ボードゲームカフェもコロナで「困ってまんねん」!

カフェにあるボードゲームの一つ

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言に伴い、STAY HOME(自宅で過ごすこと)や不要不急の外出を控えることが求められる中、多くの企業・店舗が経営の危機にさらされていることは日々各メディアで報じられるとおりですが、個々の実態や実情はなかなか知られにくいものです。

ラジオ大阪では、主に地元企業や地元のお店の生の声やこの状況の中での工夫・努力を多くの方に届け、苦しさや希望を共有することで、新しい力が生まれることを願い、「困ってまんねん」というコーナーを開始しました。

第2回目の5月6日(水・祝)は、Hit&Hit!の水曜パーソナリティ 中西則善さんと大森くみこさんが聞き手となり、コロナの影響で大打撃を受けている全国のボードゲームカフェを応援する「ボドゲカフェ応援隊」の杉山かなさんにお電話でお話を伺いました。

ボドゲカフェ応援隊とは?

ボドゲというのは「ボードゲーム」のこと。

「人生ゲーム」や「オセロ」のように、盤があって、その上で駒やカードを置いたり、動かしたりして遊ぶゲームで、これができる「ボドゲカフェ」が、ここ数年、どんどんオープンされ、日本に今、400店舗ほどあるとか。

せっかく増えてきた「ボドゲカフェ」ですが、今、やはりコロナの影響で大打撃を受けています。

そんなお店を応援しようとがんばっておられるのが「ボドゲカフェ応援隊」の杉山かなさんです。

応援隊の設立きっかけは?

6~7年前に妹とボードゲームカフェに初めて行ったという会社員の杉山さんは、「お化けキャッチ」というゲームでお腹をかかえて笑ったり、じっくり考えたり。時間があっという間にすぎて、ボードゲームカフェの魅力にとりつかれたといいます。

しかし、長時間人と向き合い会話が発生する「ボードゲームカフェ」。ボードゲームが楽しく盛り上がれば皮肉にもそれが感染リスクにつながります。

苦渋の決断で休業されているお店を見るたびにとても心が痛くなっていたとおっしゃる杉山さん。

そんな時に飲食店では先払いチケットが注目されているニュースをみる機会があり、ボードゲームカフェでも導入してほしいと思い始めました。

調べてみると、ボードゲームカフェで先払いチケットを導入しているのは関東の一店舗のみでした。

そこで、賛同してくれたお友達の協力を得て、「ボドゲカフェ応援隊」のホームページを作り、全国のボードゲームカフェに先払いチケットの導入をよびかけ、このホームページから簡単にアクセスできるようにしました。

ボドゲカフェ応援隊、その応援システムは?

「ボドゲカフェ応援隊」のホームページで、前もって興味のあるボードゲームカフェのチケットを買っておいて、コロナウィルスの感染拡大が終息してから、行っていただくというわけです。

最後に杉山さんは、「楽しく素晴らしいボードゲームの魅力を教えてくれた業界の灯が途絶えることないよう、微力ならが自分にできることを取り組んでいきたいと思っています。本当に楽しいので、行ったことのある方も、まだないけど興味あるという方も、ぜひ一度、“ボドゲカフェ応援隊”のホームページを見て、よかったら先払いチケットを購入して、ボードゲームカフェを応援していただけると嬉しいです。」とおっしゃっていました。

全国のボードゲームカフェが、仲間とゲームに興じる人々の笑い声であふれる日が一日も早く戻って来ますように!

「ボドゲカフェ応援隊」HP

Hit&Hit!水曜日
放送局:OBCラジオ大阪
放送日時:毎週水曜 14時00分~16時55分
出演者:中西則善、大森くみこ
番組ホームページ
公式Twitter

※該当回の聴取期間は終了しました。

補欠選挙の結果を分析。「保守王国」と呼ばれる島根に変化が?

4月29日「長野智子アップデート」(文化放送)、午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは政治ジャーナリストの角谷浩一さんに、4月28日に行われた補欠選挙の結果を解説してもらった。この記事では島根1区に関する部分をピックアップする。

長野智子「選挙区ごとに分析などいただければと思います。まずは唯一の与野党対決となった島根1区です」

角谷浩一「亀井(亜紀子)さんは一度現職もやられていたので返り咲きということになりますが、島根が『保守王国』といわれますよね。1区はずっと細田(博之)前衆議院議長が地盤を守っていて」

長野「小選挙区制度の導入以降、ずーっと。勝ち続けた」

角谷「2区は、もう亡くなりましたけど竹下亘さんがずっと議席を持っていた。つまり保守王国というより、細田さんと竹下さんがずっとやっていたと。ある意味で当たり前だった。それがお二人ともご存命でなくなって、時代が変わってきて、新しい人が。それも自民党の人が引き継ぐものだと思っていたら、こんなことに、と。細田さんがお亡くなりになったための選挙ということで、自民党も候補者を立てました」

長野「はい」

角谷「ただ細田さんは(旧)統一教会との関係が取り沙汰されたり、じつはセクハラ問題というのがあったり。それに安倍派を細田さんはずっと守っていた、ということも。いま問題になっていることを全部抱えていた、みたいな問題があった。お亡くなりになったので自民党は候補者を立てたけど、そんなに簡単ではなかった、ということ」

長野「きちんと説明されないまま、亡くなられてしまったわけですね」

角谷「今回負けたけど、次はもう有権者は自民党に帰ってくる、という声も地元にはあるんだと思います。今回も県会議員がほとんど動かなかった、という話もありました。一方で世論調査、事前のいろんな調査ではかなり引き離されていて、亀井さんが強かった。でも(岸田文雄)総理は2度入ったんですね。最後の土曜にも入られると。総理が最後に入るのは、逆転できそうなとき、というのが不文律でした。数字の差が既にあるのに、総理は入った」

長野「はい」

角谷「これは岸田さんの独特なやり方というかな。突然、政倫審に出ると言う、派閥を解散すると言う……。岸田さんは誰かと相談して揉んで決めるというよりは、直感的に決められるんですね。島根1区は自民党が唯一出していたところだから、小渕(優子)選対委員長はずっと張り付いていました。国会開会中でしたけど、ずっと」

長野「はい」

角谷「岸田さんは2度も入った。茂木(敏充)幹事長は入らなかったんですね」

長野「それはなぜですか?」

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「岸田さんとの仲が微妙だという話も……」

角谷「ただ選挙に勝てば微妙どころか、戦うところで『茂木さん、よくやった』となりますよ。一生懸命、入らなかったというのは、幹事長自らが諦めていたんじゃないだろうか、とか。もっと言うと第一声。泉健太立憲民主党代表は、初日に島根で第一声、声を上げているんですね。ところが茂木さんは行かなかったと」

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