Ediee Ironbunny ストリートライブ in 大阪 道頓堀 レポート

西暦2300年の未来からやってきたEdiee Ironbunnyによるストリートライブが、12月1日(土)に大阪は道頓堀のとんぼりウォークにて敢行された。

ロックとギターサウンドが絶滅の危機に瀕した300年後の未来から、なんとかロックの未来を変えるための使命を背負ってこの国へとやって来たサイボーグギタリストEdiee Ironbunny。11月20日、新宿にて初めてのストリートライブを行い、ダンサーを携えてのパフォーマンスがSNS上などで話題となったことも記憶に新しい。今回は新宿に続いて2度目のライブ、時間と場所は予めインターネット上で告知されていたこともあり、Eddieのプレイを間近で体感したいギター好き・ハードロックリスナー・早弾きやメタルロック好きはもちろん、サイボーグファンや特撮ファンもその姿を一目見ようと道頓堀へと集まった。

平成最後の師走、土曜、時刻は夕方の5時。大阪が冬の薄暮となる頃、人々で賑わう道頓堀にEdiee Ironbunnyと2名のダンサーが御堂筋から颯爽と登場。街に突然、7弦ギターを携えたサイボーグが現れる瞬間に居合わせた人々は、突如自分が映画かSFドラマの中に放り込まれたように感じたことだろう。街を行き交う人々が次々とスマートフォンを構え、E.Ironbunnyの姿を写真に収め始める。

大阪を訪れる観光客の誰もが写真撮影をすることでも有名なグリコ看板真正面のステージへと3人が歩いて到着し、いよいよE.Ironbunnyのストリートライブがスタート!1曲目、ダンサブルなオリジナル曲「Three Shots Thruster」ではダンサーを携え、Edieeのハイパーなギターフレーズを界隈に鳴り響かせる。みるみるうちに道行く人々の耳目を集めていくE.Ironbunny。ビートの勢いはそのままに、続くDEEP PURPLE「BURN」のカヴァーではギター早弾きテクニックの確かさをさらに見せつけていく。MCなどは一切挟むことなく、謎めいたままステージは進行していき、言語を用いらない分、ロックミュージックやギターテクニックの魅力がさらに引き立つ。やはりロックは、全世界で共通の言語として十分に認識されているのだ。

3曲目には今年の日本で誰もが歌い、踊ったDA PUMP「USA」のカバーで人々の表情をほころばせ、さらに続くマライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」では12月の幸福感をE.Ironbunny流に演出。5曲目にはEdieeのオリジナル曲「Number Eight」を披露し、ラストは再びダンサーも登場して集まった人々を最高潮に盛り上げた。道頓堀川にかかるえびす橋からも、国籍も年齢も関係なく多くの人々がこの突然のストリートライブの様子を動画や写真に収めていた。演奏中もEdieeのボディには道頓堀のネオンサインがきらびやかに反射して映し出され、サイバーパンク的な世界感とヘヴィメタルの超絶ギターテクが掛け合わさるという前代未聞の体験に、居合わせた人々は熱狂したに違いない。

6曲、約40分ほどのライブ後は、えびす橋周辺を練り歩き、つかの間の人々との接触を持ったE.Ironbunny。この日、オリジナルのステッカーをもらえた人々はラッキーだったといえるだろう。また、間近で見るEdieeのサイボーグとしての質感、特にそのロッカーの象徴としての長髪などは、華やかな街の中でも引けを取らない煌びやかさを放ち、この日、集まった人々を沸かせた。

今後は、12月14日に京都・平安神宮の正面に位置する岡崎公園、26日には東京・お台場でのストリートライブが決定している。国境を越えるフォトジェニックな場所での各ライブにも注目だ。なおかつこのロックユニット「IRONBUNNY」のさらなる飛躍を目指し、Edieeの楽曲を課題曲としたガールズボーカルオーディションもスタートしたばかりだ。E.Ironbunnyのハイパーロックサウンドを華やかに彩ってくれる存在としてのボーカル。「我こそは!」とこのロックサウンドに心揺さぶられた人は、是非挑戦してみてほしい。E.IronbunnyのTwitter / Instagram / Youtubeなど各SNSアカウントでは彼の演奏姿や楽曲制作風景などが随時更新されているので、今後のギタープレイヤーはもちろん、この動きが気になる人々はまずはフォローをオススメする。

(取材・文 / 鈴木絵美里)


■2018年12月1日 E.Ironbunny 大阪・とんぼりウォーク ライブセット
1. Three Shots Thruster / E.Ironbunny (ORIGINAL)
2. BURN / DEEP PURPLE (COVER)
3. USA / DA PUMP (COVER)
4. All I Want For Christmas Is You / Mariah Carey (COVER)
5. Number Eight / E.Ironbunny (ORIGINAL)
6. Three Shots Thruster / E.Ironbunny (ORIGINAL)

 

■大阪LIVE DIGEST動画
https://www.youtube.com/watch?v=XtCHr-ddrdY&t=19s

■Twitter
https://twitter.com/e_ironbunny

■Instagram
https://www.instagram.com/e_ironbunny/

■オフィシャルサイト
https://ironbunny.jp/

補欠選挙の結果を分析。「保守王国」と呼ばれる島根に変化が?

4月29日「長野智子アップデート」(文化放送)、午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは政治ジャーナリストの角谷浩一さんに、4月28日に行われた補欠選挙の結果を解説してもらった。この記事では島根1区に関する部分をピックアップする。

長野智子「選挙区ごとに分析などいただければと思います。まずは唯一の与野党対決となった島根1区です」

角谷浩一「亀井(亜紀子)さんは一度現職もやられていたので返り咲きということになりますが、島根が『保守王国』といわれますよね。1区はずっと細田(博之)前衆議院議長が地盤を守っていて」

長野「小選挙区制度の導入以降、ずーっと。勝ち続けた」

角谷「2区は、もう亡くなりましたけど竹下亘さんがずっと議席を持っていた。つまり保守王国というより、細田さんと竹下さんがずっとやっていたと。ある意味で当たり前だった。それがお二人ともご存命でなくなって、時代が変わってきて、新しい人が。それも自民党の人が引き継ぐものだと思っていたら、こんなことに、と。細田さんがお亡くなりになったための選挙ということで、自民党も候補者を立てました」

長野「はい」

角谷「ただ細田さんは(旧)統一教会との関係が取り沙汰されたり、じつはセクハラ問題というのがあったり。それに安倍派を細田さんはずっと守っていた、ということも。いま問題になっていることを全部抱えていた、みたいな問題があった。お亡くなりになったので自民党は候補者を立てたけど、そんなに簡単ではなかった、ということ」

長野「きちんと説明されないまま、亡くなられてしまったわけですね」

角谷「今回負けたけど、次はもう有権者は自民党に帰ってくる、という声も地元にはあるんだと思います。今回も県会議員がほとんど動かなかった、という話もありました。一方で世論調査、事前のいろんな調査ではかなり引き離されていて、亀井さんが強かった。でも(岸田文雄)総理は2度入ったんですね。最後の土曜にも入られると。総理が最後に入るのは、逆転できそうなとき、というのが不文律でした。数字の差が既にあるのに、総理は入った」

長野「はい」

角谷「これは岸田さんの独特なやり方というかな。突然、政倫審に出ると言う、派閥を解散すると言う……。岸田さんは誰かと相談して揉んで決めるというよりは、直感的に決められるんですね。島根1区は自民党が唯一出していたところだから、小渕(優子)選対委員長はずっと張り付いていました。国会開会中でしたけど、ずっと」

長野「はい」

角谷「岸田さんは2度も入った。茂木(敏充)幹事長は入らなかったんですね」

長野「それはなぜですか?」

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「岸田さんとの仲が微妙だという話も……」

角谷「ただ選挙に勝てば微妙どころか、戦うところで『茂木さん、よくやった』となりますよ。一生懸命、入らなかったというのは、幹事長自らが諦めていたんじゃないだろうか、とか。もっと言うと第一声。泉健太立憲民主党代表は、初日に島根で第一声、声を上げているんですね。ところが茂木さんは行かなかったと」

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