』について、青木理さん、金子勝さん、室井佑月さんの3人でお話を伺った。

青木「僕、きたやまさんのお名前はもちろん知ってるんですけど、金子さんは深夜放送のラジオで聞いたとか」

金子「『帰って来たヨッパライ』が、高校生の頃に深夜放送で流れてきて、もうびっくり仰天。こんなものがあんのかという感じで(笑)。これはフォークソングか?とか思いながら、すごい驚いた。そしたら『イムジン河』って歌が発禁になったんですよ。昔は、発禁なんてかっこいいんですよ。なんかこうビートルズとかあの世代が権力に抵抗してるみたいな。その後、サトウハチローさんが作詞した『悲しくてやりきれない』っていう歌がバーンと出て。『あの素晴らしい愛をもう一度』って知ってる人いる?」

室井「知ってる! (歌い出す)」

金子「あれが、きたやまおさむさんの作詞。(作曲した)加藤和彦、きたやまおさむっていうのは、日本のポールマッカートニー、ジョンレノンみたいな感じだった」

きたやま「(笑)いやいや、ちょっと買い被りすぎ」

室井「ええっ、金子先生より年上でいらっしゃるの?」

きたやま「年上ですね」

室井「うそー!」

青木「きたやまさんの経歴を拝見すると、医学部の大学在学中にザ・フォーク・クルセダーズに参加したので、もともとは医学の道を目指そうとしていたんですか?」

きたやま「まあ、もともとはね」

室井「医大生なんて忙しくないですか?」

きたやま「でも、名前を出すのは不遜なのかもしれないけれども、手塚治虫さんとか、西野バレエ団の西野皓三先生とか、北杜夫先生とか、みんな精神科医であったり、医者だったりしてるんですよね。だから、大学の管理がそんなに…あえて言うなら緩かった。学生運動で締め付けがひどくなるんだけど、僕たちはその前だったんよね」

室井「精神科の先生はものづくりに向いてますよね。病んでる人が多いですもんね」

きたやま「それは確かに。この「むなしさ」の本を書いたのは、やっぱり音楽活動からなんですね。例えば『帰って来たヨッパライ』は280万枚売れたというんです。でもそれってなんか、むなしいことだったんです」

室井「えーなんで?」

きたやま「やっぱり早回転で、口パクで合わせなきゃいけない。あんな歌、これやれって言われて5回も聞いたら、もう悪夢になってくるっていうかね。僕らはアマチュアだったから、あっちこっちで好きな歌を歌える状態だったのに、今度はこれ一曲をテレビ番組に出て歌わなきゃいけなくなった時に、もうみんながしらけていったのを覚えてるんですね。だから相当悩みましたよ。こんな口パクで、みんな喜んでくれるんだけれども、マスコミに関わってることそのものも「むなしく」なったんですよね。だから引退したんです。僕ら1年でやめてしまったんですよ。えらい長くご記憶に残っていますけど、でも「すごかった」って言われると、どんどん「むなしく」なってる。(笑)」

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