鈴村健一による司馬遼太郎・傑作短篇「若江堤の霧」の朗読スタート、番組はSEASON10に突入!
『川口技研 Presents 司馬遼太郎短篇傑作選』(ラジオ大阪・TBSラジオ 毎週土曜午後6時~6時30分放送)は、司馬遼太郎の遺した傑作短篇作品の朗読に、いま話題の人気声優が挑戦する番組です。
2012年10月から、ラジオ大阪とTBSラジオの2局で同時放送されているこの番組は、この10月から10年目に突入。今期も総勢8名の声優が1人1作品ずつ、計8作品の朗読に挑みます。10月2日(土)からの全7回にわたっては、「若江堤の霧」の朗読をお送りします。
今作品の朗読を担当するのは、鈴村健一(すずむら・けんいち)。「黒子のバスケ」(紫原敦役)、「銀魂」(沖田総悟役)、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(シン・アスカ役)、「宇宙戦艦ヤマト2199」(島大介役)などの人気アニメへの出演のほか、ラジオパーソナリティ、舞台プロデューサー、アーティストなど多方面で活動する、いま最も注目を集める声優のひとりです。
今回の作品朗読にあたり、感想等を聞きました。
○作品について
鈴村「今回の主人公木村重成。申し訳ありません・・・存じ上げておりませんでした・・・。しかし、聞けば聞くほど(読めば読むほど)その人生に引き込まれていきました。家康をやり込めるほどの美丈夫とはどんな姿だったのか。気になります」
○朗読して感じたこと
鈴村「とにかくたくさんの人名や地名が出てくるので大変でした(笑)。でも、司馬先生の文章からは明確なイメージが伝わってくるので、言葉は難しくても不思議と具体的に頭に描けるんですよね。過去と現在を繋いでくれる先生にはいつも尊敬します」
○リスナーへ
鈴村「今回も参加させてさせていただきました。あの時代の人達が生き生きと描かれています。時代を越えて誰かの人生を覗くことができるというのはとても素敵なことですね。ぜひお聴きください」
【「若江堤の霧」あらすじ】
物語の主人公は豊臣家の家臣、木村重成。舞台は大坂夏の陣。
豊臣秀頼の家宰、大野治長は大坂を防衛する決戦部隊を七個軍団に分けた。真田幸村ら家格と知行ある上将が配されるなか、そのひとりに据えられたのが若く無名の重成だった。
大坂城は既に城池が埋められ裸同然、野戦となった夏の陣。兜に空薫をして忍緒の端を切り不退転の覚悟で戦場を駆ける重成。幕府軍先鋒の藤堂高虎率いる軍勢右翼を撃退し、若江の地で井伊直孝率いる軍勢と対峙する。
敵軍の将、徳川家康をも唸らせ、22年間の短い生涯で不朽の名声を後世に遺した若者の生き様とは…。
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