財津和夫、ビートルズのお宝グッズにさえ興味なし「だってお金がもったいない」
TULIP・財津和夫が、時には認知症予防について考えてみるRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。7月19日の放送では、「オークションへの興味」、「認知症の予防と曲の関係」、「俳句とAIやドーピング」、といった四方山話を繰り広げます。
お金が溢れるほどあれば・・・
1912年に沈没した豪華客船、といえばタイタニック号。このタイタニック号の生存者が着用していたという救命胴衣がイギリスでオークションに出品されました。
下田「いくらくらいになったと思います?」
財津「いくらくらいなんですか?」
下田「なんと67万ポンド。日本円で1億4000万円余りということで」
財津「うおー」
下田「やっぱり歴史的な価値があるんでしょうか。主催者によりますと 救命ボートに乗ることができた一等客船の乗客が着用していたもので、同じボートに乗っていた人々へのサインも記されているそうです。このオークションに1億4000万円も出すことができる人って誰なんだろうと思いますけれど、財津さんはオークションに興味をお持ちですか?」
財津「お金があればね。はい」
下田「何かたとえばビートルズで買いたいもの、これが出たら買いたいな、なんて思ったことありますか?」
財津「全くといっていいほどないですね、興味が。いろいろ、思い出深い品物にはみなさん興味があるっていうのはよくわかるんですよ。わかるんだけど…なんかどれも同じような気がする…」
下田「(笑)そうですね」
財津「おもしろみのない男なんですよ、本当に」
下田「いえいえ。モノを手中に収めるという欲はお持ちでないってことですね」
財津「お金があれば買い漁るかもしれませんけど…いや、お金がもったいないと思ってるんですね」
倹約家とケチは紙一重、ということなのでしょう。それにしても実に財津らしい答えです。
財津「溢れるほどお金を持ってるんだったら、もったいなくないから、『あれも買おう、これも買おう』、とりあえずコレクションというよりも、お客さんがきたときに、『これベーブ・ルースが打った、何号のホームランボールなんだよ』とか、見て楽しむことは別にいいかなと思うけど。いま、自分がそうしている姿を想像しましたけど、なんにもおもしろくなかったです。うーん、わかんない」
下田「逆にオークションに出すとしたら何か出せそうなものは?」
財津「出しませんよ。ボク(の持ち物)、なんの価値もないよ」
認知症予防には思い出の曲?!
「認知症予防には、思い出の曲を聴くと良い。思い出の曲は最後まで記憶に残り続け、聴くことで停滞していた脳の組織が活性化され、狙撃を受けて活発に動き出す、と聞いた」というお便りを紹介しました。
財津「なるほどねえ。いやいや、曲を聴くことで活性化するって初めて聞きました」
下田「ああー、でもよく高齢の方が童謡を聴きまして、幼い頃のことを思い出したりとか、そういうことはよく聞きますね」
財津「『狙撃をうける』ってことは、特定のピンポイント的なことに刺激を受けるんですよね」
下田「かも知れませんねえ」
財津「認知症を発症するような、ピンポイント的なところが、こうピュンと」
下田「ピュンと」
財津「ピコピコピコって」
下田「そう、記憶の海馬が活性化される」
財津「なるんでしょうね。たしかに、最近童謡を聴いたりすると、うっとりします」
下田「うっとりする」
財津「いやあ、年とったなぁ、私も。まだないでしょ?童謡聴いても」
下田「いや、サトウハチローさんの曲とか、シンプルじゃないですか。『しゃぼん玉』だったり、スズメの子(※タイトルは『かわいいかくれんぼ』)だったり、色々な歌で込み入った文章ではなくっても、情景が浮かぶというか。それは自分も体験したとか、誰に歌ってもらったとか、どんな時に聴いたかっていうのも、積み重なっていると思うんです。やっぱり童謡って素晴らしいなと思います」
財津「そうね」
下田「『赤とんぼ』だったり」(※三木露風作詞)
財津「そうねえ。いま、だんだん昔のことを思い出してきました、ええ。泣きそうになったらいけないんで、次いきましょう」
今日の一曲は、TULIP『再会の日』。再結成後、第2弾のアルバム『We believe in Magic Vol.2』(1997年発売)に収録されています。
「AI」も「ドーピング」も結果次第?!
俳句を楽しんでいるリスナーから、「最近はAIを利用した投稿が増え、審査の公平性が保てなくなり、コンテストや会を中止、または終了するところが出てきている」とのお便りをいただきました。
財津「なんだか皮肉な時代で…まあ、面白いって言っちゃうと怒られるんですけど、こうなることは、予期されてましたしね。いま何でもAIがやっちゃうから…この前ちらっと聞いたんですけど、オリンピックはいろんな規制があって、ドーピング禁止っていうのがありますよね」
下田「ええ、ええ」
財津「一方で、何をやってもいい、1秒で100m走れるような薬があったら、それを服用して競ってもいいよ、という競技会作ろうよと。もうできてるか、でき始めてる」
下田「もう、今年2026年5月に行われたと思います」(※)
(※アメリカ・ラスベガスで行われた、ドーピングOKの競技会「エンハンスト・ゲームズ」。)
財津「あ、本当ですか。なので、AIが作った句でもいいんじゃないですか?」
下田「うーん」
財津「いや、別に、作者を褒めるんじゃなくて、作品をみなさんが、いいね、って言えばいいことなわけであって。AIが作ったか、誰々さんが本当に作ったかはわかりませんが、この作品は最高ですねって、言えばいいんじゃないの?」
下田「うーん、そうですねえ。それは多分、作品至上主義というか、誰が作って、どんな人が作ろうとも、それが人間でも機械でも、作品そのものが優れていれば賞賛に値するっていうこと」
財津「と思いますねえ。それで、人間よりも、これ人間が作っちゃできないよねっていうのができたら、すごい。みんなで喜んだ方がいいんじゃない?」
下田「そうですねえ」
財津「AIが人間を襲ってきたらそれは困りますよ」
下田「うーん、確かにねえ」
財津「ねえ。でも、人間よりも素晴らしいことを人間のためにしてくれるんだったら、AIはすごくウェルカムだと思うけどね」
下田「そうですね。ここ難しいです、本当にそうですね。ただ、人は誰が作ったかに感動する部分もあるっていう」
財津「そうなんですよ。そこに、人情みたいなものが入って、ドロドロしているんです。それが色んな問題を起こすんですよ」
下田「なるほどねえ」
AIが作った作品をどう評価するのか。――財津は、最後に自身の考えをこう締めくくります。
財津「作品そのものだけを、抱きしめることができるようにならないといけないと思います、僕は」
皆さんは、どのように感じましたか。
次回7月26日の放送も、ホークス戦ナイター中継のため、13時15分(午後1時15分)からの放送に時間変更となります。
「曲のタイトルが分からない」という話題をお届けします。
- 財津和夫 虹の向こう側
- 放送局:RKBラジオ
- 放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
- 出演者:財津和夫、下田文代
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番組ホームページ
※放送情報は変更となる場合があります。
