松本隆と売野雅勇、康珍化、秋元康…「80年代を創り出した好敵手たち」の曲を深掘りトーク

アイドルに囲まれご満悦の松崎真人 ©STVラジオ

シンガーソングライターで"選曲家"の松崎真人が、日本の曲・日本語の曲を中心に"厳選かけ流し"(イントロからアウトロまでノーカット)でお届けするSTVラジオ『MUSIC☆J』。真夏にお届けした特別企画「日本語ロックの8人」の続編と言うべき「日本語ロックの8人・補講」をお送りしていますが、9月11日(土)は満を持しての"講義"です。

「松本隆と80’sの好敵手(ライバル)たち 〜売野雅勇・康珍化・秋元康 etc.」 

'80年代の日本の歌謡界、音楽界を席巻したのが松本隆と筒美京平のゴールデンコンビ。(このコールデンコンビ誕生の逸話は8月14日のOAで触れています)。その作詞を担った松本隆と、同じ時代に同じように歌謡界で切磋琢磨した作詞家たちの作品を軸に、80年代の音楽シーンを深掘りします。

壮大な音楽考察になりそうですが、松崎真人がすでに手にして満面の笑みを湛えているのは、'80年代にときめいたアイドルのレコードではありませんか!(ジャケット写真で誰のどの曲かが判る人は少なくないのでは…)。

こうしたアイドルにこそ、最高の詞を提供し、新しい日本の音楽シーンを創ろうと考え、挑んでいたのが松本隆であり、野雅男であり、康珍化であり、秋元康であり…という講義となるのかどうか。「補講」の中でも、松崎&スタッフが最も渾身の力を込めて挑むであろう「日本語ロックの8人・補講~松本隆と80’sの好敵手(ライバル)たち 〜売野雅男・康珍化・秋元康 etc.」をお楽しみに。 

<日本語ロックの8人・補講 ライナップ>
8/28(土)森高千里 〜「阿久悠的なるもの」へのアンチテーゼ「ブログ詞」の誕生
9/  4(土)矢沢永吉 〜時代に合わせ作詞家を選ぶ感性の確かさ

9/11(土)松本隆と80’sの好敵手(ライバル)たち 〜売野雅勇・康珍化・秋元康 etc.
9/18(土)リクエスト企画「松本隆の作詞によるB面曲、アルバム曲」特集
9/25(土)リクエスト総棚ざらえ

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矢沢永吉「時代に合わせ作詞家を選ぶ感性の確かさ」

<松崎真人の編集後記>
M28「A DAY / 矢沢永吉」。
作詞の西岡恭蔵はボブ・ディランを入り口にアメリカのルーツミュージックを「歌詞」の面で深く噛み砕いた人なのだと思う。カントリーからブルースまで。過度に風俗的に流れず、小道具に頼らず、普遍的な人の哀歓を歌う。簡潔な言葉はロックンロールの「間」を聴かせる矢沢サウンドにピッタリ。もし生きていたら、2021年の矢沢にどんな詞を提供していただろうか。やっぱりほろ苦いブルースかな。(松崎真人)

<9月4日のプレイリスト>
M01「朝日のあたる道/オリジナル・ラヴ」
M02「陽の当たる大通り/PIZZICATO FIVE」
M03「とっておきの君/竹本孝之」
M04「恋の呪文はスキトキメキトキス/伊藤さやか」
M05「太陽がくれた季節/青い三角定規」
M06「ロマンス/GARO」
M07「遠くで汽笛を聞きながら/アリス」
M08「夏が終わる/スピッツ」
M09「時に愛は/松本伊代」
M10「時に愛は/オフコース」

M11「今夜月の見える丘に/B’z」
M12「君がいるだけで/米米CLUB」
M13「LOVE LOVE LOVE/DREAMS COME TRUE」
M14「白いブランコ/ビリー・バンバン」
M15「恋をしようよジェニー/ザ・カーナビーツ」
M16「美しすぎた夏/ザ・ワイルドワンズ」
M17「未来/岩崎宏美」
M18「バス通り/甲斐バンド」
M19「The Light feat.後藤正文/滅火器(FIRE EX.)」
M20「勇気があれば/西城秀樹」

M21「ファンキー・モンキー・ベイビー/キャロル」
M22「ライフ・イズ・ヴェイン/矢沢永吉」
M23「トラベリン・バス/矢沢永吉」
M24「街行き村行き/西岡恭蔵」(LIVE ver.)
M25「チャイナタウン/矢沢永吉」
M26「共犯者/矢沢永吉」
M27「SOMEBODY‘S NIGHT/矢沢永吉」
M28「A DAY/矢沢永吉」
M29「ダニー・ボーイ/ジェリー藤尾」(LIVE @1981年11月4日有楽町読売ホール)
M30「セプテンバー・バレンタイン/佐々木幸男」

STVラジオ『MUSIC☆J』~特別企画・日本語ロックの8人補講~(毎週土曜 18:00~21:00)

MUSIC☆J
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週土曜 18時00分~21時00分
出演者:松崎真人(まつざき・まこと):シンガーソングライター・選曲家(北海道出身)
番組ホームページ

70年代~90年代の日本のポップス・日本語のポップスを中心に"厳選かけ流し"でお届け。パーソナリティは、北海道出身のシンガーソングライター・松崎真人。音楽への深い造詣と知識に裏打ちされた含蓄あるトーク、選曲の幅広さでリスナーの支持を全国に広げている。松崎の"微妙な滑舌"も病みつきになるかも。(ナイターオフ期は、火~金19:00からで、広島・RCCラジオでも同時ネット)。

※該当回の聴取期間は終了しました。

佐久間大介、長谷川育美の歌唱のルーツに驚き! 佐久間「7時間カラオケで歌い続けるって!」

5月4日放送の『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送)は、ゲストに声優の長谷川育美が登場し、『ぼっち・ざ・ろっく!』の結束バンドにてボーカルを務めることが多い長谷川の歌唱のルーツに迫った。

佐久間「すごいっすね。アニサマの尺ぐらいですよ」-

長谷川育美はアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の喜多郁代役、『ウマ娘 プリティーダービー』のミホノブルボン役、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の松山空音役など、多くの作品で印象的なキャラクターの声を担当しているほか、『ぼっち・ざ・ろっく!』では、作中のバンド「結束バンド」が大きな話題となり、第18回声優アワードで歌唱賞を受賞した。

佐久間「『ぼっち・ざ・ろっく!』だったり、あと音楽面について、お聞きしていこうかなと思うんですけど、第18回声優アワードにて歌唱賞を受賞したじゃないですか?」

長谷川「ありがたいです本当に」

佐久間「キャラクターソングとしてってことなんですけど、歌はめちゃめちゃ、特に『ぼっち・ざ・ろっく!』を聞いて歌うまいなあ!ってすげえ思ってるんですけど、習ってたりしてたんですか?元々」

長谷川「いや全然習ったことはないです」

佐久間「習ってない!?」

長谷川「(笑)。はい」

佐久間「え?才能のかたまり!?」

長谷川「いやいやいやいや。ただもう歌うことはずっと好きでした。昔から」

佐久間「あ、昔から好きで。どういうあれですか?何か出てたりとか」

長谷川「いや、ただカラオケ。カラオケ大好きなただの人(笑)」

佐久間「(笑)。地元の人だ」

長谷川「本当ずっと近所のカラオケに週末は行くみたいな」

佐久間「カラオケで歌ってたら、いつのまにかみたいな…」

長谷川「そうです。ただ歌ってただけで」

佐久間「ただ歌っただけでそれはすごい。才能なんすよ。そういうの」

長谷川「いやいやいやいや」

佐久間「友達と一緒にみたいな」

長谷川「友達と一緒の時もありますし、ヒトカラが大好きで。オープンから行って」

佐久間「オープンから行くんですか?」

長谷川「オープンから行って、ずっと、間も開かないように歌いながらも曲を入れ続け、7時間ぐらい歌って」

佐久間「(笑)」

長谷川「そろそろちょっと声枯れてきたなって思ったら、帰ろうみたいな」

佐久間「いやいやいやいや。おかしいおかしい。7時間カラオケで歌い続けるって!」

長谷川「歌い続けてました」

佐久間「すごいっすね。アニサマの尺ぐらいですよ」

長谷川「(笑)。1人アニサマ」

佐久間「えぐいっすね」

長谷川「そうなんですよ。それを結構日常的にやっていて」

佐久間「マジで日常から訓練ですよねそうなると」

長谷川「そうですね。無意識に訓練されてたみたいな感じなんですかね」

佐久間「でも、やっぱり歌が好きってだけでも、やっぱり歌い方とかでこの人の出し方いいなあとかあったりするじゃないですか?それを見つけられたってことですよね。教えてもらうとかなく」

長谷川「ああ、そうですね。もう自分でやって。でも、この『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品でボーカルの役をやらせていただいて、実際そのロックとかも初めて歌う感じだったので、結構『ぼっち・ざ・ろっく!』の歌い方に関しては、本当に現場でいろいろディレクションいただきながら、どんどんそれが今染み付いていってる感じですね」

佐久間「すごいですね。だって、やっぱり最初に『ぼっち・ざ・ろっく!』見て、喜多ちゃんが歌った時に、他の作品だと歌唱パートだけ違うアーティストさんがあてることもあるじゃないですか?」

長谷川「ありますね」

佐久間「一瞬そうなのかなって思うぐらい、うまっ!ってなった」

長谷川「うれしいです。確かに、オープニングの「青春コンブレックス」に関しては、一話から流れてるじゃないですか?一話には全然、あまり出てない」

佐久間「そうそう!」

長谷川「本当に一言二言」

佐久間「オープニングの人が歌ってるんだと思った」

長谷川「だから、皆さんは多分全然わからない人が歌ってる感覚だったと思います」

佐久間「すごいなと思って。安定感がもうここにあったというか」

長谷川「うれしいです」

佐久間「カラオケではどういう系の曲歌ってたんですか?」

長谷川「その当時多分はまってるアニメとかの歌だったんですけど」

佐久間「アニメ好きなんですね」

長谷川「アニメ好きです。それこそ、ロック系でいうと「God knows…」」

佐久間「(笑)。もうアニオタが絶対通る登竜門のやつ」

長谷川「はい。あれはもう18番というか、あれはカラオケで歌うとアニメ映像が流れるじゃないですか。で、ハルヒの口がちゃんと歌ってる口だから、めちゃめちゃ気持ちいいんですよ」

佐久間「(笑)」

長谷川「表情に合わせてみたいな」

佐久間「確かに、俺も、俺ですらやっぱカラオケで「God knows…」歌いますよ」

長谷川「そうですよね」

佐久間「やっぱ女性キーだからめっちゃ高いけど、頑張って歌うみたいな」

長谷川「そうそう。それは歌ってましたね」

佐久間「確かにそうですね。あれこそ本当にもうバンドでアニソンにあそこまで力込めて、アニメーションもついてるってのもなかなかない時代だったと思うので」

長谷川「本当に本当に」

佐久間「だからすごいなと思って。アーティストデビューもされてないじゃないですか」

長谷川「ないですね」

佐久間「で、この歌唱力?ってなって。だから僕の中で、それに近いなって思ったのがやっぱり日笠陽子さんも当時、アーティストレビューも後々されましたけど、全然されてない時から歌うまっ!この声優さんみたいな」

長谷川「本当にもう、「Don’t say “lazy”」とかめっちゃ歌ってました」

佐久間「やばいっすよね。やっぱり」

長谷川「いいですよね」 

佐久間「その時の衝撃みたいな感じだったんですよ。長谷川さんが」

長谷川「ああ、嬉しいです。私もやっぱり『けいおん!』は通ってきてるので、やっぱきららのバンドものっていうのが」

佐久間「ああそうか。同じきららだ」

長谷川「うわ~!って。私の当時のオタク仲間の子も、「長谷川きららのバンドものやるの」みたいな」

佐久間「すごいですよね。でもやっぱり、『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』で同じバンドだとしても何が違うかなと思った時に、意外と『けいおん!』は陽のバンドだなって」

長谷川「そうですね。だし、やっぱり軽音部っていう感じで、学校の活動の感じがあって」

佐久間「たしかにたしかに。やっぱり陰の部分がしっかりあるのが『ぼっち・ざ・ろっく!』で」

長谷川「そうですね」

佐久間「いろいろな曲の歌詞の中をちゃんと見るとしっかりと暗い部分があるじゃないですか?」

長谷川「そうなんですよ」

佐久間「あれがやっぱり作品の中で、ぼっちちゃんが作詞してるところにつながってるんだなと思って」

長谷川「そうなんですよね。だから本当に音楽チームも、最初歌詞を送ってもらって「後藤はちょっとこんな感じのこと言わないかもしれない」みたいなやりとりをしているみたいで」

佐久間「へ~」

長谷川「しっかりみんなが後藤ひとり像をもって、作ってるんですよ」

佐久間「うわすげぇ!その愛情は胸アツですね!」

長谷川「だから、歌詞書いてる人が曲によって違うわけじゃないですか。でもちゃんと後藤ひとりの歌詞に思えるから、プロってすごいなあと思います」

ほかにも、長谷川が演じたキャラについての話や結束バンドのライブについての話も語ってくれた。そちらについては是非タイムフリーで。

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