財津和夫、アンコール公演の新企画をツアー開始前にちょっとだけ告白する

TULIP・財津和夫が、ときには(いやもう何度も?!)ビートルズの歌を初めて聞いた時の衝撃を語る『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。そして、今回は来週から始まるアンコール公演についての情報もちょっとだけお伝えします。

自分が作ったのに自分で聞いても気持ち悪い曲だらけ?!

数十年ぶり故郷へ戻ることになった、というリスナーからのお便りを紹介したあと、財津が故郷についての想いを語り始める。
「下田さんはふるさとが福岡だから、どこか別の場所で長く生活した事がないので今から僕の言う事がわからないと思いますが」と前置きをした後、「東京で50年間過ごして、ふるさとがガンガン迫ってくるんです。それでこの番組も(オファーがあった時に)『是非やらせてください!』とお願いしましたし、福岡に長くいたいなぁと思う今日この頃なんです」と、この番組も含めての、福岡への想いを正面から吐露する。
そして、お便りの最後の言葉「財津さんの歌が大切な宝物です」には、「そう言ってくれると嬉しい・・・でも本当に大丈夫ですか、僕の歌で。変な歌沢山ありますよ。今、自分で聞いても気持ち悪いなぁというような曲いっぱいありますからね」と茶化しているのか照れているのか、相変わらずおどけて見せる一面も。
 

最初の出会いは映画館

リスナーが送ってくれたアビーロードの写真に感激した財津。TULIPがレコーディングのため渡英し、アビーロードスタジオを訪れた時の思い出話が始まる。
「これがポールが弾いたピアノだな、これがジョンが座った便器だな(たぶんここはネタ話)、ここがリンゴが歩いた廊下だろうな、ジョージがここでタバコ吸ってたんだろうな」とスタジオ訪問時に想いを馳せたようで、今でもそれが良い思い出だと告げる。
財津とビートルズの出会いは、昨年11月に当番組で4週連続放送した『財津和夫、ビートルの邂逅ズを語る』の初回(2022年11月6日放送)でお伝えした通りだが、改めて今回の放送でも下田アナの質問に答えるように紹介する事に。友達に誘われ、当時高校生の財津が、福岡センターシネマで上映されていたビートルズの初主演作「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」を観に行ったのが最初の邂逅。
「イギリスなので、テイストが違う。ドタバタギャグではなく、クールな静かなブラックユーモアーが漂い、カルチャーショックを受けながら最後まで観た。音楽が頭にこびりついてしまって、映画館を出た後も音が頭の中で流れながら、どこからどこまで歩いたか覚えてないぐらい本当にショックを受けて、次の日からビートルズ!ビートルズ!ビートルズ!となってしまった」と今回もその時の興奮そのままに、一気に喋る。
実は、映画に誘われた時は行く気が無かったのだが、なぜ観る事になったのか、その理由も今回の話の中に含まれているのだが、その部分は放送を聞いてのお楽しみとしましょう。
今日の一曲は、ザ・ビートルズ「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」。1970年、イギリス版のアルバム「レット・イット・ビー」に初収録。

アンコール公演では、TULIPらしくない曲も準備

いよいよ来週の10月15日、TULIP50周年記念ツアーアンコール公演が、鳥取県米子市からスタートする。「今回、新しい試みってあるんでしょうか」と下田アナが質問すると・・・
「今回は追加公演なんで、割と自由にわがままやって僕が楽しもうと思ってるんですね。なので、こんな曲やってみようと浮かんだ曲があるんで(声を低くしながら)それをやってみようと。ちょっとTULIPらしくないですよ・・・だからやりたいんです」
財津本人からの「企んだ」かのような事前情報、アンコール公演に行かれる方は楽しみ倍増ですね。

いよいよ来週の10月15日、TULIP50周年記念ツアーアンコール公演が、鳥取県米子市からスタートする。「今回、新しい試みってあるんでしょうか」と下田アナが質問すると・・・
「今回は追加公演なんで、割と自由にわがままやって僕が楽しもうと思ってるんですね。なので、こんな曲やってみようと浮かんだ曲があるんで(声を低くしながら)それをやってみようと。ちょっとTULIPらしくないですよ・・・だからやりたいんです」
財津本人からの「企んだ」かのような事前情報、アンコール公演に行かれる方は楽しみ倍増ですね。

次回10月15日の放送は、クライマックスシリーズ中継のため14時(午後2時)からに変更となります。放送直後の次回予告の内容と異なりますが、どうぞご注意・ご了承ください。
財津爺さんが得意と自称する「ダジャレ」と「おやじギャグ」についてのお話をお送りします。

グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
出演者:財津和夫、下田文代
番組ホームページ

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

【衝撃】ジェネリック医薬品の4割で製造過程に不備……その要因と改善策は?

政策アナリストの石川和男が12月14日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。11月21日、業界団体の調査でジェネリック医薬品の約4割で製造販売承認書と異なる製造があったとの結果が明らかになったことについて専門家と議論した。

医薬品

日本製薬団体連合会(日薬連)は11月21日までに、ジェネリック医薬品を扱う全172社が実施した製造実態に関する自主点検の結果を公表。8734品目中、4割を超える3796品目で製造販売承認書と異なる製造があったことが判明した。日薬連は厚生労働省の会議で速報値として報告し「品質や安全性に影響はない」としたが、会議構成員からは「衝撃的な数字だ」として再発防止を強く求める声が上がった。

処方薬全体の約8割(金額ベース)を占めるジェネリック医薬品を巡っては品質不正が相次いで発覚し、2021年以降、小林化工(福井県)や日医工(富山県)など21社が業務停止などの行政処分を受けており、医薬品の供給不足の一因ともなっている。

これらの背景について番組にゲスト出演した神奈川県立保健福祉大学シニアフォローで一般社団法人医薬政策企画 P-Cubed代表理事の坂巻弘之氏は「理由は色々あるが、一例として国がジェネリック医薬品の使用促進を訴えてきた背景がある。(ジェネリック医薬品を)今まで年間10万錠作っていた会社が、1000万錠作らなきゃいけないとスケールアップする時に、(製造販売承認書に従った)今までと作り方を変えてしまう会社があった」と指摘。

一方で「日本の基準は厳しすぎる部分がある」とも述べ、「例えば薬を製造するタンクに原料を入れていく際、一度にまとめて入れるのか、少しずつ分けて入れるのかが製造販売承認書には書かれている。今回の調査結果でも、そういった部分で誤りがあった事例が見られたが、薬の専門家から見れば薬の有効性には影響しないよねということがある」と言及。「(原材料を)どのくらい分けて入れるのかなどは、アメリカやヨーロッパでは基準に入れていない」として、日本の製薬基準が厳しすぎる点を明かした。また、「日本の規制が厳しすぎて、外資系企業のなかには実質的に日本から撤退する会社も結構出てきている」とも語った。

その上で、直近でも医療現場が必要とする薬の約2割が供給されていない問題の解決策として「いろんな要因が絡んでいるが、例えば海外の状況を見ると人体に対する影響がどのくらいあるのか。元々届け出た手順書(製造販売承認書)と実際には異なった工程で作っていたとしても、人体に対する影響を評価した上で安定供給の方を優先するというような意思決定の仕方もある」と指摘。

さらに「現実に供給不足を起こしている多くの薬は値段が安いもの。そのあたりのデータもきちんと見て、安いものに関しては採算が取れるように、あるいは増産するインセンティブになるような価格政策を国がとっていくべき」とも述べた。

石川は「国には価格と供給安定、両方のバランスが取れた政策をやってもらいたい。規制の合理化や、ルールの見直しなどを進めてもらいたい」と注文をつけた。

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