「誰と学ぶか」で違いが出る? 大人のビジネススクールが好調な要因とは

4月14日の「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)で「大人の学び」を特集。現在展開しているビジネススクールについてや、そこに通うことのメリットなどを西川あやの、中田花奈、入山章栄が語り合った。
西川あやの「学びと聞いてスタジオ部員のお2人はどんなイメージが?」

中田花奈「(最近だと)投資や麻雀の勉強はしましたね。投資は独学というか、始めてから『こうやるんだ』『こうなのかな』とか考えて。ネットで調べることが多かったです」

入山章栄「僕は一応『学者』なので、毎日何かしら学んでいると思っています。一方で早稲田大学大学院の教授でもあるんですけど、いま応募者が増えていまして。30代半ばの会社員の方たちが受けてくださっていて。いまこそ学び直さなきゃと思っていると感じます」

ストリートアカデミー株式会社が発表した「人気の大人の学びランキング2022」によれば、1位は「料理」、2位は「占い」、3位は「対人コミュニケーション」だという。

入山「1位の料理はわかります、僕もやりたい。3位の対人コミュニケーションって学ぶものなの(笑)? 2位の占いって、そんなに人気なんですか?」

中田「私はタロットやっているんです。自分のお店で来店ポイント貯まった人に占いをさせていただいて」

入山「なんで始めたんですか?」

中田「もともと行くのが好きでした。まだ乃木坂46にいるころ、まだ麻雀もそこまでしていなかったので、将来について占ってもらったんです。そうしたら『スピリチュアルなこと、占い師が向いている。タロットとか』と言われて。その足でタロットカードを買いに行きました」

入山「本当の占い師からからそう言われたんだから、才能あるってことですね」

西川「占いのスクールもあるということで。たとえばスプリチュアルマスターアカデミー。日本初のスピリチュアル専門学校で、講師は西川隆光先生。スピリチュアル道25年、個人鑑定3万人以上。学べるのはカードリーディングスキル、ヒーリングスキル、瞑想スキル、チャネリングスキル、魔法のスキル……」

入山「魔法のスキルってなんだ(笑)?」

西川「一方でキャリアを応援する学びの場も注目されています。女性のキャリアスクールSHElikes(シーライクス)。Webデザイン、Webマーケティング、ライティングなどを学べる、女性のためのキャリアスクール。1日15分から学べて、オンラインで受講ができると。卒業生の方に、未経験からデザイナーとなって半年で月収100万円に、という事例もあるようです」

入山「女性限定なんですね? よくわかるんです。周りの女性で新しい学びをしたい人は増えているんですけど、年輩の男性が多いと尻込みしてしまう。最初から女性だけにすると『受講生が女性しかいない』ということで入られる方がけっこういますね。僕の勤めているスクールにも女性は増えていて、産休のタイミングを活用される方も多いです」

西川「社会人になってから教育機関だったり社会人向けの講座だったりで学び直す『リカレント教育』も注目されています。矢野経済研究所の調べによると、2021年度のリカレント教育は前年度比7.1%増の467億円の市場規模があると。早稲田さんの勤めていらっしゃる早稲田大学ビジネススクールはどんなことが学べるんでしょう?」

入山「典型的な王道のビジネススクールで、MBAという経営学修士号が、2年間勉強して試験に通るともらえます、というところです。学べるのはビジネスの知識で、経営者になるために必要な財務指標の読み方、マーケティングのやり方……。でもそれより価値があると思っているのは人脈なんです。たとえばラジオ局に勤めているとラジオの人としか会わない。でもビジネススクールに来ると製造業、銀行員など、いろんな人が集まって議論がされる。その刺激と人脈が圧倒的に大きいですね」

さらにビジネススクールに通う人々の真剣さについて。

入山「『誰と学ぶか』が大事なんですよ。ビジネススクールには自分のお金で行くから『もとをとろう』とみんな真剣。先生も気が抜けない。真剣な人が集まるからこそ熱くて、お互い、いろんな学びになっているんですね」

タグ

実質賃金24カ月連続マイナスに怒り「あんな馬鹿な支援金はやめなさい!」

5月10日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)は、金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、国内宿泊料金の高騰について意見を交わした。

厚生労働省がきのう発表した3月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価の影響を考慮した働き手一人当たりの実質賃金3月分が前の年の同じ月よりも2.5%減り、2020年4月から24ヶ月連続のマイナスとなった。労働者が実際に受け取った名目賃金にあたる現金給与総額は0.6%増の30万1193円だった。一方、実質賃金の計算に使う3月の消費者物価指数は3.1%上がり、この物価上昇分を差し引いた実質賃金は2.5%減となった。

寺島アナ「内藤さん、これはどうご覧になりますか?」

内藤「物価が上がってすぐ(賃金が上がる)というわけにいかないので、タイムラグがあると思うんですが、ただ可処分所得が上がらないのは、森林環境税だとか、再エネ賦課金だとか、社会保険料が上がっているだとか、岸田さんは増税してないと庇う人はいますが『税』と名前がついていなくても結局国民負担は増えてるわけですよ。だから上がらないんでしょ。まずは一刻も早く再エネ賦課金をやめなさい」

寺島「そうなんですよね。給料は若干増えてるんだけど、それ以上に取られているということですから。あと物の値段も上がってね」

内藤「最近だと、子ども支援金なんて、あんな馬鹿ものやめなさいよ」

寺島「2026年度から始まると言われていますね」

内藤「そんなことをやったら、本当に働けど働けどで、とにかく減税しないと。もともと累進課税ですから単純に収入が上がれば税金は増えていきます。減税していかないと、どんどん増税してることと一緒です。だから少なくとも再エネ賦課金みたいなものはとっととやめる」

寺島「6月に所得税等々の減税が4万円ですか、ありますが、月にならすと3300円ぐらいですかね。それよりも物価は上がってるし、電気料金やガス代だって5月には補助金がなくなる。となったら、やはり実質賃金は下がるわな、と」

内藤「別に実質賃金が下がったのは企業の責任ではないですから、それは取り過ぎなんですよ。税収最高になったのは取りすぎっていう意味でしょう」

Facebook

ページトップへ